サーバーとは
サーバーとはデータや情報などのコンテンツを提供するコンピューターのこと。
対義語はクライアント
提供するというサーバーに対して、「要求する存在」をクライアントと言う。サーバーに対してコンテンツを要求し受け取る側をまとめてクライアントと呼ぶ。
#サーバーの具体例
サーバーには様々な種類が存在する
- DNSサーバー
- ウェブサーバー
- メールサーバー
- ファイルサーバー
サーバーにとって重要なこと
サーバーは多くの人にコンテンツを提供しているので、同時に多くの要求を受けることもある。
障害が起きれば、影響範囲が広いのも特徴。例えばウェブサーバーに障害が起きると、多くの人がウェブサイトを見れなくなってしまう。
よって、
- 同時に多くのクライアントから要求があっても稼働できること
- 24時間365日、稼働し続けられること
- データの保護やバックアップがしっかりしていること
サーバーとなるコンピュータは安定性や耐久性が高まること、セキュリティやバックアップ体制・仕組みが構築されていることは必要
普通のコンピューターとサーバーコンピューターの違い
どちらもCPUやメモリ、HDDなどから構成されている点は同じ
しかし、用途が違うためハードウェアに求められる特徴も異なる
サーバーは同時に多くの人がアクセスするので、同時に大量のアクセスを捌けるサーバー用のCPUが用いられることが多い。
災害や外部からの衝撃にも耐えられるように強固な箱が求められる
また部品も耐久性が高いものが好ましい。
「冗長化」というバックアップを備えた電源や、データを分散することで速やかなリカバリーを可能にするRAID機能も必要になる
物理サーバーと仮想サーバー
物理サーバー
- 専用サーバー(ベアメタルサーバー)
一台の物理サーバーを自社だけで使うこと - レンタルサーバー(共有サーバー)
一台の物理サーバーを複数名でシェアをして使う
仮想サーバー
- VPS(Virtual Private Server)
1台のサーバーをシェアするものの、仮想技術を使って複数のOSを動かし「それぞれのための環境」を構築する - クラウド(IaaS)
VPSが1台の物理サーバー上に複数の「それぞれのための環境」を用意しているのに対し、クラウドは複数台の物理サーバーの「それぞれのための環境」を構築しています。そのため必要な分のCPUやメモリを自由に追加できるという特徴がある