はじめに
取得してからだいぶ経っていますが、Google Cloud認定資格の中ではかなり毛色が異なり受験対策も難しいProfessional Google Workspace Administratorについて受験対策の参考になると思い要点をまとめてみました。
ただし、本記事を読んだだけで合格できる、ということを保証するものではありませんので、ご了承ください。
もくじ
- Professional Google Workspace Administratorについて
- 要点
- 勉強法
- まとめ
Professional Google Workspace Administratorについて
本資格ではGoogle Workspaceでユーザーのポリシー設定したり、データアクセスを制御したりといったGoogle Workspaceを管理するのに必要な知識が問われます。問題は50~60問の選択式であり、試験時間は2時間、受験費用は$200 (税別) です。
試験ページでは、以下のことが評価されるとあります。
- オブジェクトの管理
- データのアクセスと認証
- サービスの構成
- ビジネス イニシアチブのサポート
- トラブルシューティング
体感的に、トラブルシューティングに関する問題が多かったような気がします…。
Professional Google Workspace Administratorの試験ガイドには試験に出題される可能性があるトピックについて記載があります。全て知りたい方は試験ガイドのリンクに飛んでいただきたいですが、ここでは主に重要だと思われるトピックについてピックアップしました。
重要トピック
- アカウントのプロビジョニング
- ユーザー属性の編集
- 管理者ロール
- Googel Cloud Directory Sync (GCDS)
- Organization Unit (OU:組織部門)
- Google Meet Hardware
- IAM
- Cloud Data Loss Prevention (DLP)
- メール送信保護
- デバイスのポリシー設定
- SAML
- Google Vault
要点
ここではProfessional Google Workspace Administratorでよく出題されるサービス・キーワードを紹介します。Google Workspaceには各サービスごとに明確な公式ドキュメントが用意されている分けではなく、Google Workspaceのヘルプセンター (一般的なQAみたいなもの) に資料がまとまっています。そのため、本記事でもそのヘルプセンターのリンクを貼っています。
また、この試験合格にあたっては実際にコンソールを触ってどのような構造になっているかを知っておくことも重要なので、無料期間を利用して実際にGoogle Workspaceを触ることをお勧めします。目的の動作を行うためにコンソールでどう操作するか、といった問題も出題されたので…
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Organization Unit (OU:組織部門)
組織を構造化するための機能です。国ごとにOUを設定したり、部門ごとに子OUを配置して、組織構造化したりできます。 -
Google Cloud Directory Sync
GoogleアカウントのデータをMicrosoft Active DirectoryやLDAPサーバと同期できます。 -
Data Loss Prevention (DLP)
ユーザーが組織外の相手と共有できるファイルのコンテンツを管理することができます。DLPを使用することで、ユーザーが共有できるコンテンツを管理者が指定することができるため、機密情報の意図せぬ漏洩を防ぐことができます。 -
Google Meet Hardware
Google Meetでリモート会議するときに使用できるGoogle Meetのハード製品です。どんなことができるのかをリンクから押さえておきましょう。 -
Google Vault
Google Workspaceの情報ガバナンスと電子情報開示のためのツールです。Google Vaultを使用するとユーザーのGoogle Workspaceデータの保持、記録保持、検索などが行えます。
以上が、試験によく出題されるGoogle Workspaceのサービス・キーワードです。そのほかに以下のような用語について一般的な知識が問われることもあるので、インターネットで調べておきましょう。
メール保護関連
- SPF (Sender Plicy Framework)
- DMARC (Domain-based Message Authentication, Reporting,and Conformance)
- MTA-STS(Mail Transfer Agent Strict Transport Security)
- DKIM (DomainKeys Identified Mail)
サインイン関連
- SSO (Single Sign On)
- SAML (Security Assertion Markup Language)
- Multi-IDP
勉強法
私が勉強した方法を一例として紹介します。
問題集について、上記のUdemyでは問題数が少ない・日本語がおかしいことがあるので、英語でも問題ない人は海外サイトから英語版の試験問題を行っても良いと思います。
まとめ
以上がProfessional Google Workspace Administrator合格に向けた要点です。この内容がこれからProfessional Google Workspace Administratorを目指される方の参考になれば幸いです。
また、私が別で書いたGoogle Cloud認定資格11種の難易度などについての記事もございますので、こちらも参照ください。