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企業主催の技術カンファレンスをハイブリッド開催して思ったこと

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こちらは 技術広報 Advent Calendar 2022 の8日目の記事になります。

はじめに

こんにちは。 @yutaka_sashima です。普段はグリーで技術広報を担当しています(と思われています)。

いきなり歯切れの悪い自己紹介になっちゃってますが、実際問題グリーには技術広報という職種はありません。
でもなんとなく外の人からそれって技術広報じゃんと言われることが多いので、きっとそういうことなんだろうと思いこちらのアドベントカレンダーに参戦させていただきました!

技術広報が取り扱うトピックはかなり振れ幅が大きいので、ここでは企業主催の技術カンファレンスにフォーカスしてみたいと思います。

(、、、とは言えここにフォーカスして読者のみなさまの役に立つのかどうか不安だったので、ChatGPTに聞いてみました。)
スクリーンショット 2022-12-07 22.54.25.png
微妙。。でもこのトピックでいきます!

企業が技術カンファレンスをやる意義

そもそも企業がなぜ技術カンファレンスをやるのか、というこのテーマだけでも企業の数だけ答えがあるように思われますが、とはいえ企業がどんな技術チャレンジをしていて、どんなエンジニアが活躍していて、と言ったあたりを知ってもらいたいという目的はある程度共通してるんじゃないかと思います。

もう一歩踏み込むと、 どんな技術チャレンジをしていて、とか 今も あの技術を使っていて、とか こんなエンジニアが活躍していて、といった感じで、 の状態を知ってもらいたい、もっと言うと の情報でみなさんの認識をアップデートしたい、というのがあるんじゃないかと思います。

実は今グリーはグループ化されてまして、それぞれの事業ごとに子会社があったりしていて、かつ事業もSNSだけじゃなくてゲームだったりメタバースだったりとかなり広範囲にわたっています。

本記事で取り扱う「企業主催の技術カンファレンス」とは、正確には「グループ企業を束ねた技術カンファレンス」となりますし、当然ながら全てのグループの を知ってもらいたいというのが主催者のモチベーションになっています。

なんですが、これはグループ企業に限らず、たとえ単一企業であったとしても、クライアントエンジニアがインフラのセッションを聞いて思いもよらぬ有益な情報を得る可能性というのは十分にあって、これこそが企業主催の技術カンファレンスの醍醐味だと思ったりしています。

パッケージの概念がなくなりバラ売りされる時代

話が逸れてしまうのですが、お笑いライブがオンライン化されたことによって売れる芸人は劇場の何倍もの規模で視聴される一方で、売れない芸人はとことん売れなくなったみたいです。(ちゃんとしたことはググってみてください)

これって、劇場にはまだ見ぬ芸人に出会うチャンスがあったけど、オンライン化でなくなってしまったということを意味していて、つまるところ劇場は一つのパッケージになっていたが、それがバラ売りになってしまった、ということだそうです。

よくよく考えると音楽もそうでしたね。CDというパッケージで10曲ぐらいまとめて販売していたからこそ、まだ見ぬ曲に出会えていたけど、ストリーミングでバラ売りされるようになったことで出会うチャンスがなくなりました。(逆にストリーミングだからこそ出会える曲も格段に増えてるんですけどね。どうでもいい話ですが、Netflixのザ・プレイリストはめちゃめちゃ面白いので年末に一気見されることを強くお勧めしますw)

企業主催の技術カンファレンスも、主催する側としては一つのパッケージとして作っていますが、オンライン化するとセッションのバラ売りになってしまうし、でも一方で視聴者はそれを望んでるし、というジレンマを抱えているんじゃないかと思います。

オフラインの価値が情報から人へ転移した?

多分なのですが、このまだ見ぬ出会いというのはオフラインだからこそ実現できることなんじゃないかなと思ってます。(メタバース空間でやればいけるんじゃね、とかあるとは思いつつも)

今年10月にオンラインとオフラインのハイブリッド形式で企業主催の技術カンファレンスをやってみてそれを強く感じました。

目の前にいるエンジニアと話せる機会は今しかないという熱量は、セッションはアーカイブがあるから後から見ることができるよねというのと相まって、コロナ前より強くなった気がしています。

生々しい話をすると今回現地参加(After Partyにも参加)という参加枠を100席用意したのですが、当日受付通過者が74名と7割を超えました。
無料イベントでかつ平日開催となると良くて65%ぐらいというのがコロナ前のイベントあるあるだったと思うので、まだコロナが完全に終息しきってない時期にこれだけの人が実際に参加してくださったことに正直驚きました。(行かなくてもいい理由はたくさんありましたよ:joy:

さらに驚いたし嬉しかったのは途中で帰る人がほとんどいなかったということです。

どうもオフラインに必要なのは人、オンラインに必要なのは情報、という感じで明確に役割が分かれたんじゃないかと思ってます。

ハイブリッドにおけるオンラインとオフラインの役割

広告はBuy me!で、広報はLove me!だ、というのをよく聞きます。
技術広報とは企業のファンになってもらう、もしくは企業に所属するエンジニアのファンになってもらう、ということだとすると、ハイブリッドで技術カンファレンスを開催する際のオフライン側の役割は、エンジニアのファンになってもらうことなんじゃないかなと思いはじめています。

一方でオンライン側の役割は、物理的に参加できない人(例えば遠方の方など)に情報を届けることだったり、後からカンファレンスを知った人や自分の好きな時間に見たい方に情報を届けることだと思います。その上で、もし配信をリアルタイムでやるのなら、オフライン側にいるエンジニアとリアルタイムで話してファンになってもらう、ということなのかなぁと今となっては思います。

カンファレンスのハイブリッド化は今後避けて通れないような気がしています。

手間もコストもかかってしまいますが、オンラインとオフラインの役割をきちんと定義し異なる接点を用意することで、これまで以上に多くの方へ企業が取り組んでいる技術チャレンジ(およびチャレンジしているエンジニア)を届けることができるようになったとも言えそうです。

まとめ

だらだらと思ったことを書いてみましたが「企業主催の技術カンファレンスをハイブリッド開催して思ったこと」の結論は、やっぱりオフラインイベントは楽しかったぞ ということでした!

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