ラズパイのlicameraのセットアップではまったので、セットアップ方法についてまとめます。
環境
環境は、下記の通りになります。
Python version: 3.7.3
OS: Raspbian 10.0
RaspberryPi4
設定
ラズパイのメニューボタン上で、「インターフェイス」タブをクリックし、「カメラ」が「有効」になっていることを確認します。
ラズパイにカメラを接続し、ラズパイのターミナル上で下記コマンドを打ち込みます。
vcgencmd get_camera
このコマンドは、カメラモジュールが正常に接続されているかの確認しています。下記のように出力されていれば、OKです。
supported=1 detected=0, libcamera interfaces=1
boot/config.txt
の末尾にカメラモジュールに合わせて、dtoverlayを追加します。私は、V2カメラを使用しているので、dtoverlay=imx219
を追加しています。
Camera Module | Markdown |
---|---|
V1 camera (OV5647) | dtoverlay=ov5647 |
V2 camera (IMX219) | dtoverlay=imx219 |
HQ camera (IMX477) | dtoverlay=imx477 |
IMX290 and IMX327 | dtoverlay=imx290,clock-frequency=74250000 dtoverlay=imx290,clock-frequency=3712500 |
IMX378 | dtoverlay=imx378 |
OV9281 | dtoverlay=ov9281 |
ここで注意が必要です。Introducing the Raspberry Pi Camerasをみると、下記のように記載がありました。
Raspberry Pi 3 and older devices may not by default be using the correct display driver. Refer to the /boot/config.txt file and ensure that either dtoverlay=vc4-fkms-v3d or dtoverlay=vc4-kms-v3d is currently active. Please reboot if you needed to change this.
今回、RaspberryPi4
を使用していたのですが、boot/config.txt
のdtoverlay=vc4-fkms-v3d
は、必要でした。
dtoverlay=vc4-fkms-v3d
dtoverlay=imx219
リブート後、下記コマンドを実行すると、確認ができます。
libcamera-hello
余談
デバックでカメラを買いなおしたり、ラズパイの再設定をしたりして、状況改善せず、結局新しいモジュールに合わせてboot/config.txt
を書き換えないといけないというオチでした。動いてよかった。。。