LPIC-1を受けてみた
私は受託開発のベンチャー企業で約1年実務を経験しています。技術力と知識量を上げるため、LPIC-1を受けてみました。なので、資格で合格することが目的ではなく、資格を受ける上で学習で得られる知識が目的でした。試験に合格したので、そこで得られた情報を共有します。
この記事はこんな方におすすめ
- LPICが実務に役立つのか知りたい
- おすすめ度・難易度が知りたい
- 学習時間やおすすめの学習教材が知りたい
実務で役立つのか?
僕は結構役立ちました。以前はLinuxのことをよくわからずにその場しのぎで使用していたのですが、LPICで学習したことで体系的に知識が身につきました。
ただし、資格は手段なので別に受けなくても問題ありません。僕の場合は、明確な目標がないと学習しないのでLPICを活用しました。
試験概要
- Linux技術者認定試験で、Linux技術者としての技術力を認定するIT資格
- 国際的に認められたIT資格
- 試験会場は全国(各国)
- 対象試験:101試験/102試験(5年以内に両方取得する必要あり)
- 受験料金:15,000円(合計30,000円)
- 回答方法:コンピュータを使った選択式
- 試験時間:90分
- 合格ライン:65~75%程度
試験項目
■101
- システムアーキテクチャ
- Linuxのインストールとパッケージ管理
- GNUとUnixのコマンド
- デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
■102
- シェル、スクリプト、およびデータ管理
- インターフェイスとデスクトップ
- 管理タスク業務
- 必須システムサービス
- ネットワーキングの基礎
- セキュリティ
おすすめ度・難易度
項目 | 評価(5段階) |
---|---|
おすすめ度 | 3 |
難易度 | 3 |
例えば基本情報処理試験を目安にすると、おすすめ度3、難易度3といった具合ですね。なので、基本情報処理試験に同じくらいですね。
学習時間、おすすめの学習教材
学習時間は完全未経験なら150時間、Linuxを触っている方なら50時間くらいだと思います。
おすすめの学習方法は、あずき本と呼ばれる教科書のLinux教科書とWeb版問題集Ping-tを交互にやれば、費用も安くておすすめです。過去問は本だと問題数が限られるので、Webサイトがおすすめですね。あとは、手を動かした方が知識が定着するので、環境構築して実際に動かしたいですね。環境構築は、ドットインストールのレッスン通りにやれば簡単に構築できます。
Linux教科書が難しくて訳わかんない方は、1週間でLPICの基礎が学べる本が読むとだいぶ理解が進みますよ。
LPICついてのまとめ
LPICの費用は高いですが、時間とお金を投資できるなら、体系的な知識を得られるのでおすすめです。ちなみにPing-tが申し込むと1,000円安くなるので、合計2,000円お得ですね。