はじめに
- 去年の7~8月ぐらいにAssociate levelを3つまとめて取って、AWS 認定 Associate level を大体一ヶ月で取った話(https://qiita.com/yutaChaos/items/2b0b8d9bfe76a597953c) という記事を書きました。その記事の続編です。
そこから続けてProfessionalも取るぞーと思ったのですが、すこしモチベーションが下がってしまい、ちょっと間が空いてしまいましたが、12月にre:Invent
に行かせてもらったこともあり、モチベーションが上がったので、今年の1月にSolutions Architect
とDevOps Engineer
のProfessional Level
を取得しました。ふりかえりのために勉強方法や感想をまとめたいと思います。
AWS経験
- 前職まではオンプレのみでAWS経験なし。
- サーバサイドエンジニア(主にPHP,node,java)
- 今の会社に入って1半年でVPC,EC2,RDS,ELB,S3を業務で使用。SNS,SQS、DynamoDBなどのサービスは触ったことがない。
勉強期間
- 12月の終わりの正月休みなどを利用しつつ大体2週間程度
- 通勤でdocumentを読んだり、休みの日は喫茶店で3~4時間程度勉強していました(家だとあまり集中が出来なくて・・・)
試験の難易度について
- 個人的な印象ですが、難易度は
Solutions Architect
>DevOps Engineer
だと感じました。 - Professional Levelの問題はAssociate levelと比べると機能の暗記というよりもユースケースからベストプラクティスをどう導き出すか?という観点が多かったように思えます。
取得した資格
- AWS Certified Solutions Architect - Professional 2017/1/9 取得
- AWS Certified DevOps Engineer - Professional 2017/1/25 取得
学習を始める前の注意
出題範囲と配点をよく確認する。
- 各認定のページで出題範囲とサンプル問題がダウンロードできるので、出題範囲と配点はよく確認しておく。
- Associateでもそうでしたが、Professionalでも基本出題範囲と傾向は点数を取るために重要でした。
- AWSのサービスは大量にあるのでむやみやたらに勉強するときりがない。出題されない部分ばかりを勉強してしまうと悲劇を起こします。(実体験)
- 資格によって、各分野の採点配分が異なるので重点を置いて、学習する部分も出題範囲を目安にした方がより効率的に学習できると思います。
- 別記事にサンプル問題と出題範囲のURLをまとめてました。
- 公式のblack beltでもAWS認定についてのslideがあるのでこちらを確認することもオススメです。
受験メモ
- 試験のアグリーメントで試験内容のことは細かく書けないので、各試験の受験後のメモを書いておきます。
AWS Certified Solutions Architect 受験メモ
- Direct Connectが多いように感じた。
- リアルタイムはとりあえずkinesis
- STS連携の問題切り分けておいたほうが良い
- 問題文のうちの2つぐらいは除ける、のこり2つはどちらも可能であるが、どちらのほうが良い。という問題
AWS Certified DevOps Engineer 受験メモ
- 問題の大半は
CloudFormation
,Elastic Beanstalk
,OpsWorks
の出題傾向が多かった。 -
CloudFormation
はparamterや機能名が出て来ることも多い。 -
blue-green deployments
はもっと勉強しておけばよかった。
勉強方法
- 今回はいくつかの学習サイトやインターネットの記事を参考に勉強することが多かったです。Associateの勉強は完全に日本語オンリーでやっていましたが、Professionalだとあまり日本語の情報もなく、途方にくれていた所、英語圏だと結構情報が多かったので問題傾向や学習内容は英語のものを頼る部分が多かった。
- 基本的な内容はLinux Academy、わからない問題はdocumentとネットで検索してという形が多かったです。
Linux Academy
- オンライン学習サービスのLinux Academy( https://linuxacademy.com/ )のAWSコースを受講してみました。(多分日本語で出てくるリナックスアカデミーという学校とは別物)
- AWS Certified Solutions Architect - Professional Level
- AWS Certified DevOps Engineer - Professional Level
- Linux Academyのコースは全編英語です。結構細かい所まで解説してくれるので非常に勉強になります。Cloudの勉強としてはクオリティが高く、結構良かった。
- 反面試験勉強という観点だけで見ると過剰な部分もある。
- アプリもあって、videoを保存して見ることも出来るので通勤でも使えた。
A Cloud Guru Forums
- A Cloud Guruというクラウドの普及活動などをしている団体のforumです。(serverlessconfとかでも有名)
- 各自の試験の質問や報告などが頻繁に投稿されていて、情報を集めるのに便利。
- https://acloud.guru/forums/home
Jayendra's Blog
- Solutions Architect Professionalのサンプル問題や各解説がたくさん載っているブログ、ただ微妙に正解か怪しい問題も結構ある。
- http://jayendrapatil.com/
meyrick.net
- AWSのTipsや試験傾向などがよくまとまっていて読むことがあった。
- https://www.meyrick.net/category/aws/
模擬試験
- Professinalの模擬試験は絶対受けてください!
- 本番より難易度が高い気がします。私は模擬試験全部落ちたorz
- 終了後に正答率が出るので自分の傾向を調べられる.
blackbelt
- よくわからなかったり不十分な部分はblack beltのスライドを読む。(https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/)
よくある質問
- 各サービスのよくある質問にあるユースケースは問題に出ることもあるので確認
AWS クラウドサービス活用資料集
- https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
- AWS公式の中で一番情報がまとまっているのはクラウド活用資料集でした。ユースケースや各オンラインセミナーへのリンクがまとまっています。
公式トレーニング
- 私は受けたことがありませんが、AWS公式のトレーニングコースがあってもし会社が出してくれたり、余裕があれば受けてみることをおすすめします。
受験
受験方法
- 2017年の9月からAWSの試験業者がPSIに変更され、受験方法が少し変わりました。テストセンターで受験することはかわらないのですが、kiosk端末で受けてWebカメラで監視されつつ、チャットで指示を受けつつ受験する形です。
- 今までより試験会場と試験時間が減っているので早めに予約をしたほうがよいと思います。
- 例外で東京の場合はテンプル大学の場合はkiosk端末ではなく、今までと同じPCだけで受験出来るようになっているので、監視とかが気になる方にはおすすめです。
受験時
- professionalは80問と問題数も多いので、制限時間170分内に全ての問題を終わらせるためには一問あたり最大2分で終わらせないといけないので、わからない問題にはチェックをつけて、後で回答するようにする心構えぐらいで受けたほうが良い。
さいごに
- とりあえずAWSの基本の5種が制覇出来たのですごくうれしい!
- 次はAWS specialityか、Azure or GCPの他のクラウドベンダーの知識もつけていきたい。