はじめに
パワポの数式フォント、ダサいですよね。
対処法としてTeX系のアドインを入れる、もういっそのことTexで書いてスクリーンショットを貼るなど色々な方法がありますが、自分はLatin modern mathというフォントをダウンロードして使用しています。
インポートするだけなのでお手軽だと思ったのですが、このフォントがなかなか曲者で「一度パワポを閉じてから開くと数式の表示が変わる」という摩訶不思議な現象に悩まされてしまいました。
観察されたバグ
今回問題になったのは開きかっこ(
と閉じかっこ)
です。
なんてこったい。(
がF
に、)
がG
になっているではありませんか。
原因(?)と対処法
原因は、パワポの数式プルダウンからかっこを選択していることでした。
このプルダウンを使うと、()
の中身にカーソルを合わせると全体が選択されます。
↓
どうやらこの()
がデフォルトのCambria Math専用のフォントのようで、これを無理やりLatin Modern Mathに変換すると(一度は成功するのですが)開き直した時にF
やG
となってしまうようです。
また、プルダウンから選択しなくても数式モードにしてから54−((258−314)−(143−96))
のようにかっこが連続するような数式を書くと先ほどのプルダウンを選択した場合と同じ()
フォントが使われてしまいます。
解決策としては
- 数式モードにせず、普通のテキストとして数式を打つ
- 数式部分を選択して、「数式」モードにする
- フォントをCambria MathからLatin Modern Mathにする
という手順で数式を書けば良いです。このようにすれば数式モードにしても()
がただのテキストとして認識されているので、開き直してもバグりませんでした。
おわりに
というわけで、なんとかバグを直すことができました。ただ、積分などの普通のテキストでは打てない記号を含むような時にはこの方法は使えないので、大人しくアドインを入れるなどした方がいいかもしれませんね・・・・