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Google Cloud Next 19 Tokyo 基調講演2 メモ

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基調講演2

Google Cloudカスタマー エクスペリエンス部門 バイス プレジデント:ジョン ジェスター氏の講演より

Googleへ移籍

  • 今まで、マイクロソフトのエンタープライズを担当
  • Googleに移籍して2か月
  • イノベーティブな会社だと思ったから。
    • 例えば、Anthos。Googleだけでなく、他のクラウドサービスでも実行できる。
  • この2か月、日本だけでなくヨーロッパ、アメリカなどにも出かけ、お客様の声を聴いてきた。
  • 「何が必要なのか、どうすればプラットフォームに移行できるのか」
  • 分かったのは、カスタマーエクスペリエンスに投資をしなくてはならない。そうすれば、お客様がもっと成功すると確信した。
  • そのために、5つの領域にフォーカスをあてて進めていきたいと思った。

5つの領域

  1. プロフェッショナルサービス
    • 87%人員増強(2017年から2018年)  → 今後は、この1年で3倍にする計画
    • 90%のお客様案件をパートナーとともに(2018年から2019年)
  2. エンタープライズサポート
    • 24時間365日 日本語でサポート
    • 高い専門性を持ったスタッフが対応
    • お客様がGCPにかけて頂けるならば、全力でサポートする。
    • GCPに前日の阿部さんのコメント「お客様に寄り添って」に通じる。  → サポートエンジニアチームの専門性を増やす。人員も増やす。
  3. ラーニング
    • 2倍のトレーニングコースとラボの受講数
    • 4倍以上の認定資格取得数(2018年比)  → パートナー企業などの開発者も技術を熟知した方々が必要となる。  → ラーニングプログラムも過去2倍に増えている。Goocleクラウド認定者が去年4倍に増えた。  → 多くの優秀なエンジニアがいるからこそ、Googleクラウドが成功間違いなしと言える。
  4. カスタマーサクセス
    • 皆さんと共に仕事をしたいと考えている。GCPを採用してメリットを享受していただきたい。
    • テクノロジーを採用、クラウドサービスを利用というだけでなく、皆さんのビジネスゴールを共有させていただく。
    • 「GCPをご採用頂いたのは、お客様の問題解決をしたかったからこそ」と考えている。Googleもそのゴールを見届けたい。
    • 「皆さんの成功が我々の成功」
  5. カスタマー&パートナーエクスペリエンス
    • 皆さんのチームが素晴らしいものとなるようにサポートする。Googleパートナーさんの声を聴く。
    • 顧客第一主義で皆さんのお手伝いをしたいと考えている。

パートナーシップ

  • 「皆さんの成功が我々の成功」、それが私のチームのコミットメントでもある。
  • ぜひ、皆さんとパートナーシップを組みたい。そして、皆さんにGCPで成功を収めていただきたいと考える。

株式会社ファミリーマート代表取締役社長:澤田 貴司氏の講演より

  • 2016年9月に就任以来、現場第一主義でやってきた。
  • 現場の課題は徹底的に改善を進めている。
  • Googleフォームでアンケートも行っている。
  • 現場の店舗にも研修で立たせて頂いた。
  • 1分間動画レッスンを作成。G Suiteを使って、全国店舗に配布。非常に好評を頂いている。
  • 自ら考えて行動する企業文化を創造したい。
  • 本社も移転し、フロア集約・フリーアドレスも実施。  → コミュニケーションは大幅に活性化している。
  • 「変われ」と言っても、変わらない。まず、形から変えてみる。
  • G Suiteを使って良いと思っている。  → アンケート分析・即時分析、1分間動画の配布機能  → 現場とバックオフィスで現場の課題を共有し、解決するのにG Suiteが適任  → 知識の共有化

Google Cloudアプリ UX 部門 バイス プレジデント:エイミー ローキー氏

  • 私は過去1年、働き方改革のミッションをどう達成してきたか話してきたいと思う。
  • G Suite上のアプリ(G Mail、スプレッドシート、Googleドライブ、ハングアウト、チャット)は15億人以上の人が利用している。
  • 500万社以上の企業が導入。過去1年から100万社増えた。
  • サイバーエージェント、DeNA、メルカリなどベンダーも利用し、G Suiteでビジネスを構築し拡大していっている。
  • 富士フィルム、富士通、ファミリーマートなど伝統的企業も、環境の変化に適合する為、G Suiteを使っている。
  • 現場でモバイルを使用する業界でも、G Suiteを使ってビジネスを変革している。
  • フォレストの総合的経済効果調査によると、G Suiteにより社員1人当たり1年間21日分の労働時間を削減できた。
  • セキュリティでは、データ侵害リスクが95%削減できた。
  • 働き方を変革している企業において、G Suiteがチームに「スピード」、「スマート」、「協調性」をどうもたらしているのか。
  • スピード
    • チームの仕事がはかどることとは、現在の職場のチームを把握していくことが求められる。
    • 顧客対応、ベンダー対応において、相手のツールに限らず、コラボレーションが求められる。
    • G Suiteは社員がマイナス影響を受けないように設計されている。
    • Officeドキュメントを受信するとG Suiteで直接編集、コメント可能。コラボレーションが可能
    • ファイルタイプ変換などは必要ない。生産性は高く、チームは目標に集中できる。
  • スマート
    • G Suiteであれば知識・人により良いアクセスが可能となる。しっかり情報をベースにした決断を下せる。
    • 2年前にCloud Searchを紹介した。今年4月にG Suiteのお客様にクラウドサーチへのサードパーティの接続を発表した。
    • SAP、Salesforce、SharePoint、さらにもちろんG Suiteのデータソースをインデックス検索する事が可能となっている。
  • 協調性
    • hangoutチャットにチーム向けのメッセージングプラットフォームを導入した。
    • チャットがGMailでも可能になる。チームのコミュニケーションが一箇所に集約するということになる。
    • 電話サービス「Voice」も日本で開始予定。
    • エンドユーザー向けのスマートなクラウド通信サービス
    • 管理者向けの簡単なプロビジョニングと管理
    • 簡単な大規模導入と移行

Google Cloudスペシャリスト カスタマー エンジニア 西日本技術リード:小林 直史氏

  • 普段の仕事の中でコミュニケーションがすれ違うことが無いか。
    • 「アプリケーションの利用時、メール。チャットがスムーズに行かない」、「社会とのコミュニケーションがうまくいかない」
  • G Suiteによる統合されたエクスペリエンスがいかに生産性の向上に寄与するかデモを通じて紹介する。
    • 朝一でG SuiteにてG mail の確認から始まる。
    • サイドパネルのカレンダーで予定をチェックすると予定が変更されている事に直ぐに気が付く。(カレンダーの色で気が付く)
    • チャットルームで相談されているはずなので、GMail内に統合されたHangoutチャットでチームのチャットが確認できる。
    • 内容がスレッド形式で表示されているのでトピックごとに会話を追うことが出来る。
    • 社外メンバーをチャットルームうに追加することが可能。スピーディーに社外メンバーとコミュニケーションをとる事が可能。
    • すると、社外メンバーが参加していることがチャットルームの上部にハイライトで注意喚起されている。
    • 外部メンバーへ資料の共有をするのも簡単に行える。資料のリンク(G Suite)を貼り付ければ、そのチャットルーム全員に自動的にアクセス権を付与できる。
    • さらにアクセス権の変更を確認するプロンプトも表示され意図しないユーザーへの共有を回避できる。
    • HangoutチャットとGoogleドライブが統合されているからこそ実現可能。
    • G Mailの優先トレイについて、AIを活用している。もっとも重要なメッセージを自動的に仕分けしてくれる。
    • G Suite上の共有ファイルへのコメントも共有ファイルを開かずともG Mail上で確認できる。
    • G Mail上でコメントに返信を行える。相手にもリアルタイムで変身したコメントが反映される。
    • G Suite上の別々のツールを利用していても連携が出来、迅速にタスクを完了することが出来る。
  • G Suiteは統合されたエクスペリエンスとAIによって、チームの距離を縮め生産性の向上に貢献出来る。

日本商工会議所 / 委員長 株式会社 NTT データ / 相談役:岩本 敏男氏

  • 中小企業とクラウドというテーマで話をしていきたいと思う。
  • 日本商工会議所の創立者は渋沢栄一さん。新しい1万円札の顔となる方。
  • 1878年創立
  • 全国の会員企業数:1,250,000
  • 全国の商工会議所数:515
  • 面々と継続している企業や、グローバルに活動している企業も有る
  • 日本の企業の99.7%が中小企業。大企業というのは0.3%しかいない。
  • 日本だけではない。アメリカでも中国でも、世界中で大企業というのは少ない。全ての産業でサプライチェーンを支えているのは中小企業といっても過言ではない。
  • その日本の中小企業を支えているのが、日本商工会議所の大きなミッションだと考えている。
  • 現在の日本の中小企業の課題とは何か?
  • 現在の日本は少子高齢化。この問題が、年金、財政などにも影響しているが、中小企業にとっては、「事業継続」が課題として挙げられるが。それ以上に「人手不足」があげられる。
  • 日本の構造的課題なので、そう簡単には解決できない。外国人労働者の受け入れの取り組みも動いてはいるが、「AI」、「IoT」で生産性を高めていくことが、日本の中小企業を活性化すると思っている。
  • とはいえ、中小企業のかたがたが、ITを自由に使いこなすことは難しい。
  • 「ITの専門人材がいない」、「資金が足りない」、「サイバーセキュリティ」といった問題がある。
  • では、日本商工会議所としてどうしていくか。
  • クラウドが最適だと考える。
  • 3大要素技術が大事だと考えている。
    • CPU、ストレージ、ネットワーク
  • クラウドサービスでこの3大要素技術を中小企業が利用しやすくなっている。
  • 日本商工会議所は、G Suiteを利用して、515の各地商工会議所を結んで取り組みを始めている。
    • オンラインでセミナーをする、さまざまな情報を伝達する
    • NTTと連携して、IT活用の実践塾を開催
    • 総務省、経済産業省、中小企業庁と連携し、「全国中小企業クラウド実践大賞」も創設している。

Google Cloudテクニカル インフラストラクチャ部門 シニア バイス プレジデント:ウルス ヘルツル氏

  • インフラとセキュリティについて話をしていきたいと思う。
  • イノベーティブなサービスを支えるもの。
  • Googleは、これまで、過去3年間で、設備投資470億ドル投資してきた。
  • しかし、セキュリティに信頼をもたれていないと、これらの投資が全て無駄となってしまう。オペレーションを透過的にして、信頼を得ようと思っている。皆さんにデータをコントロールできるようにしたいと思っている。 ### プライバシー
  • 顧客がGoogleにあづけているデータは顧客のものである。
  • 顧客データをGoogleが宣伝や、競争のために使用することは無い。
  • サードパーティに対して顧客データを提供したり売ったりすることも無い。
  • Google Cloudは顧客データを広告に利用しない
  • お客さまのデータはお客さまのもの(your data is your data)
  • Googleにおいて、セキュリティというものは包括的に最初から組み込まれている。
  • 複数のセキュリティレイヤーを設けてデータプライバシーを担保している唯一のクラウドプロバーダー
  • すべての顧客データを保存中にデフォルトで暗合している。
  • 内部でのユーザーデータへのアクセスについても厳密に制限される。
  • 政府にバックドア経由のアクセスを決して与えない
  • 半年に1回、第三者により国際基準準拠で監査されている。

可視化とコントロールツールの紹介

  • Cloud Security Command Center(GCP内のアセットとセキュリティの状態を可視化)
  • Event Threat Detection(Stackdriverのログを自動的にスキャンして、GCP環境の不振なアクティビティを発見する。)
  • Chronicle Backstory(エンドツーエンドでセキュリティの脅威を予防、検知、操作、修復することが出来る。)   ### 手間の掛からない自動セキュリティ
  • Chrome Bookはもっともセキュアで使い勝手の良いエンタープライズラップトップである。
  • OSのパッチも必要ない。バックアップも心配しなくて良い。Googleが対応する。
  • ハードウェアが検証されたブートを行っているので、基本的にランサムウェア、その他マルウェアから影響を受ける事がない。
  • ユーザー環境をセキュアにすることも重要と考える。

FIDOセキュリティキー(Titanセキュリティキー)

  • フィッシング対策、強い認証を使い勝手の良い形で提供できるようにしている。
  • このセキュリティキーが展開されているときのG Suiteのアカウントハッキングの報告は皆無
  • できるだけ多くの方に、このテクノロジーを使っていただきたいと思っている。グローバルアベイバブルにしたい。
  • 全世界で提供していく。

Advanced Protection Program

  • ベータ版提供開始
  • アカウントセキュリティの最強レベル
  • エグゼクティブ、ドメイン管理者はますます標的方攻撃の対象となっているが、これらのユーザーを守る為に設計されている。

Google Cloudクラウド カスタマー エンジニアリング部門 ビッグデータ スペシャリスト:ジュリー プライス氏

  • 変革達成に必要な要素、スマートネットファンデーションの話。GCPを活用して洞察力インテリジェンスをデータからきたす事が出来るようにするもの。
  • このBig クエリーが主導するファンデーションは数T~数百Tバイトに及ぶデータから、そのインサイトを終えて活用する顧客の助けとなる。
  • Big クエリーは東京、大阪リージョンでサービスを提供している。
  • 3つの重要なソリューションをさまざまな業界、歴史の有る顧客が使っている。(例えば、アサヒビール、リクルートテクノロジー、PLAID)
    • データウェアハウスのモダナイゼーション
    • Hadoop、Sparkの実行
    • ストリーミングアナリティクス

Google Cloudカスタマー・エンジニアリング 日本統括部長:菅野 信氏

  • 配送について、何百万もの荷物が予定通り配送される為には、莫大なデータの処理が欠かせない。
  • 社内データ、社外データなどさまざまな場所から集める必要がある。
  • Cloud Data Fusionはこのような場面で活躍する。フルマネージドでクラウドネイティブなデータ統合サービス
  • オープンソースの変換プラグインと100以上の事前構築済みコネクタを搭載しているため、様々なシステムとデータフォーマットに対応している。
  • Cloud Data Fusionを利用することでコーディングや準備作業から開放され、必要な分析作業に集中することが出来る。
    • オンプレミスのデータをBigクエリーに写してデータ分析を行うデモを行い、視覚的にデータ分析を行えることを示した。
  • Bigクエリーは完全にサーバレス
  • 1億行の大量データの分析は、スプレッドシートでは出来ない。「Connected Sheets」はこの問題を解決する。「Connected Sheets」はG Suiteの新しい機能。
  • スプレッドシートの使いやすさとBigクエリーのスケーラビリティを両立させている。
  • 様々な組織がMLに取り組んでいる。が、MLの専門家を見つけることは難しい。これは、「AutoML Tables」が解決する。
  • 「AutoML Tables」を利用すれば、誰もが容易に最先端のMLモデルを利用することが出来る。コードを書く必要も無い。

Google CloudAI 部門 プロダクト管理ディレクター:ラジェン シェス氏

AIを企業の意思決定者のために

  • 意思決定者にとって、AIを使ってビジネスの成果が上がるかどうかだと思う。
  • 競争優位性をどのように保つのか、ビジネスオペレーションをどう再定義するのか。
  • 事前構成済みのAIソリューションを用意した。
    • Document Understanding AI
    • 契約書などドキュメントを分析し、情報やインサイトを自動的に抽出してくれる。
    • Recommendations AI
    • 一人ひとりに合わせた製品のおすすめ情報を様々な環境に応じて提供する。(小売向け)
    • Contact Center AI
    • これによって本当に例外的なカスタマーサービスを提供することが出来る。
    • オペレーションの効率も上げられる。
    • コンタクトセンター向け

AI開発者向け

  • Cloud AI Platform
    • エンドツーエンドの開発環境をデータサイエンス向けに提供している。
  • AI Hub
    • AIコンテンツ向けのワンストップホステッドリポジトリ
  • AutoML Tables
    • 構造型データをもとにML可能
  • AutoML Video Intelligence
    • ビデオをもとにML可能
  • Cloud Vision API
    • OCR(画像からテキストを抽出)
    • 200以上の言語をサポート
    • 表データの検出と抽出
  • AutoML Video,AutoML Vision
    • 動画からオブジェクトの情報を抜き出す事が出来る。(交通道路から車の情報を検出しているデモ)

データと機械学習の導入企業

  • AirAsia三菱UFJ銀行、MSYS、京セラ、ピザハット、リクルートマーケティングパートナーズ、スタンフォード大学、DeNA、King、AkerBP、AIRBUS、SOURCENEXT、GEOTAB、ebay、kewpie、ZOZO、メルカリ、HSBCなどで導入
  • AIというのはあらゆる企業に対して変革を起こす最先端にいる。
  • 例えば機械の故障を予測したり、製造不具合を検地したりというユースケースがもう出てきている。ビジネスをする上での効率性、カスタマーサービスを提供するといったカスタマーエクスペリエンスも上がります。それによって売上も上がる。
  • 日本のエンタープライズ企業がこのAIソリューションを活用してビジネスの価値をあげていくこと。そして、世界中の業界に影響を及ぼすことになる。

補足

Qrunchの自分のブログから記事を引っ越しました。

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