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SAAとった勉強方法と実務経験して感じた事

Last updated at Posted at 2020-12-16

この記事は AWS Advent Calendar 2020 17日目の記事です。

はじめに

AWSの認定資格であるソリューションアーキテクト・アソシエイト(以下SAA)を取得して、AWSを本格的に業務で構築するようになったので、資格をとった事によるメリットを書いていきたいと思います。

「資格取りたいけど・・・実際のところどうなん?」と、迷っている方の助力になれたらなと思います。

資格を取ろうと思った経緯

会社が費用を出してくれるからです
本音を書くと一行で終わってしまうので具体的にいうと、やはりサーバーサイドエンジニアとしてAWSはやっておくとメリットは大きいと思ったからです。

主に以下の通り。

1、パブリッククラウドでAWSがトップである

エンジニアならインフラやってなくても誰もが知っているであろうAWS。
その仕組みを理解しておくことは、サーバーサイドの開発を行う上でも大きな力になります。

2、クラウドの特性を活かしたシステムを作る事ができる

クラウドならではのインスタンス性を利用したオートスケールとかはその最もたる例だと思います。
AWS独自の仕様もかなり多いので、理解すると最適化して組む事が出来るようになります。

3、キャリアの幅が広がる

他の領域との組み合わせでスキルを持っておくと、その分、エンジニアとしての能力の幅が広がります。
特にサーバーサイドエンジニアの方にとっては、親和性も高いのでメリットは大きいと思います。

と、色々と書いていきましたが、役に立つ立たないに限らず、何らかの目に見える結果があると自分がレベルアップした感覚になるので、自信をつけるという意味でも良いと思います。

勉強のプロセス

本題に入る前に、SAAをどのように勉強したかを簡単に書いておきます。
実際に取ろうと思う方は参考にして頂けると幸いです。
私が取得したのは2019年10月なので、現在の試験内容とは違う点もあると思うので、あくまで参考でおねがいします

1、参考書を何周もやった

試験勉強定番のやり方ですね。参考書を買ってひたすら読んで付属の演習問題を理解出来るまでやりました。
「読むだけでは頭に入ってこない」という意見もありますが、私的には言葉の意味や仕組みを目で追うだけでも意味はあると思っています。
というのもじっくり見るわけではなく、とにかく全ての章をざっと何周もするやり方でやったからです。
この方法だと初回よりも2周目、2周目よりも3周目と繰り返すうちに理解度が上がっていくのを感じる事ができます。
大体6、7割程度の理解で次の章に進むのがよいでしょう。
5周くらいやる頃にはほぼ理解しているはずです。

2、BlackBeltスライドをひたすら読んだ

私の読んだ参考書は深い所まで解説はしていなかったので、理解を深める為にもBlackBeltのスライドを各サービス毎に読んで理解することを繰り返しました。
ただスライドを見てもらうと分かるのですが・・・枚数が非常に多い!
一つのサービスで80くらいあります。じっくり読んでいたらめちゃくちゃ時間かかります。
なので私は全部ではなくEC2やS3など主要サービスに絞って繰り返しました。どれが主要サービスなのかは参考書で説明しているサービスがそれだと思ってもらって問題ないと思います。

BlackBeltの資料はこちらになります。

3、全体像を理解することに注力した

SAAはその名の通り、アーキテクト的な問題が殆どです。
サービス単体に関しての質問もあると言えばあるのですが、割合的には少なかった気がします。
なのでAWS上に各サービスを連携してどのように作っていくのがいいのか。を頭で描く練習をしておくといいかなと。

まとめると以上のような感じでしょうか。
3つにまとめましたが、ほぼこれだけで一発合格しました。
私はスコアが750だったので結構ギリギリでしたがw分からない問題は後に回すという基本テクニックでなんとか乗り切りました。

実務を担当した結果

SAAを取る前はほぼAWS触った事のない素人だったのですが、取得をきっかけに担当になることになりました。
かなりざっくりとですが、既存アーキテクチャの見直し、EC2からECSへの移行など、かなりダイナミックにやらせて頂きました。

まず一番のメリットは各サービスの特性を分かっている状態で入れた事です。
ググったり調べながらやるのと比べて体系的に理解しているので、「あーこれそういうことね」という余裕感たっぷりなスタイルで見ることができます。
もちろんやってるうちに想定外の事は起きるものなのですが、それでも何とか乗り切ろうとするモチベーションを保ち続ける事が出来ました。

もう一つはベストプラクティスを念頭におきながら進められた事です。
AWSでは「AWSのベストプラクティス」という最適解というものが公式にあります。基本的にSAAはこのベストプラクティスに沿ってアーキテクチャを構築する事が求められるのですが、これを意識しながら出来たのは大きいメリットでした。
ある程度マネージドなしくみになっていて自由度は損なわれているとはいえ、適当に構築して動かす事も出来る訳ですからね。
特にセキュリティ面に関してはこのメリットが大きかったと感じました。セキュリティグループとかIAM周りとか雑に作ってももなんとかなりますもん。

逆にデメリットは決定的な差になるわけではないという所でしょうか。
上記で挙げたメリットもめちゃくちゃ大きい訳ではなく、普通に自分で勉強したり、詳しい人に聞いたりする事でも身につくポイントではあります。

あとは受験にお金がかかる事。アソシエイトはプロフェッショナルより安いとはいえ1万以上出ていきます。

まとめ

結論としては列挙したメリットが良いと思うのなら、取ってから実務に入るとスムーズに進められると思います。
履歴書の資格欄が何もなくて寂しい方にもオススメです。私のことですが。
今後の方針としてはプロフェッショナルも取得したいなと思います。高額ですが、有効期限切れる前にキープしておきたいです。

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