備忘録もかねて簡単なプログラミングノートを作成していきます。
##開発環境
まず、以下よりPythonのインストールを行います
https://www.python.org/
Pythonには、2系と3系があります。
2系は、2020年1月1日をもってサポート終了となります。これから始めるという方は、3系を選択しましょう。
記載時(2019/08/04)の最新バージョンは、3.7.4です。
これは個人的なことですが、最新バージョンだと既存のライブラリが対応していないことがあるため、最新より2つか3つ古いバージョンを使っています。
インストールの仕方については、以下を参照してください。
https://www.python.jp/install/windows/install_py3.html
また、統合開発環境については割愛します。以下が参考になると思います。
https://udemy.benesse.co.jp/development/web/python-environment.html
##プログラムの実行
プログラムの実行は、コマンドラインで実行可能です。
python プログラムファイル名(例:sample.pyなど)と打ち込み実行させます。
※もし実行されない場合は、フルパス(絶対パス)にしてみる。
また、REPL(対話実行モード)という実行もあります。こちらは、プログラムを1行ごとに実行します。REPLの実行方法は、コマンドラインで「python3」もしくは「python」と打ち込み実行します。>>>と表示されていればOKです。
##変数について
変数を使うには、「変数 = 値」とすればOK。
C言語やJavaなどのように変数の型を宣言したりはしません。
文字列を代入すれば文字列型(String)、数値を代入すれば数値型となります。数値に関しては、整数・実数(小数)の区別はありません。
⇒文字列を代入すれば文字列として、数値を代入すれば数値として扱われる。
数値には、int(整数)型やfloat(浮動小数点)型がある
一度文字列を代入したものに数値、数値に代入したものに文字列を再代入することはできません。
⇒再代入はできます。変数はラベルの役割なので、ラベルの付け替えをするイメージ
また、TrueもしくはFalseで表されるブール型も存在する。
####<変数名に使える文字>
文字種類 | 実際の文字 | 使用例 |
---|---|---|
アルファベット | a-z | price、resultなど |
数字(2文字目以降※1) | 0-9 | plan3、test2など |
アンダースコア(※2) | _ | orange_price、a_pointなど |
漢字・ひらがな・カタカナ | 漢字、あ~ん、ア~ン | 値段、ポイントなど |
ギリシャ文字 | α、βなど | pointα、pointβなど |
※1・・・1文字目に数字は使用できません | ||
※2・・・先頭に「_」をつけることはできますが、プライベートな変数を明示するために使用される |
##定数について
Pythonでは、Javascriptのconstなどのように定数はサポートされていません。
ただし、明示的に定数として表すため、大文字のアルファベット(+アンダーバー)で表記する
例)PI = 3.14、MAX_BUFFER_SIZE = 1024など
##「None」について
Noneとは、値が存在しないことを表すオブジェクトです。他言語では、nullです。
空の値とは厳密に違います。空の値とは、0(空の数値型)や""もしくは''(空の文字列)のことです。
使い方としては、値が存在するか確認する場合に使用します。
例)変数xに値が存在するか
# 変数xにNoneを入れ、値がないという状態にする
>>> x = None
>>> x is None
True # 変数xは値が存在しない
>>> x = ""
>>> x is None
False # 空の文字列が値として存在する
本日は、ここまで
※ shiracamusさまより誤った部分について指摘がありました。
コメント欄も参考にしていただくと幸いです。