本記事では、React Routerのフックの1つである、useRouteMatchについてまとめています。

useRouteMatchフックを利用するとアクセスしているURLの情報を取得することができます。取得した値を利用して Route コンポーネントの設定に利用することも可能。

useRouteMatch が返すオブジェクト

useRouteMatchが返すオブジェクトには、マッチングに関する情報が含まれる。
React Routerが提供する match オブジェクトを返す。matchオブジェクトは以下の情報を持つ。

オブジェクト
path	ルートパス。マッチングに使用されるパターンの文字列。
url	実際のURLの一部。リンクの作成やリダイレクトなどに役立つ。
isExact	URL がルートパスと一致するか、マッチングが厳密に行われたかどうかを示すブール値。
params	ルートのパス内で定義されたパラメーターのキーと値のオブジェクト。

例：

// URLが "/user/123" の場合
let match = useRouteMatch("/user/:id");

// match オブジェクト:
{
  path: "/user/:id",
  url: "/user/123",
  isExact: true,
  params: { id: "123" }
}

パスなしで使用した場合

引数なしでuseRouteMatch()を呼び出すと、現在のルートのマッチング情報を取得できる。これは、Routeコンポーネントのrenderプロップや子コンポーネント内で現在のマッチング情報を取得したい場合などに役立つ。

例：

const MyComponent = () => {
  const match = useRouteMatch();
  // 現在のルートのURLを取得
  return (
    <div>
        <Link to={`${match.url}/components`}>Components</Link>
    </div>
   )
}

参考リンク
https://reffect.co.jp/react/react-router/
https://qiita.com/h-yoshikawa44/items/aa78b6c7cd1ef43549bf#useroutematch
http://fumiononaka.com/Business/html5/FN2005004.html