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Paiza新卒で内定を獲得するまでの話

Last updated at Posted at 2020-11-09

私がPaiza新卒で内定を獲得するまでの過程を恥ずかしい部分も包み隠さずにお伝えすることで、新卒でこれから就活を始める方や内定が取れず苦しんでいる方の参考になればと思いこの記事を書きました。

目次
・著者の基本プロフィール
・3年生~留年まで
・3年生(2回目)
・4年生、就活一時休戦
・ポートフォリオ作成、完成まで
・就活再開、Paiza就活
・まとめ

#著者の基本プロフィール

大学の偏差値は50前後
3年次に単位が足りず一年留年
専攻は情報分野で数学、プログラミングなどを学習
ポートフォリオ作成後、大学四年生の10月からPaiza新卒で就活を始め、11月頭に内定を獲得した

#3年生~留年まで

私が就活を始めたのは大学三年生の夏ごろです。当時は就活へのモチベーションが低く、とりあえず周りに合わせてリクナビやマイナビで夏季インターンに参加していました。とにかくやる気が無かったので3社ほどしか参加していませんでした。

また1~2学年でかなり単位を落としていたため三学年の後期の時点でフル単しないと進級できない状況でした。大学は偏差値50前後で授業もそれほど難しいものでは無かったので単純に自分が怠惰だっただけです。

秋季インターンも一応参加していました。
元々IT以外行く気が無かったのでIT業界に絞ってインターンに参加していました。
ITはこの時期から選考が始まる企業もあるのでそういった企業を中心に選考を受けていましたが留年するかもしれないという恐怖と隣合わせだったこともあり面接、ES、Webテストなどの対策は十分できておらず一次面接でお祈りされる日々を送っていました。
さらに単位取得のための学習もまともにできておらず、単位を落としてしまいました。内定も単位も取れないまま留年が決まります。

#3年生(2回目)
春先から鬱状態になってしまい当時の4月~6月頭の記憶がありません。
社会復帰(?)してからはITに行くことだけは決めていたのでポートフォリオを作って就活をしようと決め、一から生成物を作成した経験が無かったためプログラミングスクールに通いました。しかし授業は進みが早く十分に理解が追い付かないまま夏休み前にスクールの授業が終わってしまいました。
プログラミングスクールでの学習が上手くいかなかったため自分のペースで独学で学習を進めるべくProgateを利用し始めました。

↓Progateについては以下を参考にしてください。
https://qiita.com/Morio/items/e0ac47c3402843f7682e
https://qiita.com/Emily_aster/items/3f9ec5961a5c96683aec

Progateで様々な言語の基本を学習しました。そうしたことで体系的にプログラミングを理解することが出来ました。Progateで学習するまではC,Javaしか触ったことが無かったため視野が広がりました。解説がとても分かりやすく、段階を踏んで基本となる構文や概念を学べました。

この時点でポートフォリオを作成出来ていれば良かったのですがどういうわけかprogateで一通り学習を終えた後、長期インターンに躍起になって応募していました。ポートフォリオも無いので当然全て選考落ちしました。

秋になり再び選考が始まり、IT業界に絞って就活を続けていましたが一から自力で生成物を作ったことも長期インターンで現場で働いた経験もなく自分がどのようなエンジニアを目指していきたいかというビジョンも固まっておらず、面接では上手く喋れず応募しては一次面接で落とされる日々でした。

こうした日々の中で、ふわっとした話しかできない自分に嫌気がさして院進学を検討し始めました。学部ではろくに勉強していなかったのできちんと勉強してから世に出たいという思いがありました。

#4年生、就活一時休戦
4学年に進級し、GPAが低く、研究室の教授とも不仲のため受験をして外部の院へ院進学を目指して勉強を始めました。
しかし自分は勉強がしたいだけで特別取り組みたい研究テーマがあるわけではなく、研究計画書の作成で詰まってしまいました。
院に通う友人にも相談し、勉強がしたいだけなら社会人として働きながらでも出来るのではないか?院に進学しても忙殺され満足な就活は出来なくなってしまうのではないだろうか?と考えを改め、周りの21卒よりはるかに出遅れてしまったとしてもポートフォリオを作り、言語の勉強をしながら自身の将来的なビジョンをブラッシュアップして就活を再開しようと決めました。新卒で就職できなかったとしてもプログラミングの学習を続け、既卒生として就活をしようと考えていました。このとき6月の中旬でした。

#ポートフォリオ作成、完成まで
ポートフォリオを作って就職活動をしようと決めてから、起きている時間のほとんどをプログラミングに充てる生活を始めました。一日12時間程プログラミングの勉強をしていたと思います。
プログラミング経験としては大学ではc,java、progateでフロントからサーバーサイド、データベースまでを軽く触ってはいましたが基本を押さえている程度でかつ学習してから時間が経っており忘れている部分が多かったため一から勉強しなおす必要がありました。
プログラミングの学習の仕方は多種多様ですが自分は一つ一つ確認しながら自分のペースで技術を身に着けたかったこと、逐一実装をして覚えていきたかったことから参考書を読んで実装を繰り返して理解できているか試しつつ分からないことはネットで検索し解決する方法を取りました。
そして参考書も沢山ありますがその中でも書き写してそのまま使えるコードが沢山載っている、所謂「写経本」を使いました。(ちなみに私はKindle Unlimited会員なのですが読み放題対象作品に写経本が沢山ありました。)
言語ごと入門書なるものはありますが、完全にゼロからの勉強では無かったので何となく書かれている意味は推測できたこと、短時間で生成物を作りたかったことからコードを書き写して挙動を確認してから一行一行書かれている意味を理解していくやり方で進めていきました。
そうしてHTML,CSS,JavaScriptを覚えて自分が大学でどんなことに取り組んできたのか、プログラミングはどのようなことを学習したのかなどを掲載する自己紹介サイトを完成させました。
こうしてフロント言語は覚えることが出来たので次に動的なサイトを作ろうと思いpythonのFlaskを使ったブログサイトを作りました。

実際に作成したブログサイト↓
https://hpbf.herokuapp.com/

#就活再開、Paiza就活
3か月半の修行の末ポートフォリオを無事完成させることが出来たので就活を再開しました。
Paizaは院進学を辞めて就職しようと決めた時から登録してあり、ポートフォリオ作成のための学習を進めながらスキルチェック問題を解きランク上げを進めていました。ちなみに最終ランクはAでした。

Paiza新卒について↓
https://note.com/zinc0765/n/nf85105b6d2d3
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000067.000012063&g=prt

ITしか行くつもりが無かったのでIT企業への就職に適した新卒向け求人サイトは無いかと探したところPaizaを見つけたので利用することにしました。
就活を再開したのが10月頭で求人があるのか不安でしたが、探すと案外求人は見つかりました。ポートフォリオ作成のための準備期間にも求人情報はチェックしていたのですが9月中旬くらいまでは求人情報が沢山出ていました。9月下旬ごろからぐっと求人が減った印象を受けました。

またPaizaランクですがSを取れなくてもAかBまでランク上げをしておけば十分就活は出来ます。ランクSでないと応募できない求人は全体から見ると少ないです。ランク上げをするとそれだけ応募できる会社は増えますが、ランク上げに時間を費やすよりかは面接対策やポートフォリオ作成に時間を費やしたほうが効果的だと思います。

求人情報から応募すると面談の希望日程を聞かれるので登録し、翌日以降企業側から連絡が届き面談となります。
Paizaはカジュアル面談ー>一次、二次面談ー>最終面談という流れで進みます。

「カジュアル面談」は応募した企業の説明会に参加することが出来ます。しかし企業によってはカジュアル面談後に面接が始まることもあり、カジュアル面談後に面接があるかどうかは受けてみないと分からないのでカジュアル面談前に面接対策は必須でした。初めてカジュアル面談を受けたときは面接が始まることを想定しておらすかなり焦りました。

一次面接では志望動機、なぜエンジニアになりたいのか、どういったエンジニアになりたいのか、などといったことを聞かれました。

二次面接ではポートフォリオについて詳しく聞かれました。また人物像の深堀をするような質問が多かった印象です。
ポートフォリオについては利用した言語やフレームワークについて、それを利用した意図、それを習得するためにどういった努力をしたのか、作成に当たりどういった点に苦労したのか、工夫した点などを聞かれました。
人物像については、私はポートフォリオで自己紹介サイトを作成したのでそれを基に様々な質問をされました。

自分がこだわった点や苦労した点、それを解決するためにどう対策していったのかなどをお話しすると好感触でした。正直私が作成したポートフォリオはそこまで完成度が高いものではありませんが、ポートフォリオそのものよりかはそれを作成するまでの過程を熱量を持って話せることのほうが需要なのではないかと思いました。

最終面談は意思確認、再度人物像の深堀が主でした。

最終的にPaizaを通じて6社ほど選考を受け、その中でも第一志望の会社から内定を頂くことが出来ました。

#まとめ
大幅に出遅れはしましたがポートフォリオを作成したことが私にとって大きなターニングポイントになりました。クオリティはどうであれ自力で生成物を開発した経験があるか否かはプログラミングへの理解もそうですし実際にエンジニアとして働くときのイメージ作りにおいても大きく差が出るのではないかと思います。そして何より自信が付き、面接官からの質問にも堂々と答えることが出来ました。
ITへの就職を検討しているのであればPaizaを登録しておいて損は無いと思います。Paizaでは隠れ優良企業も探しやすいように感じました。

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