仮想環境とは
「仮想環境」は、1台のPC内に、あたかも別のPCが入っているような環境をバーチャルで(仮想的に)作ることです。
仮想環境を構築すると、現在のPCの設定に影響を与えずに、別のPCとして開発環境を試すことができます。仮想環境は、不要になったら削除も可能です。
1.VirtualBoxをインストール
まず、VirtualBoxをインストールして、PC上に仮想環境を構築します。
下のリンクからOSに合わせてVirtualboxをダウンロードします。
OSがMojave・Catalina
https://download.virtualbox.org/virtualbox/6.0.14/VirtualBox-6.0.14-133895-OSX.dmg
それ以外
http://download.virtualbox.org/virtualbox/5.2.6/VirtualBox-5.2.6-120293-OSX.dmg
2.Vagrantをインストール
Vagrantは、仮想マシンを管理するツールで、Windows、Mac OS X、Linuxで動作します。
Vagrant自体には仮想化する機能はないため、仮想ソフトの操作をVirtualBoxで代行させています。
下記、Mac用のvagrantダウンロードページからダウンロードします。
https://releases.hashicorp.com/vagrant/2.2.4/vagrant_2.2.4_x86_64.dmg
3.Vagrantを起動する準備
3-1.「vagrant-vbguest」プラグインをインストール
vagrant-vbguestプラグインは、仮想マシンでの面倒な操作を肩代わりしてくれるプラグインです。 Macはターミナルを起動し、以下を入力します。
エラーが起きなければ、成功です。
$ vagrant plugin install vagrant-vbguest
3-2.Vagrantの初期設定を行う
初期設定を行うには、「Vagrantfile」を利用します。Vagrantfileは、Vagrantの初期設定が記述されたファイルです。
下記からファイルをダウンロードします。
https://wals.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/unit/vagrant/Vagrantfile
ダウンロードが完了したら、以下のコマンドを実行します。
$ cd Desktop
$ mkdir vagrant
$ cd vagrant
ディレクトリの作成を確認できたら、先ほどダウンロードした「Vagrantfile」を「vagrant」フォルダ内にコピーまたは移動します。
4.Vagrantを起動
以下のコマンドでvagrantを起動します。
起動までは1時間以上かかる場合があります。
$ vagrant up
5.仮想環境へSSH接続
vagrantを起動しただけでは、仮想環境へは接続できていませんので、SSH接続を行います。
SSH接続とは、自分のPCから他のPCへ安全に接続するために接続手法です。
以下の通り、接続します。
$ vagrant ssh
以下のようになれば、仮想環境への接続は成功です。
[vagrant@localhost ~]$