はじめに
社内で勉強会を開きたいが、何から手を付けて良いか分からない人に向けて自分がやっていた方法を記載します。
アナウンスして人を募る
勉強会の説明を行い、まずは同志を募ります。
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説明スライドを作成します。
記載内容は以下
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自己紹介
とりあえず何者なのかを表明しましょう。- 名前、何年目、所属はどこで、何をやっているかあたりを記載しましょう。
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何の勉強会をするか
一番伝えたいところです。- 「~勉強会」などのタイトルを置き、勉強内容の詳細をつらつらと書きましょう。
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勉強会の目的
- なぜやろうと思ったかを書きましょう。自分が思ったそのままを書きましょう。自分の熱い思いをここに注入し熱意が伝わるようにするとより良いです。
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勉強会の進め方
進め方は色々ありますが、一長一短あるので勉強会の内容、参加対象によって選択しましょう。形式 内容 長所 短所 LT 参加者全員で調べてきた各テーマについて 5 分程度のプレゼンを行う
~ 10 人程度が良い
効率良くテーマについて理解することが出来る
参加者意識が高まる
参加者のプレゼンテーションスキルが向上する
スライド作成の手間がかかる 輪読会 参加者全員で 1 冊の本を読み進め、内容についてディスカッションを行う
話をまわす司会力が問われる
積読になりやすい名著を選択するのがオススメ
~ 10 人程度が良い
効率良く本を理解することが出来る
参加者意識が高まる
参加者のプレゼンテーションスキルが向上する
話さない人が出ないように、司会者はうまく場を回す必要がある
やり方によっては全員が書籍を購入する必要がある講習会 外部から講師を呼び、講義を受ける 一定水準までは確実に学習することができる
講師はテーマについて深い知識を持っているため、質問などを行い理解を深めることができる
講師、テキスト代金がかかる
他の形式に比べると意欲が低い参加者が増える傾向がある
(上司に言われてきた etc)
ハッカソン チームを組んで短期間で 1 つのアプリケーション、サービスを作成する
普段の業務とは異なったアプローチでサービス開発に関わることで、視野が広がる
チーム編成が難しい(特定のスキル、レベルに偏った参加者だと、進まない場合がある)
ディスカッション テーマを決めて参加者同士でディスカッションを行う
話をまわす司会力が問われる
ある程度テーマに対して知識がある参加者達で実施する
~ 10 人程度が良い
参加者意識が高まる うまく議論をコントロールできなかった場合、着地出来ない もくもく会 各々もくもくと勉強したり、作業したり本を読んだりする 適度な緊張感があるため怠けない
他の形式に比べ当日欠席率が高くなる
ビアバッシュ ビールやピザを食べながら上記勉強会を行う
懇親会の意味合いが強いので、勉強会初回にもってくると良いかも参加者同士が打ち解けやすくなる
ゆるい雰囲気になりリラックスして参加できる飲食物の準備・片付けの手間がかかる
費用がかかる
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対象者
どんな人に参加して欲しいかを記載します。 -
Next
説明会後の流れを記載します。- 参加したい場合の連絡先と締め切り
- 勉強会 1 回目の日付とアジェンダ
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広く説明会開催を周知します
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説明会実施
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参加者確認
活動計画を作成し、上長に承認を得る
クラウドサービスや、書籍購入、懇親会、講師代などコストが発生する場合、自腹切る以外の場合は会社に承認を得る必要があります。
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計画説明資料を作成します。
記載内容は以下- 勉強会の目的
説明会と同じで OK でしょう - スケジュール
4 半期 or 半期 or 年度での大体のスケジュールを記載します - メンバー
参加者、人数などを記載 - 費用
スケジュールにおいての大体の費用を算出します- 人件費
- (クラウドサービス利用費)
- (書籍代)
- (懇親会代)
- 勉強会の目的
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上長説明を行い、承認を得ます
実施する
勉強会を計画に沿って実施します
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開催前にアジェンダを作成する
記載内容は以下
- 日時、場所
- Good & New
- 毎回 Good & New を実施していました。
少なからず緊張するものなので、場が和んで良いと思います。
- 毎回 Good & New を実施していました。
- 勉強会本日のテーマ
- 何をやるかを記載します
- 本日のゴール
- どこまでやるかを記載します
- 次回について
- 次回の大体の開催日をここで決めます。詳しい日程は Slack の Simple Pollを使用して決めていました。
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アジェンダを送付する
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勉強会を実施する
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次回日程を調整する
- 勉強会実施時に決めた大体の期間で Slack の Simple Pollを使用し多数決を取ります。
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次回日程が決まったら、場所を決めアナウンスします
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(アジェンダを作成するに戻り、繰り返します)
活動結果を作成し、上長に報告する
勉強会終了後、活動結果を報告します。
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結果説明資料を作成します
記載内容は以下
- 計画したスケジュールに対しての実施状況
- 計画した費用に対しての実績
- 目的に対しての成果
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上長に説明し、勉強会の 1 サイクルは終了します
最後に
上記のような流れでやっていました。 誰かの参考になれば幸いです。
面倒だな・・・と思われる方もいるかもしれませんが、やってみると同志が集まるし、
他のプロジェクトの人にも名前知られるなどプレゼンスも高まるし、
技術力も上がるしでリターンがかなり大きいので是非やってみましょう!