はじめに
この記事ではトラブルの原因については考察しない。
おそらく現在多くの人に起こっている「wifi接続が切れる」トラブルが解決に至るまでにしたことを、ただ書き連ねる。
そのため、ひとつの手法のみで解決したのか、それとも複合的な要因で解決したのかまでは分からないことに留意してほしい。
Linux Mintのバージョン
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Linuxmint
Description: Linux Mint 20.2
Release: 20.2
Codename: uma
方法①:IPv6を停止する
まず、ネットで調べると最初に「IPv6を停止すると直った」と出る。
そこで、以下の方法でIPv6を停止させた。
まず、/etc/default/grub
を編集してIPv6を停止する。
開くとGRUB_CMDLINE_LINUX=""
という行が見つかるので、そこにipv6.disable=1
という文字列を追記する。
# GRUB_CMDLINE_LINUX=""
GRUB_CMDLINE_LINUX="ipv6.disable=1"
次に、 sudo update-grub
を実行する。
$ sudo update-grub
するとip -6 a
と入力しても何も出力されない。
$ ip -6 a
もし戻したいなら、/etc/default/grub
を元に戻せばいい。
方法②:wifiの省電力モードを無効化する
しかし、これで問題は解決しなかったのでさらに調べると、今度は「wifiの省電力モードが原因」と出た。
そこで以下の方法で省電力モードを無効化した。
/etc/NetworkManager/conf.d/default-wifi-powersave-on.conf
のwifi.powersave = 3
を2にした。
[connection]
# wifi.powersave = 3
wifi.powersave = 2
まとめ
以上の方法でwifiは切れなくなりました。
ただ、1時間近く作業していると突然切れてまた接続されることもあり、不安定なことに変わりはないように思えます。
Linux MInt側での根本的解決を望みます。