0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

vpsで起動したjupyter notebookをローカルマシンから使う(さくらvps,ubuntu20.04)

Last updated at Posted at 2023-12-26

vpsで起動したjupyter notebookをローカルマシンから使えるようにします。
サーバーのOSインストールからの手順を説明しています。

前提条件

・さくらvps(メモリ1Gプラン)
・ubuntu20.04(サーバーOS)
・Mac OS Mojave(ローカルマシン)

OSインストール

VPSコントロールパネルからOSインストールします。設定は以下のとおりです。

・OS ubuntu20.04 amd6
・「パケットフィルターを利用しない」

(参考)

サーバーマシンの初期設定

サーバーにsshでログインします。「xxx.xxx.xxx.xxx」はvpsのipアドレスです。

$ ssh ubuntu@xxx.xxx.xxx.xxx

一般ユーザーを作成します。

$ adduser test_user

作成した一般ユーザーにsudo権限付与します。

$ sudo gpasswd -a test_user sudo

test_userにログインしておきます。
(以下、この一般ユーザーで作業します。)

$ sh - test_user

python(Anaconda)とJupyterのインストール

pythonおよびjupyterのインストールを行います。

ここでは、Anacondaで環境構築します。

まずは、イントーラをダウンロードします。

$ wget https://repo.anaconda.com/archive/Anaconda3-2023.09-0-Linux-x86_64.sh

上記のURLはバージョンの変更により変わるので、公式サイトで確認してください。

https://www.anaconda.com/download
64-Bit (x86) Installer (1015.6 MB)

インストーラを実行します。ファイル名はバージョンにより適宜変更してください。

$ bash Anaconda3-2023.09-0-Linux-x86_64.sh

規約を読まされるので、

Last updated February 25, 2022

等が出た直後あたりで、

Do you accept the license terms? [yes|no]

ときかれるのでyesを入力する。prefixはデフォルトでOK。

Anacondaのインストールが終わったら、test_userに再ログインすると、
condaコマンドが利用可能になります。

環境を作成します。ここでは、python3.6をpy36という名前で作成します。

$ conda create -n py36 python=3.6

作成した環境をアクティベートします。

$ conda activate py36

jupyterのインストールします。

$ conda install jupyter

<<<秘密鍵・サーバー証明書の作成>>>

https通信を行うため、秘密鍵とサーバー証明書の作成を行います。
まず、Anaconda環境にopensslが入っていることを確認。

$ which openssl

/home/test_user/anaconda3/envs/py36/bin/openssl

以下のコマンドを実行します。

$ cd /home/test_user/.jupyter
$ openssl genrsa 2048 > server.key
$ openssl req -new -key server.key > server.csr
$ openssl x509 -req -days 3650 -signkey server.key < server.csr > server.crt

実行後には、/home/test_user/.jupyterserver.key,server.csr,server.crtが生成されていることを確認してください。
詳しくは、以下のサイトも参考にしてください。

<<<秘密鍵・サーバー証明書の作成(おわり)>>>

さて、jupyterの設定ファイルのデフォルトをつくります。

$ jupyter notebook --generate-config

Writing default config to: /home/test_user/.jupyter/jupyter_notebook_config.py

設定ファイルを編集するため、viで開きます。

$ vi ~/.jupyter/jupyter_notebook_config.py

編集内容は以下のとおりです。
(コメントアウトされている行を有効化してください。)

c.NotebookApp.ip = '0.0.0.0'
c.NotebookApp.open_browser = False
c.NotebookApp.port = 8888
c.NotebookApp.certfile = '/home/test_user/.jupyter/server.crt'
c.NotebookApp.keyfile  = '/home/test_user/.jupyter/server.key'

jupyter notebookのパスワードを設定します。ローカルマシンからjupyter notebookにアクセスする際に入力するものになります。

$ jupyter notebook password 

jupyterを起動します。単に、

$ jupyter notebook

としてもよいですが、nohupで起動しっぱなしにしておきましょう。こうしておけば、 sshをexitしてもOKです。

$ nohup jupyter notebook >> jupyter.log 2>&1 &

ここまでで、サーバー側の準備は完了です。ローカルマシンでブラウザを開き、

https://xxx.xxx.xxx.xxx:8888/

にアクセスします。

参考サイト

以下のサイト様を参考にさせていただきました。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?