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AWS EC2でインスタンスに複数のEBSボリュームをアタッチする

Last updated at Posted at 2023-02-14

AWS EC2でインスタンスに複数のEBSボリュームをアタッチする

EC2インスタンスは、仮想マシンの資料するファイルストレージにEBSという仮想ディスクを使用.
柔軟に容量を追加したり、別のディスク(ボリューム)を追加したりできる.

すでに仮想マシンにアタッチ済みボリュームを格納することも可能だが、一時的に容量を追加したい時、格納するデータによって
ディスクを切り分けたい場合など、後から別のEBSボリュームをアタッチするのが割と役立つ.

AWS公式ドキュメント EBSマルチアタッチ

想定読者

  • すでにAWS EC2インスタンスを起動・接続している
  • EC2にS3ではなくディスク容量を追加したい方(機械学習など、大容量データを少しずつs3から持ってくると、実装面や速度面でネックとなるのでインスタンスのストレージで完結させたい方)

ローカルストレージの容量確認

dfコマンドで確認できる. -hで容量の安易をいい感じにしてくれる

df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/root        31G   12G   20G  39% /
tmpfs           7.9G     0  7.9G   0% /dev/shm
tmpfs           3.2G  840K  3.2G   1% /run
tmpfs           5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
/dev/xvda15     105M  6.1M   99M   6% /boot/efi
tmpfs           1.6G  4.0K  1.6G   1% /run/user/1000

ここではインスタンス作成時にEBSを32GBで作成していたため、空き容量は
/dev/root 31G 12G 20G 39% /に記載のある通り、32G中う12GBを使用し残り20GB.

20GBもあれば大抵のことは可能だが、大きいデータを作業インスタンスから直接読み込みたい場合など、dist容量を追加で
呼び出したい時がある.

EBS ボリュームの作成

AWSからEC2を選択し、左側のメニューからボリュームを選択. 選択すると右上にボリュームの作成というボタンが表示されるので選択.

スクリーンショット 2023-02-15 1.20.39(2).png

ボリュームタイプ、サイズ、アベイラビリティーゾーンを選択.
ボリュームタイプは汎用SSD(gp2かgp3)を選択しておけば良く、サイズは必要な容量を設定.
参考までにEBS料金で作成するボリュームのリージョンを見れば値段がわかる.

スクリーンショット 2023-02-15 1.21.00(2).png

作成したら作成したボリュームを一覧画面から選択し、アクションからボリュームのアタッチを選択.
ここでは、サンプルとして、5GBのものを選択しているが、実際には先ほぼ作成したものを選べば良い.
スクリーンショット 2023-02-15 1.33.29(2).png

設定したら、作成したボリュームをアタッチしたいインスタンスを設定.

ここで要注意なのが、アタッチするためにはインスタンスとEBSボリュームがリージョンだけでなく、アベイラビリティーゾーンまで一致している必要がある.
インスタンスを設定したら[ボリュームをアタッチ]ボタンを押す.

スクリーンショット 2023-02-15 1.33.38(2).png

アタッチしたらEC2のインスタンスから、ボリュームをアタッチしたインスタンスを選択して、
インスタンス情報の画面から中央下部のストレージを選択。

ボリューム一覧が表示されているので、先ほどアタッチしたボリュームが表示されていることを確認.
下記画像では、デバイス名

スクリーンショット 2023-02-15 1.48.41(2).png

アタッチしたボリュームを使用できるようにする

インスタンスに接続して、df -hを実行
この段階ではまだアタッチしたボリュームは使用できない

$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/root        31G   12G   20G  39% /
tmpfs           7.9G     0  7.9G   0% /dev/shm
tmpfs           3.2G  840K  3.2G   1% /run
tmpfs           5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
/dev/xvda15     105M  6.1M   99M   6% /boot/efi
tmpfs           1.6G  4.0K  1.6G   1% /run/user/1000

lsblkコマンドでアタッチされたデバイスの確認

一番下の、xvdfに50GB(先ほぼアタッチしたボリューム)が存在するが、まだ利用できない状態.

ここで、xvdfはデバイス名で、都度変わることがあるので、後の作業は全てこのデバイス名の箇所を適宜
実行環境のものに置き換える必要あり.
(基本はxvdf.)

xvdf/dev/xvdfに格納されているはず.

$ lsblk
NAME     MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
loop0      7:0    0  24.4M  1 loop /snap/amazon-ssm-agent/6312
loop1      7:1    0  55.6M  1 loop /snap/core18/2679
loop2      7:2    0  63.3M  1 loop /snap/core20/1778
loop3      7:3    0  63.3M  1 loop /snap/core20/1822
loop4      7:4    0 111.9M  1 loop /snap/lxd/24322
loop5      7:5    0  49.8M  1 loop /snap/snapd/17950
xvda     202:0    0    32G  0 disk 
├─xvda1  202:1    0  31.9G  0 part /
├─xvda14 202:14   0     4M  0 part 
└─xvda15 202:15   0   106M  0 part /boot/efi
xvdf     202:80   0    50G  0 disk 

sudo file -s /dev/xvdfを実行する

$ sudo file -s /dev/xvdf
/dev/xvdf: data

ここでまだ、/dev/xvdf: dataとだけ表示されるはず. ここで、GI XFS filesystem data (blksz 4096, inosz 512, v2 dirs)のような出力がされた場合、次のmkfs -tコマンドはスキップ.

mkfs -t コマンドを使用し、そのボリューム上にファイルシステムを作成します。

$ sudo mkfs -t xfs /dev/xvdf
meta-data=/dev/xvdf              isize=512    agcount=4, agsize=3276800 blks
         =                       sectsz=512   attr=2, projid32bit=1
         =                       crc=1        finobt=1, sparse=1, rmapbt=0
         =                       reflink=1    bigtime=0 inobtcount=0
data     =                       bsize=4096   blocks=13107200, imaxpct=25
         =                       sunit=0      swidth=0 blks
naming   =version 2              bsize=4096   ascii-ci=0, ftype=1
log      =internal log           bsize=4096   blocks=6400, version=2
         =                       sectsz=512   sunit=0 blks, lazy-count=1
realtime =none                   extsz=4096   blocks=0, rtextents=0

これでボリューム上にファイルシステムが作成されたので、適用な階層にマウントする

$ sudo mkdir /data
$ sudo mount /dev/xvdf /data

これでボリュームがマウントされたことが確認できる

$ lsblk
NAME     MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
loop0      7:0    0  24.4M  1 loop /snap/amazon-ssm-agent/6312
loop1      7:1    0  55.6M  1 loop /snap/core18/2679
loop2      7:2    0  63.3M  1 loop /snap/core20/1778
loop3      7:3    0  63.3M  1 loop /snap/core20/1822
loop4      7:4    0 111.9M  1 loop /snap/lxd/24322
loop5      7:5    0  49.8M  1 loop /snap/snapd/17950
xvda     202:0    0    32G  0 disk 
├─xvda1  202:1    0  31.9G  0 part /
├─xvda14 202:14   0     4M  0 part 
└─xvda15 202:15   0   106M  0 part /boot/efi
xvdf     202:80   0    50G  0 disk /data

一番下のxvdf 202:80 0 50G 0 disk /dataで先ほどとは異なり、
/dataへのマウントができている.

最後にストレージ容量を再度確認.

/dev/xvdf 50G 390M 50G 1% /dataが追加されている.

$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/root        31G   12G   20G  39% /
tmpfs           7.9G     0  7.9G   0% /dev/shm
tmpfs           3.2G  840K  3.2G   1% /run
tmpfs           5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
/dev/xvda15     105M  6.1M   99M   6% /boot/efi
tmpfs           1.6G  4.0K  1.6G   1% /run/user/1000
/dev/xvdf        50G  390M   50G   1% /data

これでインスタンスに後からボリュームを追加できた.

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