はじめに
OCIのリソース・スケジューラーで特定のインスタンスを毎日起動させるスケジュールを設定してみます。
前提
- テナントの管理者権限を持っているユーザーで実施する、もしくは必要なポリシーが設定されている
Allow group GROUPNAME to manage resource-schedule-family in tenancy
(手順後半に出てくるリソースマネージャが対象リソースに操作を行う権限は別途付与する必要があります。)
手順
ガバナンスと管理から、リソース・スケジューラ>スケジュールを開きます。
任意のスケジュール名と実行するアクション(起動/停止)、コンパートメントを入力します。
次を押します。
リソースの選択方法は静的(デフォルト)とします。
対象とするインスタンスを選択して、次を押します。
Apply Parameters (Optional)はオプションなのでそのまま次へ行きます。
起動させる間隔、時間を入力します。
間隔は、1回のみ、毎日、毎週、毎月から選択できます。
時間はUTCで入力することに注意してください。
入力された情報を確認してスケジュールの作成を押します。
リソース・スケジューラの作成が完了したら、リソース・スケジューラが対象リソースを操作できる権限を付与する必要があります。
(作成しないと、スケジュールは作成できてもアクションが失敗します。)
ポリシー構文:
Allow any-user to manage <resource_type> in compartment id <compartment_ocid> where all {request.principal.type='resourceschedule', request.principal.id='<ocid_of_resourceschedule>'}
例:
Allow any-user to manage instance in compartment xxxxxx where all {request.principal.type='resourceschedule', request.principal.id='ocid1.resourceschedule.oc1.ap-osaka-1.amaaaaaal7l2mtaaymxxxxxxxxxxxxxxxxxxmbq'}
項目 | 設定内容 |
---|---|
<resource_type> |
対象リソースの識別子を入力します。 例) autonomous-database instance instance-pool |
<compartment_ocid> |
対象リソースが配置されているコンパートメントのOCIDを入力します。 |
<ocid_of_resourceschedule> |
作成したスケジュールのOCIDを入力します。 |
※request.principal.id=''を設定しないことで全てのリソース・スケジューラにポリシーを適用させることも可能です。
<ocid_of_resourceschedule>
は先ほど作成したスケジューラの画面からコピーします。
これで手順は以上です。