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Proxmox上でWindows Server 2022を立ち上げてみた

Last updated at Posted at 2024-09-21

はじめに

Windows Serverを自由に扱える環境が欲しいなと思っていたら、
無料試用版があることを思い出したので、自宅に環境構築しよう!となりました。
折角なのでProxmoxVE環境でVMを立ち上げてみたいと思います。

目次

  1. ①Windows ServerのISOを手に入れる
  2. ②VirtIO ドライバーを手に入れる
  3. ③VMを立ち上げる
  4. ④ログインして、ドライバーの設定をする
  5. ⑤さいごに

①Windows ServerのISOを手に入れる

Windows Server 2022は、無料試用版が180日使えます。
(延長をすると最大1080日使えるとのこと)

下記サイトから、「無料で使用開始」の「ISO をダウンロード」を選択。

名前や会社名やもろもろ入力する。(実は適当でも問題ないらしい?)

FireShot Capture 01.png

日本語でISOダウンロードを選択。

FireShot Capture 02.png

これでISOが手に入りました。

SC1.png

②VirtIO ドライバーを手に入れる

Windows OS系をVMインストールする際に、
使用する仮想マシンのデバイスや周辺機器への直接 (準仮想化) アクセスを可能するために、必要なドライバーを手に入れます。

Proxmox WikiにあるリンクからISOダウンロードします。
https://pve.proxmox.com/wiki/Windows_VirtIO_Drivers

これで必要な資材が集まりました。

SC2.png

③VMを立ち上げてみよう

ProxmoxのWebコンソールにアクセスして、先ほど入手したISOファイルを二つともアップロード。

FireShot Capture 04.png

VMを作成から作成する。

VM ID名前を変更する。

FireShot Capture 05.png

ここの設定がLinuxと変わってくる。
ISOイメージWindows Server 2022のISOイメージを指定。
ゲストOS 種別 バージョンMicrosoft Winodws 11/2022/2025を指定。
VirtIO ドライバ用の追加ドライブを追加にチェックを入れる。
ISOイメージはダウンロードしたISOイメージを指定。

FireShot Capture 06.png

ここも設定を少し変更する。
Qemuエージェントにチェックを入れる。
(Proxmox側から正しくシャットダウンしたり、操作するために必要な機能なので有効化する)
TPM追加のチェックを外す。
(Winodws Server 2022の必須要件ではないので外します。)

FireShot Capture 07.png

ディスクサイズ100Gを指定。
(Windows Server 2022のハードウェア要件では、最小32G)

FireShot Capture 08.png

その他もろもろ設定を進めて、VMの作成完了。

FireShot Capture 013.png

ではコンソールから起動します。

FireShot Capture 014.png

OSインストールをするために、キーボードを叩きます。

FireShot Capture 015.png

そこそこ放置して待っていたら、OSインストーラーが起動しました。

FireShot Capture 016.png

それではインストールをしていきます。

FireShot Capture 017.png

折角なので、Datacenterエディションを入れていきます。
GUI操作もしたいので、デスクトップエクスペリエンスを選択。

FireShot Capture 018.png

わかりにくいですが、新規インストールの場合はカスタムを選択するとのこと。

FireShot Capture 019.png

割り当てたはずのストレージが認識されていません。
のでドライバーの読み込みを選択して、VirtIO ドライバを当てていきます。

FireShot Capture 021-.png

D¥amd64¥2k22がおそらく2022用のドライバーなので、選択してインストールしていく。

FireShot Capture 020.png

ドライバーインストール後は、ストレージが正しく認識されました。

FireShot Capture 021.png

インストール自体は数分で終わりました。

FireShot Capture 022.png

勝手に再起動が始まり、起動画面にProxmoxロゴが表示され、かっこいい!!

FireShot Capture 023.png

Adminユーザーのパスワード設定を求められました。

FireShot Capture 024.png

無事、OSインストールが完了し、見慣れたロック画面が表示されました。

FireShot Capture 025.png

④ログインして、ドライバーの設定をする

では早速ログインをしていきたいのですが、
Webコンソール経由だと、Ctrl+Alt+Delが効きません。。。

FireShot Capture 025.png

やや戸惑いましたが、
画面左端にパネルがあり、ショートカット実行用のボタンが出てきたので選択。

FireShot Capture 026.png

さっき設定したパスワードでログイン。

FireShot Capture 027.png

見慣れたデスクトップが現れました。

FireShot Capture 028.png

Windows Serverお馴染みのサーバーマネージャーのダッシュボードも起動。

FireShot Capture 029.png

今のままだとドライバーがなく、ネットワークにも接続できていないので、
ドライバーを入れていきます。

エクスプローラを起動すると、Dドライブが認識されているので、
virtio-win-gt-x64.exeを起動します。

FireShot Capture 030.png

インストーラーが起動したらぽちぽちして進めていきます。

FireShot Capture 032.png

ドライバーのインストールが完了すると、ネットワークアダプタがが正しく認識されました。

FireShot Capture 033.png

オプションではありますが、VMリモート操作のため、
virtio-win-guest-tools.exeもインストールしていきます。

追記: このインストーラーを実行することで、QEMUとSPICEのAgentがインストールされるため、こちらも実行するがおすすめ

FireShot Capture 034.png

インストーラーが起動したらまたぽちぽちして進めていきます。

FireShot Capture 035.png

これでインストール関連は一通り完了しましたので、サーバ再起動をします。

FireShot Capture 036.png

これでようやく初期設定も完了です。

FireShot Capture 037.png

⑤さいごに

Proxmoxの参考資料を調べている際も、Windows Serverのインストールについて語っている人が少なかったので、上手くいかないこともあるかと思いましたが、何の問題も起きずにすんなり進めることが出来ました!!!
個人的はWindows Server自体が業務用のイメージが強いので、こうして自由に触れる環境を構築できたのはすごくいい環境を手に入れたなとワクワクしています笑

では、皆様も良きエンジニアライフを!

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