先日開催したギジュツガタリズにて、面白いデータの保存方法について話題になりました。
スマホを当たり前に使う現代において、データの保存方法というものは、一般人においてもとても重要な課題かと思います。
一般的なものとして、HDDやSSD,SDカードなどの記憶装置や、GoogleDriveやiCloudなどのクラウドサービスがあります。
しかし、保存する容量が大きければ大きい程にコストがかかってきます。
プライベートにおいては、基本データ保存にかける予算が十分にある方は少ないかと思われます。そのために、昔の写真や動画を削除する作業を強いられる経験があるかと思われます。
そういった状況を解決するために、策を練るエンジニアが世界中にたくさんいます。
面白い方法でデータの保存を図る事例をいくつかご紹介します。
SOL1.データを動画に変換してYouTubeにあげてしまう
この記事を初めてみた時、画期的なアイデアだと感じると同時に、データの扱い方に関する考え方が変わりました。
ちなみにYoutubeのコメントで変換効率に関して、
1GBのデータを変換すると、3.39GBの動画になる(白黒の場合)
と記述がありました。
動画なので、フルカラーRGBで変換すればさらに圧縮率を向上できますが、
YouTubeの仕様上で動画自体が圧縮されてしまうので、白黒のみ実用に耐えるようです。
SOL2.音にもデータを忍ばすことができる
動画に変換する技術があるのなら、音にもあるだろうと考え調べてみるといろいろ出てきました。
1980年代から音を使ったデータ転送の技術が活用されていたり、
(ダイアルアップ技術は昔では当たり前でしたね。20代ですが音が懐かしい。)
暗号化技術の一つとしても活用されているのを探している中で、
より研究された分野であることを実感しました。
音楽ファイルとして保存できるので、YouTube Musicが容量無制限なので、
実質無制限ファイルストレージ化できちゃいそうです。
SOL3.やっぱり紙で管理したい
A4サイズの紙1枚に1MBのデータを印刷してバックアップできるソフト「PaperBack」を実際に使ってみました - GIGAZINE
昔はパンチカードと呼ばれる技術が存在していたが(未だに現役運用しているかも?)、
日本企業開発したQRコードによって、データの扱い方に革命が起きました。
現在、QRコードの最大容量は、モデル2 で 2,953バイトなので、約3キロバイトです。
とても細かいですね。ここまで細かいとカメラでは読みよりづらいので、
紙1枚に1MBのデータを保存できるこの技術では、600dpiのスキャナーで読み取っています。
A4用紙という紙で管理できる利点というのは非常に有効的だと思われます。
それこそ、写真を普通に印刷するのではなく、データとして印刷する形でも活用できそうですね。
今回はギジュツガタリズにて出てきた、話題のみまとめて取り上げましたが、
世界にはもっと面白い保存方法を思いついている人がたくさんいるかもしれません。
ギジュツガタリズでは、色々なデータ保存方法を組み合わせて、
エンジニア版の謎解きイベントを企画するのもアリではないかと話に花が咲いていました。(筆者的にはやりたいw)
面白い技術でより楽しいエンジニアライフを!