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フリーのシステム/ディスククローンツールについてのメモ

Last updated at Posted at 2022-03-05

SSD換装などで行うシステムクローン。わかんなければ移行ツール同封などのSSDを使えば何とかできるでしょう。
だがそんなツールとかない場合どうすればいい?また、マニアックな話になるかもしれないがOSにツールをインストールせずに行うためには?ディスクがGPTの場合は?MBRの場合は?
ディスククローン機能は、パーティションバックアップツールの機能に思えるが、パーティション編集の側のツールも大概持っている。無料版で現在のシステムのディスクをコピー元(システムクローンって表記されてることも)にできない場合もあるが、その時でも起動ディスク(WinPE)からなら可能かもしれない。
この手のツール、無料で使えるのはシェアウェアの機能限定版なのがほとんどであり、バージョンアップで機能の制限が多くなるケースも多々ある。そこも含めて簡単に調べてみた。最新版も性能は改善しているのかもしれず、選ぶメリットは人によりけりなのでしょう。

先に簡単な結論

・すでにAOMEI PE Builder等で作成済みならそれを利用でOK
・WinPE作る気があるならAOMEI Backupper 6.4 + Partition Assistant 7.1 あたりで作成はいかが
・WinPEなんぞわからんという方は、SSDがCrucialならTrueImage for CrucialでOK
・それ以外なら...

どうやって旧バージョンをダウンロードするか

バージョン番号と一緒にググれば出てくるはず。他はinternet archiveやoldversionを探す。正直私がいちいち書くまでもない基本事項だけど一応。

EaseUS Todo Backup

11.5まではシステムクローンが可能(MBR→MBR,GPT→GPTの制限はある。まぁ普通はそうか。)もちろんWinPE作成可能。なんだが、最新Win10ベースPE上ではエラーが出てバックアップもろともできない。新しいPEと相性悪いのだろうか?
12,13ではシステムクローンは不可能、ディスククローンは可能。WinPE作成可能なので、PEからならコピーOKになる。
13.5以上はダウンロード方式で、最新版強制。ディスククローンが不可能になっている。WinPEの作成は可能だがもちディスククローンは不可なので、クローン目的ではNG。
■ インストールしたうえで使う必要があるなら、Win10のバージョンが古ければ11.5でもいけるのか...?
■ PEからしか使わないなら13.0が最適だろうか
■ 基本機能でOKなら最新版で問題ない。

AOMEI Backupper Standard

システムクローンは4の時点ですでに不可だった。WinPE作成は最新版6.9含めほぼすべてのバージョンで可能。
MBR→MBRの場合はシステムクローンが可能との情報はネット上にあるが私は正直よくわからず。
ディスククローン機能だが、このソフトの場合はPE上からの使用であろうともシステムを含むと不可能なバージョンもあるので注意。4.06(Builder2同封)や6.4までは可能。6.61でシステムを含むとディスククローンは不可だった(6.5は未検証)。データディスクならバージョン問わず可能。
また、5.3では後ろにスペースを残せたが、6.4では自動のみ。ただしどっちにしろ手動ができないので気にする違いではない。
■ システムクローンを行うならWinPE上で6.4までを使用。
■ 基本機能でOKなら最新版で問題ない。

Macrium Reflect

現行版の8ですでにできることが多い。もちろんWinPEも作成可能。PE作成については他と異なり、割といろんな設定を行える(ベースのPEを指定することすら可能)。
(ただしPEにコピーするファイル一覧がよくわからないし、一部プログラム本体でしか展開できないファイルがあるため公式のプログラム以外でPEを組むのはかなり困難かと思われる。まぁほんのごく一部の人を除きどうでもいいでしょうが)
■ 使い方がちょいわかりにくいとこがある以外は有用

EaseUS Partition Master

かなり以前からWinPE作成はできないので、今回は調査から外した。再起動時にクローンが行えるタイプかも?しれない。

AOMEI Partition Assistant Standard

6.5(Builder2同封)含む7.1まではWinPE作成可能。
ディスクコピー可能だが、パーティション編集ツールという性質上システムのコピーは要再起動。
パーティション復元機能は6.5では見当たらなかったが、7.1にはあった。ただし7.5以降はない。
7.5以上ではPro以降の機能が多い。WinPE作成やパーティション復元など。もちろん最新版9.1でも同様。
■ 機能面なら7.1がお勧め
■ 基本機能だけなら最新版でもOK。

MiniTool Partition Wizard

詳しいことは忘れたが、9.1がパーティション復元の最終版だった気がする。このバージョンはexFat未対応なのは注意。もちろん基本機能だけなら最新版で構わない。

TrueImage for Crucial

長々と書いてきたが、CrucialのSSDなら最所からこれでいいと思う。WinPEも作成可能。

複数積みってできるの?

公式の手段では基本無理です。無理やりできたとしても今度は起動手段に戸惑います。(なので私は公式の方法に何のメリットがあるのか理解できません。)WinPtchXやWimBuilder2等ならできるはず。なおAOMEI Partition Assistantはシステム登録が不要でバイナリさえあれば究極USBメモリからでも動かせるかも。

で、複数積みって意味あるの?

バックアップツールの場合は1枚のディスクで複数のマシンを渡り歩いて復元を行うときは意味あるでしょう、がマニアックだなぁ。上に書いてきた通りクローン系の機能はバックアップ、パーティーションどちらのジャンルもカバーしていることが多いのでどちらかで行えれば十分ですね。
パーティーションツールの場合、詳しく調べてませんがフリー版で有効な機能が異なる可能性があるので、複数積んでしまうのも案外悪い選択ではないと思います。

UEFI/BIOS, MBR/GPT

GPTはUEFI用(?)ではあるが、MBRとUEFIの組み合わせももちろん可能、なのでMBRでも通常はそんなに困ることはない。ただし可能ならばGPTにしておきたい。UEFI&Win8以上ならGPTがいいのでは。
逆にOSがwin7以下 or/and レガシーBIOSならMBRの方が賢明。
UEFIはMBR,GPT両方対応。レガシーBIOSは起動はMBRのみ、データならOSが対応していればgptも可能。
USBHDD/SSD→GPTでいいがMBRも可。USBメモリの場合MBR推奨(XPとのやり取り含めて)。

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