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WindowsPEについて書いてみる

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はじめまして、
とりあえず登録してみたので、投稿してみます。

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Win10になってから(?)はWindowsが起動できないトラブルもあまり聞かないし遭遇もしないですね、いいことです。しかしながら、根絶されたわけでもないのでUbuntuやWinPE等の外部メディア(DVDやUSBメモリ)ブートも必要なわけでして。

WindowsPEとは何か

ググってもらえばいくらでも情報はあると思うので簡単に書きましょう。DVDやUSBメモリなどから起動するWindowsです。MSが公式に出しているものですが、PEそのものは基本的には自分で作る必要があります。
XP時代はOEMのみで一般には公開されていませんでしたが、非公式で同様の物を作るBartPEが一部で流行りました。Vista/7時代はPE2.x/3.xで、ここから一般公開されています。Win8時代はPE4.x/5.x。Win10になってからはPEのバージョンも10に合わせられたはずです。もちろんビルドが新しくなると同時にPEもマイナーアップデートされていますが、1909は1903とほぼ変わらないのでPEのアップデートは行われませんでした。

~~~作り方~~~

A.WindowsのインストールDVDやUSB

おなじみのWindowsインストールディスク、あれも実はWindowsPEです。最もインストーラーしか起動しないのであまり自由に使えないイメージはありますけどね。(Shift+F10でコマンドプロンプトが開くのはありますが)

B.各種メーカーのツールにより作成

パーティーションバックアップ、ウイルス対策ソフトなど一部のソフトでもWinPEを作れるものはあります。とは言っても、大概はその対象のソフトしか起動しないのですけどね。その中でも、AOMEI PE Builderは珍しくファイラーなど他のソフトも入れられます。なお、WindowsADKのダウンロード、インストールを要求されることが多いです。

C.WindowsADKをインストールしてコマンド打って作成

↑で出てきた、WindowsADKをダウンロード、インストールして作成するという方法。Qiitaで出てくる記事はほぼすべてこれですね。MS公式の方法だけありますが、
〇 パッケージの適用が問題なくできる
反面、
× 作成するのにいちいちコマンド打つ必要があり、初心者には敷居が高い
× 作成したPEを起動しても、コマンドプロンプトが出るだけ
× そのままだと隠しファイルも表示されない(↑a,bもそう)
× ダウンロードするファイルのサイズが大きいし所要時間も長い
といった欠点があることも書いておきます。問題になるかどうかはその人次第。

D.WinPtchXを使用して作成する

非公式PE作成ツール。DLして解凍して、作成するPEを選択するだけで、WinADKをインストールすることなく(ファイルの一部は裏で自動的にDLしている)比較的高速に作成できる。既存のISOやboot.wimファイルを改造することもできる。良くも悪くも、一般の人が使いやすいように作られている。
ん?ステマだって?いえ、ダイマです(笑)

E.Win10PESEやWin10XPEを使用して作成する

WinPtchXの上を行く、機能面では間違いなく最強の非公式ツール。海外製。ソフト名はWinBuilderで、その設定ファイル郡がWin10PESEやWin10XPEとして公開されている。各種ツールの導入はもちろんのこと、WOW64も入れられるのでそこは魅力。ただ、作成が少し面倒くさいのが欠点。

~~~用途~~~

1.Windowsのインストール時/修復環境

先に述べた通り、Windowsのインストールや修復で使用。

2.バックアップディスクやリカバリディスク、ウイルス対策で使用(Linuxベースのことも多い)

起動中のWindowsをリストアすることはできないため、必然的にバックアップソフトの復元はメディア起動のLinuxやPE上から行うことになりますね。主なメーカー↓
バックアップ/パーティーション/ディスクコピー:Acronis AOMEI EaseUS Minitools Paragon Macriumなど
ウイルス対策:各社。ESETは出してたはず。他のメーカーもたぶんあります。
WinPtchXやWin10PESE/XPEでも一部のツールを導入できます(もちろん非公式なのでうまくいくとは限りらないことには注意、ただし複数のツールを1枚に収められるという公式にはないメリットもある)。

3.Windowsが起動しない時に備えて作成し、必要な時に起動

その通り、起動しないマシンのファイルを退避するために使用する。ファイルのコピーができればいいのでどの作り方をしても良いのですが、コマンドに不慣れな方ならファイラーがあるといいでしょう。

4.同じ環境を多くの台数にクローンするときに使用

私は詳しくはわからないのでパスさせてください。

それぞれに合った作り方を

必要なパッケージを導入する必要があるならADKをコマンド打って作る。ファイル救出のためならWinPtchXで作る、すでにあるインストールDVDからメモ帳等を起動してそこから何とかする、WOW64が必要などこだわるならWin10PESEなどを使う。

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