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リーダブルコードまとめ

Last updated at Posted at 2019-04-05

リーダブルコードとは

より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニックが詰まった技術書。
コードは理解しやすくなければいけない というのが中心的な考え。

リーダブルコード感想

初心者にとってIT業界での基準のコーディングルールを知ることが出来る。

実務経験が浅い人には概要を掴む用に、
実務経験が少し付いてきたら、実務をより深めるための良書でした。

1部 表面上の改善

1章 理解しやすいコード

  • コードは理解しやすくなければならない
  • コードは他の人が最短時間で理解できるように書かなければいけない

##2章 名前に情報を詰め込む

  • 明確な単語を選ぶ
    例えば、Getではなく、状況に応じてFetchやDownloadなどを使う

  • tmpやretvalなどの汎用的な名前を避ける
    汎用的な名前を使うときは、それ相応の理由を用意している場合のみ

  • 抽象的な名前よりも具体的な名前を使う
    ServerCanStart()よりもCanListenOnPort()の方が明確

  • 名前に情報を追加する
    大切な情報があれば、「単語」を変数に追加する

(例) 値の単位
時間やバイト数のように計測できるものであれば、変数名に単位を入れる
例えば、ミリ秒を表す変数名には、後ろに_msをつける。

  • 名前の長さを決める
  • スコープ(その名前が「見える」コードの行数)が小さければ短い名前でもいい
  • 長い名前を入力するのは問題じゃない
  • 頭文字と省略形:一般的な用語は使っていいが、プロジェクト固有の省略形は使わない
  • 不要な単語を投げ捨てる
  • 名前のフォーマットで情報を伝える
    アンダースコア・ダッシュ・大文字を使って、名前に情報を詰め込むこともできる。
    例えば、クラスのメンバ変数にアンダースコアをつけて、ローカル変数と区別する。

3章 誤解されない名前

名前が「他の意味と間違えられることはないだろうか?」と何度も自問自答する

  • 限界値を含めるときは、名前の前にmax_min_を使う

  • 範囲を指定するときはfirstとlastを使う

  • 包有/排他的にはbeginとendを使う

  • ユーザーの期待に合わせる

  • 複数の名前を検討する

4章 美しさ

  • 余白・配置・順序
  • 読み手が慣れているパターンと一貫性のあるレイアウトを使う
  • 似ているコードは似ているように見せる
  • 関連するコードをまとめてブロックにする
  • 一貫性のある簡潔な改行位置

  • 縦の線をまっすぐにする

  • コードを「段落」に分割する

  • 複数のコードブロックで同じようなことをしていたら、シルエットも同じようなものにする
  • コードの「列」を整列すれば、概要が把握しやすくなる
  • ある場所でA,B,Cのように並んでいたものを、他の場所でもB,C,Aのように並べてはいけない。意味のある順番を選んで、常にその順番を守る。
  • 空行を使って大きなブロックを論理的な「段落」に分ける

5章 コメントすべきことを知る

コメントの目的は、書き手の意図を読み手に知らせること

コメントするべきではないこと

  • コードからすぐにわかることをコードに書かない。
  • ひどいコード(例えば、ひどい名前の関数)を補う「補助的なコメント」。コメントを書くのではなく、コードを修正する。

コメントすべきこと

  • 記録すべき自分の考え
  • なぜコードが他のやり方ではなくこうなっているのか

  • コードの欠陥にコメントをつける (TODO:後で手を付ける / FIXME:既知の不具合があるコード)

  • 定数の値にまつわる「背景」

  • 読み手の立場になって考える

  • 質問されそうなことを予想してコメントをつける
  • 平均的な読み手が驚くような動作は文書化しておく
  • ファイルやクラスには「全体像」のコメントを書く
  • 読み手が細部に捉われないように、コードブロックにコメントをつけて概要をまとめる

6章 コメントは正確で簡潔に

  • 複数のものを指す可能性がある「それ」や「これ」などの代名詞を避ける
  • 関数の動作はできるだけ正確に説明する
  • コメントに含める入出力の実例を慎重に選ぶ
  • よく分からない引数にはインラインコメントを使う
  • 多くの意味が詰め込まれた言葉や表現を使って、コメントを簡潔に保つ

2部 ループとロジックの単純化

7章 制御フローを読みやすくする

条件やループなどの制御フローはできるだけ「自然」にする。コードの読み手が立ち止まったり読み返したりしないように書く。

  • 条件式の引数の並び順

左側:「調査対象」の式。変化する。
右側:「比較対象」の式。あまり変化しない。

(例) if(10 <= length) でなく、if(length >= 10) と書く

  • if/else のブロックの並び順

  • 条件は否定形よりも肯定形を使う。

  • 単純な条件を先に書く

  • 関心を引く条件や目立つ条件を先に書く

  • 三項演算子やdo/whileループは出来るだけ避ける

  • 関数から早く返す

  • ネストを浅くする

  • 早めに返してネストを削除する
  • ループ内部のネストを削除する

8章 巨大な式を分割する

  • 説明変数を使う
  • 巨大な式を分割できる
  • 簡潔な名前で式を説明することで、コードを文書化できる
  • コードの主要な「概念」を読み手が認識しやすくなる

下記ではなく、

if line.split(':')[0].strip() == "root";
...

下記のように、説明変数を理由する

username = line.split(':')[0].strip()
if username == "root";
...
  • 要約変数

  • 巨大な文を分割する

9章 変数と読みやすさ

変数を適当に使うとプログラムが理解しにくくなることがある
(理由)

  1. 変数が多いと変数を追跡するのが難しくなる
  2. 変数のスコープが大きいとスコープを把握する時間が長くなる
  3. 変数が頻繁に変更されると現在の値を理解するのが難しくなる

プログラムの変数はすぐに増えるので、いずれ追跡できなくなる。変数を減らして、できるだけ「軽量」にすれば、コードは読みやすくなる。

  • 変数を削除する

  • 変数のスコープを縮める
    変数のことが見えるコード行数をできるだけ減らす

  • 変数は一度だけ書き込む
    変数に一度だけ値を設定すれば、コードが理解しやすくなる

3部 コードの再構成

##10章 無関係の下位問題を抽出する

  1. 関数やコードブロックをみて「このコードの高レベルの目標は何か?」と自問する
  2. コードの各行に対して「高レベルの目標に直接的に効果があるのか?あるいは、無関係の下位問題を解決しているのか?」と自問する
  3. 無関係の下位問題を解決しているコードが相当量あれば、それらを抽出して別の関数にする

→ プロジェクト固有のコードから汎用コードを分離する

11章 一度に1つのことを

コードは1つずつタスクを行うようにしなければいけない

読みにくいコードがあれば、そこで行われているタスクを全て列挙する。そこには別の関数(やクラス)に分割できるタスクがある。それ以外は、関数の論理的な「段落」になる。タスクをどのように分割するかよりも、分割するということが大切。

12章 コードに思いを込める

コードをより明確にする手順

  1. コードの動作を簡単な言葉で同僚にもわかるように説明する
  2. その説明のなかで使っているキーワードやフレーズに注目する
  3. その説明に合わせてコードを書く

13章 短いコードを書く

新しいコードは、テストや文書や捕手が必要になる。また、コードが増えると「重く」なるし、開発も難しくなる。

新しいコードを書かないようにするには、

  • 不必要な機能をプロダクトから削除する。過剰な機能は持たせない。
  • 最も簡単に問題を解決できるような要求を考える。
  • 定期的にすべてのAPIを読んで、標準ライブラリに慣れ親しんでおく
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