・情報システム戦略
ITによる情報システムをどのように構築し、企業活動に活用していくのかという戦略
CEO(最高経営責任者)の統括の下で、CIO(最高情報責任者)が中心となり、経営戦略に基づいた情報システム戦略を立案することがポイント
・ITガバナンス
情報システム戦略の策定と実行をコントロールする組織能力のこと
国際規格 ISO/IEC 38500
国内規格 JIS Q 38500
・EA(エンタープライズアーキテクチャ)
現状の業務と情報システムの全体像を可視化し、将来のあるべき理想の姿を設定して全体最適化を行うときに用いる手法
情報システムの現状の姿(As-Isモデル)と、あるべき理想の姿(To-Beモデル)との差を分析(ギャップ分析)しながら、業務とシステムを「ビジネス」「データ」「アプリケーション」「テクノロジ」の四つの体系で分析し、全体最適化の観点から見直す
・情報システムの種類
・SoR(Systems of Record)
データを正確に記録することを重視した、従来からある内部向けの基幹システム
・SoE(Systems of Engagement)
顧客とのつながりを重視した、外向けの情報システム
・業務プロセスとモデリング
システム化の対象となる業務の一連の流れ(業務プロセスやビジネスプロセスという)やデータの流れを視覚的に図式化するモデリングを行う
・モデリング手法
・DFD
データの流れに注目し、業務のデータの流れと処理の関係を視覚的に表した図
記号 名称 意味
→ データフロー データの流れを表す
○ プロセス(処理) データの処理を表す
= データストア(ファイル) ファイルを表す
□ データの源泉と吸収 データの始まりと終わりを表す
・BPMN(ビジネスプロセスモデリング記法)
業務プロセスをワークフロー形式で視覚的に表した図
国際規格 ISO/IEC 19510
・業務プロセスの分析
・BPR
業務プロセスを抜本的に見直し再構築すること
・BPM
業務プロセスを継続的に改善していくこと
・BPO
自社の業務プロセスの一部、または全部を外部の専門的な事業者に委託すること
・ITの有効活用
・グループウェア
電子メールや電子掲示板を介したコミュニケーション、データ共有、スケジュールの一元管理などの機能をもち、共同作業の支援を行うソフトウェア
・RPA
PCで行う定型的な業務を、ソフトウェアで実現したロボットを使って、自動化や効率化を図ること
・BYOD
情報システム部門の許可を得て、私物のスマートフォン、タブレットなどのモバイル端末を業務に使用すること
・MDM
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を一元管理する仕組み
・シャドーIT
情報システム部門の許可を得ずに、私物のスマートフォン、タブレット、さらには社外のクラウドサービスなどを業務に使うこと