DreamBoothって何?
DreamBoothとは、特定の対象を事後学習させる技術です。
Stable Diffusionなどの画像生成AIを使うと、ユーザーが入力したテキストを頼りに、AIがオリジナルの画像を数秒~数十秒程度で自動生成してくれますが、それでも「私のペット」を描いてと言っても描いてくれませんでした。
そこで例えば、自分のペットの画像を5枚程度用意し、「私のペット」とラベルづけをさせて学習をさせることで、自分のペットの画像を生成できるAIモデルを作ることができます。
一度学習させれば、そのモデルを使って様々な「私のペット」画像を作ることができます。
フランスパリに行ったことがなくても、「エッフェル塔を背景にした私のペットの写真」と指定すれば、まるでエッフェル塔をペットと一緒に行ってきたかのような画像を作れてしまいます。
画家を指定してイラストを描くこともできる
ここまででもヤバいのですが、さらにヤバいのはここからです。
「私のペットのゴッホ風のイラスト」と指定したり、「私のペットのミケランジェロの彫刻」と指定すると、まさにそのスタイルでイラストを作成してしまうのです。
そしてそのクオリティは非常に高いです。
あり得ない画像を作ることもできてしまう
「私のペットがパンダになったら」とか「私のペットがスーパーマンのコスプレをしたら」などというあり得ない注文もその通りに出力をしてしまいます。
DreamBoothを活用したWebサービスの登場
Avatar AIというWebサービスがいち早くこのDreamBoothに目をつけてWebサービス化させました。自分の写真を10枚程度を送ると様々なスタイルのSNSアイコンを作成するツールを作りました。
このサービスの作者は売上を公開しており、ほんの数週間で数千万円相当の売上を上げました。
自分も個人開発でサービスを作りました。
自分もAvatar AIの真似をしてペットのアバターを作るサービスを作りました。
下の画像はどちらも私の愛犬なのですが、自分の大好きなペットでイラストを作ったり、あり得ない画像を作るのがとても楽しかったのでサービス化させました。
このサービスは1日で開発し、3日目に売上を立てることができ、そこから毎日売上が上げています。「どれくらいの売上なのか」「プロダクトをどうやって1日で作るのか」「なぜ3日でマネタイズできるのか」みたいな話は別途zennに記載しています。
DreamBoothで遊んでみよう
DreamBoothのソースコードはオープンソースで誰でも試せます。
これを使って皆さんも面白いサービスを作ってみてください💪
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