はじめに
先日、 認定Kubernetesクラウドネイティブアソシエイト (KCNA-JP)に合格したので、合格までの流れやUdemy教材の学習方法などを書きたいと思います。
KCNA-JPとは?
認定Kubernetesクラウドネイティブアソシエイト (KCNA-JP)とはLinux Foundationという組織が認定しているKubernetesの資格になります。Kubernetesの初級分類の資格です。
Kubernetes and Cloud Native Associate (KCNA) 試験は、Kubernetes とより広範なクラウド ネイティブ エコシステムに関するユーザーの基礎知識とスキルを証明します。
受験準備
まず、受験をするために調べることから始めたのですが、特に苦労した点をあげます。
- 身分証問題
まず、受験準備は身分証明書をどうするか問題は大変でした。
試験で使用する身分証明書を免許証かパスポートのどっちにしようと迷いました。英語圏の試験というのもあり合格証に漢字は格好悪いよな!と思い、パスポート発行のために市役所で戸籍謄本を発行を試みるものの、まさかの戸籍書換え(身内理由)のため、すぐに発行できないと判明し断念しました......
他のサイトを参考にVerify Name(下記写真参照)を漢字で登録、身分証は免許証で行なうことに決めました。だから、合格証もほぼ英語で書かれているけれど、名前は漢字です(笑)
- 部屋の掃除
なぜ、部屋の掃除なのか?オンライン試験かつ、PCのカメラで試験中ずっと見られている試験だからです。
また、部屋自体をPCを持って歩いて回り、部屋の隅々まで見せる必要があります。(あまり物を置かない規定あり)レンタルスペースを借りる案もありましたが、予約の手間を考え自宅の部屋で行なうことにしました。軽く模様替えでしたね!
当日の受験の流れ
部屋に余計なものを置かないようにします。基本的に机、椅子、PCしかない状態です。他にもラベル無しのペットボトルもありだっだようですが、自分はやめました。
予約時間の30分からログインでき、15分前くらいに上の画像の「Take Exam」をクリック。
ログイン後は「PSIセキュアブラウザ」という試験用のクライアントツールをインストールします。
インストール後に「PSIセキュアブラウザ」にログイン。
本人認証し終わった後は、、、、、そこからは試験官と英語でチャットでした(笑)
大体は以下の感じです。(PCのインカメラを使って見せます。)
・部屋をくまなく見せてほしい。⇒歩いて見せる。
・机を見せてほしい。
・マウスパットを持ち上げて見せてほしい。
・手を見せてほしい。
・腕を見せてほしい。
・耳を見せてほしい。
途中何度か、英語で会話することが必要になりましたが、
だいたいは、「yes, thank you ,I want 動詞 to ~」で乗り切りましたが、英語でのチャットのやり取りは疲れますね。。。
試験は事前確認30分と1時間半の2時間ほどでした。
合格点は100点中79点です。(合格ラインは75点)
学習方法の紹介
学習教材はUdemy教材だけです。
↓
これだけでOK!【KCNA-JP】認定Kubernetesクラウドネイティブアソシエイト模擬試験問題集(5回分300問)
https://www.udemy.com/course/kcna-jp_kubenetes/?couponCode=KEEPLEARNING
この教材を繰り返し解きました。
わからないところは解説を読んだり、ChatGPTで確認したり、答えにしっくりこなかったググっての繰り返しです。
最初はわからなかったものの繰り返している内に解ける割合が増えてきて、試験前には8割後半~9割後半くらいまでやりこみました。単語やKubernetesの考え方などを問題を通して学んだ感じです。
- 学べる内容
- Kubernetes基礎
- コンテナ オーケストレーション
- クラウド ネイティブ アーキテクチャ
- クラウド ネイティブの可観測性
- クラウド ネイティブ アプリケーションの配信
参考書籍
Kubernetes完全ガイド 第2版 (Top Gear)
発行は古いですが、サービスや考え方は同じものが多いのでおすすめです。
分からないサービス等は確認しており、実務でも重宝しています。
所感
Udemy教材だけでも受かりましたが少しギリギリだったので、もう少し内容の深堀りをするべきだったなと思いました。
3~4割が同じような問題で、初見の問題も多く大変でしたね。今思えば、実装するサービスのソースコードレベルでの項目等も、もう少し確認していればよかったなと思っています。
また、試験学習をしたおかげで、実務でもKubernetesの知っているサービスが前より増えて役に立っていることを実感しますね。次はKCSAあたりを受験をしようと考えています。