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chrome拡張機能の配布手段まとめ

Last updated at Posted at 2020-03-16

作成したChrome拡張機能の配布方法をまとめました。

##配布方法一覧

一般公開 限定公開 非公開 ctx ソース配布
インストール可能ユーザ 全て 全て(URLを知っているユーザ) デベロッパーと同一ドメイン 実質自分のみ 全て
ストア検索 ひっかかる ひっかからない ひっかからない 公開しない 公開しない
更新方法 ストア ストア ストア ctxの再配布 ソースの再配布
用途 全ユーザに公開したい ある程度限定的に公開したい ユーザを厳格に絞りたい ストアを使わずに配布したい

##ストアでの公開

ストアでの公開方法には現在3つの公開方法があります。

  • 一般公開
  • 限定公開
  • 非公開

拡張機能を更新する際はストア経由が一番楽で管理も容易です。
拡張機能の配布はストアでの公開が推奨されており、ストアにアップロードする方法をまず検討すべきです。

カスタムの Chrome アプリと拡張機能を作成して公開する -Google公式

###一般公開
chromeウェブストアで拡張機能が公開できます。
全てのユーザがストアから検索してインストールすることができます。

###限定公開
拡張機能はストア経由で配布しますが検索にひっかかりません。
配布したいユーザにURLを送りインストールしてもらいます。

ユーザはGoogleアカウントが不要なので配布しやすいですが、URLを知っているユーザなら誰でもインストールできるので**厳密にはユーザを限定することができません。**ユーザを絞りたい場合は次の非公開設定を検討すべきでしょう。

###非公開
拡張機能の公開ユーザをデベロッパーのドメイン内のユーザに絞ることができます。

例えばアプリを管理するデベロッパーが「extension-admin@hogehoge.com」とすると、
tanaka-koji@hogehoge.com」はインストールできますが、「kato-yuji@piyopiyo.com」はインストールできません。

ドメインで絞るためユーザはGoogleアカウントが必要ですが、厳格に配布制限を行うことができます。

##ストア以外での公開方法
ストアを使わずに拡張機能を配布することもできますが、推奨されておらず煩わしいことが多いのでオススメはしません。
ストアで公開できない場合に止むを得ずとる公開方法です。

###ctxファイルの配布
拡張機能をctxという形式で圧縮し配布する方法がありましたが、現在はブラウザでブロックされるため実質利用価値はありません。
配布方法の手段として取られることはないでしょう。
Chrome拡張はストア以外から導入不能に ~“インライン インストール”が段階的に廃止へ -窓の杜

###ソースごと配布
ユーザは拡張機能のプロジェクトを丸ごとダウンロードし、デベロッパーモードで「パッケージ化されていない機能を読み込む」で拡張機能を使用する方法です。

ファイルサーバやOneDrive上に置いて、それを読み込み先に設定することもできますが、動作が不安定になることが多く、ネットワーク障害で読み込みが失敗すると再設定が必要なことがあります。

基本的に拡張機能の読み込み先はローカルの方が良いでしょう。
(ストア経由でもローカルにダウンロードされています。Google Chromeの拡張機能(エクステンション)が保存されている場所 -牧田結來公式ブログ

ちなみにソース配布だと下のようなアラートがブラウザ起動毎?に表示されてしまいます。
スクリーンショット 2020-03-16 11.08.55.png

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