環境

Laravel 10 (8~)

TL;DR

$slot->toHtml()
の利用で受け渡した平文が取り出せるので

oya.blade.php

<x-item>
    <x-slot name="label">いぬ</x-slot>
    <x-slot name="link">dog</x-slot>
</x-item>

component/item.blade.php

<a href="{{ route($link->toHtml()) }}">$label</a>

という形の実装ができました

が

class以外の属性の追加方法としてmergeメソッドを使った方法を公式が説明しており、href属性も渡せるので上方法は特に必要ないみたいです

Blade Templates - Laravel 10.x - The PHP Framework For Web Artisans

和訳様
Bladeテンプレート 10.x Laravel　#非クラス属性のマージ

上コンポーネントを置き換えるとこうなりますね

<a {{ $attributes->merge(['href' => $link]) }}>$label</a>

以下全て蛇足

死んでもmergeしたくない！って人には有用かもしれませんがmergeメソッド使ったほうがいいと思います
コードはすっきりするかもですが

もし属性以外で平文を使いたい場面があったらご活用ください

目的

共通のコンポーネントにそれぞれのページへの簡潔なルート名を埋め込みたいんです

oya.blade.php

<x-item>
    <x-slot name="label">いぬ</x-slot>
    <x-slot name="link">dog</x-slot>
</x-item>

<x-item>
    <x-slot name="label">ねこ</x-slot>
    <x-slot name="link">cat</x-slot>
</x-item>

こんな感じで

component/item.blade.php

<a href="{{ route($link) }}">{{ $label }}</a>

怒られる

Illegal offset type in isset or empty
(復唱)
route()へ渡すところで怒られが発生しているようです

ddしてみる

{{ dd($link) }}

なんじゃこりゃ

ただの文字列ではなくComponentSlotで渡っていたようです

その文字列が欲しい

$slot->contents

としたところ

「エッチ！」
とのこと、すみません

ComponentSlotやらを調べてみる

公式にありました

Illuminate\View\ComponentSlot | Laravel API

toHtml()が使えそうですね
ちなみにマジックメソッドの__toString()は内部でtoHtml()を呼んでるだけのようでした

ということで

<a href="{{ route($link->toHtml()) }}">{{ $label }}</a>

でルート名の受け渡しで実装できました🐕🐈

余談

chatGPT先生に聞いたところ

<x-MyComponent>
    <a href="{{ route('link1') }}">リンク1</a>
</x-MyComponent>

「aタグごと行け」
とのこと