初めに
音楽編集ソフトでフリーと言ったら真っ先にAudacityが浮かぶと思います。ちょちょっと編集して書きだすのに便利ですよね。
ところでデフォルトのm4a書き出し(aac)がFFmpeg(しかも古いやつ)を使ったもので、これはちょっと不満です。どうせならqaacとかNeroAacEncで書き出したいですよね?
今回は私がAviUtlを使っていて、rigayaさんのx264guiExのauo_setupでqaacがついてくるからちょうど持っている、というただそれだけの理由で、qaacを使います。NeroAacEncでも手順は同じです。
その前にqaacのコマンドラインオプションを確認しようか
基本は
qaac $mode --ignorelength -o $file_name
です。$modeの部分はざっと5パターンですね。
| $mode_cmd | |
|---|---|
| ABR(AAC) | -q 2 --abr $rate |
| ABR(HE-AAC) | -q 2 --he --abr $rate |
| CVBR(AAC) | -q 2 --cvbr $rate |
| CVBR(HE-AAC) | -q 2 --he --cvbr $rate |
| TVBR(AAC) | -q 2 --tvbr $cmd |
私はx264guiExのデフォルトがTVBRなのでいつもそれ使っています。で、これの$cmdってのがさっぱり直感的じゃないです。
| target bitrate | $cmd |
|---|---|
| 300 | 127 |
| 250 | 118 |
| 230 | 109 |
| 210 | 100 |
| 190 | 91 |
| 160 | 82 |
| 145 | 73 |
| 130 | 63 |
| 110 | 54 |
| 100 | 45 |
| 90 | 36 |
| 80 | 27 |
| 70 | 18 |
| 50 | 9 |
| 40 | 0 |
下準備
コマンドラインが長くならないように、qaac.exeのある場所にPATHを通しておくといいと思います。
私の場合は
C:\program1\aviutl100\exe_files
にPATHを通しています。
ではAudacityから書きだそう
基本的に画像通りです。パイプがなにかわかっていれば何も難しくないですね。
qaac -q 2 --tvbr 91 --ignorelength - -o "%f"
[実行ファイル名][TVBR 190kbps~でエンコード] [標準入力にパイプされたものを受ける] [出力]
