Hyper-Vに立てたLinuxマシーンにhostnameでsshするためにmDNSを設定しよう

前提

意図した名前のhostnameになっていること。なってない場合はhostnamectl set-hostname fooとかで設定する。

$ hostnamectl
 Static hostname: yumetodo-vm-ubuntu2204-rbenv
       Icon name: computer-vm
         Chassis: vm
      Machine ID: 29c64690abb84668836a03dc707fed75
         Boot ID: cfdd3f3a5132490694a711f12b6f3ff6
  Virtualization: microsoft
Operating System: Ubuntu 22.04.2 LTS
          Kernel: Linux 5.15.0-70-generic
    Architecture: x86-64
 Hardware Vendor: Microsoft Corporation
  Hardware Model: Virtual Machine

hostnameでsshしたい

Hyper-Vでdefault switchでマシーンを立てると毎回IPが変わりがちなので、hostnameでsshしたくなる。

そのためには名前解決が必要で、昔だったらSMBのセットアップをするところだが、今の時代はmDNSがあるのでこれを使う。

Avahi導入

というわけで、Avahi - ArchWikiを導入する必要がある。

1. avahi-daemonのinstall

   • ubuntu系の場合: sudo apt install -y avahi-daemon
   • RedHat系の場合: sudo dnf install -y epel-release && sudo dnf install -y avahi nss-mdns

2. avahi-daemonを起動する。

   1. sudo systemctl status avahi-daemonでActive: acitve(running)になっているか確認する。なってれば起動してる。
   2. 立ち上がっていなければsudo systemctl start avahi-daemonで起動できる

3. /etc/nsswitch.confを確認する。mdns4_minimal [NOTFOUND=return]ないしmdns_minimal [NOTFOUND=return]がresolveやdnsの前に書かれていればいい。書かれてなければ追記する。

   $ cat /etc/nsswitch.conf | grep hosts
   hosts:          files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns
   

4. ファイアウォールを確認する。

   • ubuntu系の場合: sudo ufw status, 状態: 非アクティブか、5353/udp ALLOW Anywhereがあれば問題なし。それ以外は sudo ufw allow mdnsする
   • RedHat系の場合: sudo firewall-cmd --add-service=mdns --zone=public --permanent && sudo firewall-cmd --reloadする。sudo firewall-cmd --list-allで状態を見れる

ここまですると、host側でping <host name>などとすると次のようなパケットが確認でき、応答が帰るはずである。

CentOS6

色々頑張ると今からでもCentOS6でmDNSすることはできる。