pythonを使って機械学習・ディープラーニングの勉強を始めるにあたり、Macで開発環境を構築しました。
勉強目的でpython3のバージョンを特に使い分ける予定はないため、pyenvは入れませんでした。
環境について
- Mac OS X Sierra
- python 3.6.3
- Visual Studio Code 1.17.2
python3のインストール
pythonの複数バージョンを使い分ける必要がないため、
公式ホームページから最新版をダウンロードしてインストール。
python仮想環境(venv)の構築
勉強用にsystem環境を汚さずにライブラリなどを自由に入れられるように仮想環境を構築する。
$ python3 -m venv env
と実行すると現在のディレクトリ以下にenvというディレクトリが作成される。
このディレクトリ名はenv以外でも良く、好きに決めて良い。
作成した仮想環境envの有効化
以下を実行すると仮想環境が有効になり、プロンプトが切り替わる。
$ source env/bin/activate
(env) $
この状態でpip installすれば、System環境を汚さずに仮想環境envにライブラリなどをインストールできる。
また、仮想環境内では、python3 と打つ必要はなく、 pythonでpython3が実行されるようになる。
仮想環境の無効化
以下を実行すると通常のプロンプトに戻る。
(env) $ deactivate
$
Visual Studio Codeのインストール
最新版をダウンロードしてインストール
拡張機能のインストール
コマンドパレット(command + shift + p)を開いて以下を入力する。
途中まで入力すれば補間されます。
>Extensions: Install extentions
拡張機能の検索窓に Python と入力。
Python 0.7.0 (2017/11/6現在)をインストール。作者はDon Jayamanneさん。
pylintのインストール時に権限(permission)で怒られたら以下を実行する。
$ sudo chown -R $USER /Library/Python/2.7
VSCodeを使う理由
仕事ではC/C++, javascriptなどをWindows + VSCodeで開発しているため、使い慣れたVSCodeをMacでも使いたいというだけの理由です。
追記@2017/11/13
IntelliSenseを使えるようにvenvで作った仮想環境にパスを通す。
コマンドパレットからworkspaceの設定を開いて
>open workspace settings
以下でpythonとlibraryへのパスを追記。
{
"python.pythonPath": "/your/path/to/venv/bin/python",
"python.autoComplete.extraPaths": [
"/Your/path/to/venv/lib/"
]
}