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プロジェクト計画はどこまで詳細に立てるべきか? 旅行になぞらえると?

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何か月、場合によっては何年とかかるプロジェクトを、どのくらい先までを詳細に計画するかは、プロジェクト計画を立てるうえでのよくある悩みどころの一つでしょう。

たとえ話

そこでたとえ話として、旅行の計画について考えてみます。

人生をするうえで旅行を大切に思う人は多いでしょう。
もし「死ぬまでにできるだけ多く旅行したい」という要求があったとします。

人生のQCDに対応する概念を次のように置きます:

  • Q: 元気
  • C: お金
  • D: 時間

次に、典型的な人生をざっくり3つのフェーズに分けます:

  • 若年:学生、ないし、仕事でも若手と呼ばれる
  • 中年:仕事は中堅ないしベテラン、子育て真っ盛り
  • 老年:仕事は引退し、子育ても終わっている

(この分け方がどれほど多くの人々を代表しているかは、ここでは置いておきます。)

すると、人生のQCDに対する典型的な制約事項は、次のように分析できます:

元気 お金 時間
若年 ありあまる あまりない ありあまる
中年 ある ある あまりない
老年 あまりない ありあまる ありあまる

上記制約のもとでは、中年であれば旅行の計画は次のように立てられます:

  • お金もあるし、体も動くので、中年は旅行に適している。
  • ただし、いかに時間を工面するかが課題。
  • どこに行くかは自由だが、体力が必要な目的地は、早めがいい
  • 老年になるまでに行きたい目的地の数は決めておいた方がいい

結論

このたとえ話から、結論を次の通り導けます:
プロジェクト計画をどこまで詳細に計画すべきかは、 プロジェクト制約(QCD)を明らかにすることで見えてくる

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