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副業でC#プログラミング教育を始めたので、第1期生の指導を記録します。

なぜC#?

経理や資産管理など企業ニーズがあり、社内Windowsで動くデータベースアプリ(販売管理、資産管理、などなど)の案件ニーズが地味ながら堅調にあることを人材派遣の仕事をしている人から聞きました。
技術的には強く型付けされた言語はソフトウェアの信頼性を高めるといえるので、C#を選びました。

教本

  • C#のプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本

    • この本はオブジェクト指向の専門用語を極力避けているのが特徴です。
    • 本の構成は、Visual Studioの使い方に続いて3つのアプリを作っていく方式になっています。
      • 占いアプリ
      • 数当てゲームアプリ
      • 電卓アプリ
  • Visual C# データベースプログラミング入門

    • この本は、C#プログラミングができることを前提に、データベースの基礎を説明し、データベースのコントロールの使い方にフォーカスしています。
    • 作っていくアプリは
      • 住所録アプリ
      • 販売管理アプリ

目標

  • プログラミングを始めたことのない人が、6か月後にデータベースアプリの案件の数人チームに即戦力として参加できるようにする。

前提

  • 隔週で1回1時間程度の指導時間とし、全12回
  • 生徒は宿題をこなす時間は取れるものとする。
  • 教師と生徒はともに教本を購入し、Zoomで1:1オンライン指導をする
  • 調べ方を学んでほしいのでChatGPTは基本的に使わない
  • 講師はC#, Java, C++のいずれかでの実務経験があるものとする(筆者はJava)

カリキュラム

  • 第1回:
    • 事前課題: Visual Studio のインストール、教本を見ながら占いアプリを作れるようにする
    • 当日:占いアプリを動かしてみる。大吉・中吉などが当確率で出る仕様になっているので、指定確率になるように変更してみる。教師はヒントを出す
  • 第2回:
    • 事前課題:教本を見ながら数当てゲームアプリをつくる
    • 当日:うまく動かなかったので、デバッグ。ステップイン・ステップオーバーも利用して問題個所を特定。数当てアプリの設計を簡単に説明。
  • 第3回:
    • 事前課題: yukicoder に登録する。最初は他のプレーヤーのコードを見てもよいが、最終的には最低レベル(★)を自力で解けるようにする。簡単であればレベルを上げる。指導してほしい問題を3問選ぶ。
    • 当日:選ばれた3問を指導する。
  • 第4回(ここから先は予定):
    • 電卓アプリを自力で作るための設計アイデアを出し合う
  • 第5回
    • 事前課題:電卓アプリを自力で実装
    • 当日:難航した部分に助け舟を出す
  • 第6回
    • 事前課題:MS SQL Serverをインストールし、教本通り住所録アプリを作ってくる
    • 当日:難航した部分に助け舟を出す
  • 第7回
    • 事前課題:教本通り販売管理アプリを作ってくる
    • 当日:難航した部分に助け舟を出す
  • 第8回
    • テーブル正規化について教えたい。
  • 第9回
    • テストができるようにしたい
  • 第10回
    • バグ報告ができるようにしたい
  • 第11回
    • Gitコミットができるようにしたい
  • 第12回
    • Gitプルリクエストが出せるようにしたい
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