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【sunabar -GMOあおぞらネット銀行API実験場-】アプリ開発体験記

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はじめに

先日、GMOあおぞらネット銀行さまのFinTech特別講座に参加させていただき、銀行APIを活用したLINEBotの作成と、オリジナルアプリケーション開発に取り組みました!学びの多い5日間だったので、記録をまとめておきたいと思います。

この記事の目的

  • 学んだことを言語化し、定着させること
  • 銀行APIを知らない方、難しく感じている方に魅力を伝えること

銀行APIとは

オープンAPIの一種で、銀行システムの機能やデータにアクセスするAPIです。例えば、口座残高照会や振込などの操作が可能で、家計簿アプリや会計アプリなどに導入されています。銀行口座のログインIDやパスワードを預けることなく、安全かつ正確なデータ連携ができる仕組みです。

  • 銀行系オープンAPIについて詳しく知りたい方は、こちらへ。

sunabar -GMOあおぞらネット銀行API実験場-とは

今回フル活用させていただいたsunabarをご紹介します!
sunabarとは、仮想インターネットバンキングで、入出金や振込などを自由に試せる「銀行APIの実験場」。銀行API開発支援をするサンドボックス環境で、20種類の銀行APIを無料で自由に利用できるのが特徴です。
また、実験のみでなく、ビジネスに「組込型金融」を取り入れるために必要な「エンジニアコミュニティ」「よろず開発支援室」「資金調達支援」の機能も備えています。
(※下記ページより引用)

かわいいテックま君が目印です:bear:

sunabarを利用して体験したこと

  • ポータルサイトでのATM入金、振込、つかいわけ口座、バーチャル(振込入金)口座
  • 参照系APIを叩く(残高照会、口座一覧照会、入出金明細照会)
  • 更新系APIを叩く(振込依頼、つかいわけ口座間振替)
  • LINEbotで口座残高確認、振込依頼、つかいわけ口座間振替の実装
  • sunabarAPIを活用しオリジナルアプリケーションの開発

開発したアプリケーションの概要

2人1チームで自ら企画・設計を行い、sunabarAPIを利用したアプリケーションを開発しました。

  • テーマ
    インターネットバンキング体験アプリケーション

  • 目的
    インターネットバンキング未利用の人に基本操作を体験してもらい、その便利さを感じ、親しみを持ってもらうこと

  • 使用技術
    sunabarAPI、Next.js、APIRoutes、TypeScript

  • 実装した機能
    sunabarAPIを利用して、口座残高照会、振込依頼、つかいわけ口座間振替、入出金明細確認を行える機能

開発を通して学んだこと

  • サーバーサイドでのAPI接続
    今までフロントエンドから自作のAPIを叩く実装しか経験したことがなく、理解が曖昧でしたが、今回の開発で外部APIを利用することを通じて、クロスオリジンやサーバーサイドからAPIを叩く必要性を理解できました。

  • 短期間で完成させる工夫
    約3日間で完成させる必要があったため、必要な機能と実装を取捨選択してMVPでの開発を行いました。そのため、フロントエンドからAPI接続ができない問題にぶつかったときには、サーバーを立てるかどうかの選択を迫られましたが、スピードを重視してNext.jsのSSR、APIRoutesを活用する決断をしました。

  • チーム開発経験
    今回、初めて協働での開発を経験しました。要件定義や設計を進めていく中で、それぞれアイディアを出し合って形にする作業は面白く、私には無い視点を学ばせてもらう貴重な機会だったと思います。また、作業分担では作業量に偏りが出ないように、かつ得意分野を活かすことのできるよう考慮し、お互いの力を発揮して1つのプロダクトを完成させることができました。

sunabar・銀行APIに触れてみた感想

この講座を受ける前は、FinTechは難しいものだという先入観があり、銀行APIのイメージも掴めていない状態でした。しかし、sunabarに触れてみてそのイメージは覆されました。sunabarAPIをLINEbotの実装や、開発したアプリケーションに組み込んでみることで、使いやすさ、分かりやすさを実感しています。

sunabarポータルサイト・サービスサイトは、本物のインターネットバンキングと間違えそうになるほどデザインも使い心地も良くて、チュートリアルも充実しています。これなら初学者で1人で触る場合でもスムーズに使えそうです!

また、sunabarでは個人口座だけでなく、法人口座も利用することができます。なかなか個人だと触れない部分なので開発に使えるのはありがたいなと思いました。最近「API認可機能」も追加されたそうなので、こちらもぜひ勉強に使わせていただこうと思います。

このsunabarは、「API接続契約前に開発に着手したい」といった開発者のニーズに応えて無償提供されているそうです。これから更に多くの開発者がsunabarを活用していくと、もっと良いプロダクトが生まれそうだなとワクワクしました!

おわりに

銀行APIへの理解が深まり、身近に感じることができた5日間でした。今後ますますFinTechの重要性が高まっていく中で、銀行APIを活用すると様々な場面で業務効率化・利便性の向上が期待できるので、更に興味が深まっています。

私はもともと、「技術の力で課題解決ができるエンジニアになりたい」という漠然とした思いがありましたが、今回の講座を通じて、銀行APIの活用により企業の課題解決に繋がっていく未来をイメージできて、更にエンジニアリングを面白いと感じるようになりました。まだまだ勉強不足なことが多く初歩的な部分で躓く日々ですが、引き続きコツコツ勉強を続けていきたいと思います!

素敵な講座を開いてくださったGMOあおぞらネット銀行のみなさま、本当にありがとうございました!

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