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はじめに

AI技術の進歩はものすごい勢いで加速していますね。そのため、少しでもAIに関する知見を身につけておくことが重要です。今回、RAGについて調査する機会があったので、まずざっくりと理解したことをまとめてみました。内容に誤りがあれば、ご指摘いただけると幸いです。

RAGとは

RAGとはRetrieval-Augmented Generationの略で、リトリーバル アグメンテッド ジェネレーションと読みます。また、「ラグ」とも呼ばれます。これはLLM(大規模言語モデル)に外部ソースを渡して回答の精度を高める仕組みです。

イメージ的には、LLMにカンニングさせて回答の精度を上げるような感じです。

Group 5 (1).png

RAGにできること・できないこと

回答の精度を上げる具体例として、以下の「できること」があります。また、RAGの限界を理解して使うことが重要です。「できないこと」についても知っておきましょう。

できること

  • LLMが時々いい加減な回答をする現象(ハルシネーション)を減らすことができる
  • LLMの回答の精度を高めることができる
  • LLMに専門的な回答をさせることができる

できないこと

  • 100%の精度で回答すること
  • 参照するデータ以外の情報に基づいた回答をすること

RAGを活用事例

RAGの活用例はさまざまですが、主に以下のような用途で利用されています。

社内ヘルプデスク

社内データを参照させることで、「〇〇会議資料をちょうだい」や「社内ルールを教えて」といった質問に対して資料を提供したり、社内ルールについて教えることができます。

市場調査

社内で調査した情報とネット検索を組み合わせて、精度の高いレポートを迅速に作成することができます。

お問い合わせチャットボット

過去の問い合わせ情報を参照させることで、類似する問い合わせに対して自動で回答させることができます。

構築方法

「こんな感じで作るんだ!やってみたい!」と思った記事を3つピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。

  1. RAGを使った社内情報を回答できる生成AIボットで業務効率化してみた
  2. 【RAG構築】データソース(Web検索)の利用
  3. AWS 内で大規模言語モデルを利用できる Amazon Bedrock を使って作る RAG アプリケーション

さいごに

今度は実際にRAGを使用してみて、理解を深めていきたいと思います。

参考

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