LoginSignup
10
9

はじめに

AI技術の進歩はものすごい勢いで加速していますね。そのため、少しでもAIに関する知見を身につけておくことが重要です。今回、RAGについて調査する機会があったので、まずざっくりと理解したことをまとめてみました。内容に誤りがあれば、ご指摘いただけると幸いです。

RAGとは

RAGとはRetrieval-Augmented Generationの略で、リトリーバル アグメンテッド ジェネレーションと読みます。また、「ラグ」とも呼ばれます。これはLLM(大規模言語モデル)に外部ソースを渡して回答の精度を高める仕組みです。

イメージ的には、LLMにカンニングさせて回答の精度を上げるような感じです。

Group 5 (1).png

RAGにできること・できないこと

回答の精度を上げる具体例として、以下の「できること」があります。また、RAGの限界を理解して使うことが重要です。「できないこと」についても知っておきましょう。

できること

  • LLMが時々いい加減な回答をする現象(ハルシネーション)を減らすことができる
  • LLMの回答の精度を高めることができる
  • LLMに専門的な回答をさせることができる

できないこと

  • 100%の精度で回答すること
  • 参照するデータ以外の情報に基づいた回答をすること

RAGを活用事例

RAGの活用例はさまざまですが、主に以下のような用途で利用されています。

社内ヘルプデスク

社内データを参照させることで、「〇〇会議資料をちょうだい」や「社内ルールを教えて」といった質問に対して資料を提供したり、社内ルールについて教えることができます。

市場調査

社内で調査した情報とネット検索を組み合わせて、精度の高いレポートを迅速に作成することができます。

お問い合わせチャットボット

過去の問い合わせ情報を参照させることで、類似する問い合わせに対して自動で回答させることができます。

構築方法

「こんな感じで作るんだ!やってみたい!」と思った記事を3つピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。

  1. RAGを使った社内情報を回答できる生成AIボットで業務効率化してみた
  2. 【RAG構築】データソース(Web検索)の利用
  3. AWS 内で大規模言語モデルを利用できる Amazon Bedrock を使って作る RAG アプリケーション

さいごに

今度は実際にRAGを使用してみて、理解を深めていきたいと思います。

参考

10
9
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
10
9