###AzureとAWSの比較(2020/2月現在)###
特徴
Azureはマイクロソフト製品(o365、Windowsなど)との親和性が高いです
裏を返すとこれらの製品にずっと縛られる、ライセンス値上げに悩まされる
という可能性があります
AWSはとにかく幅広いサービスを提供します
例えばPaaSタイプのオラクルDBはAzureにないですが、AWSにはあります
AWSはユーザの事を第一に考えている印象があり、機能改善の90%はユーザ要望からです
利用ユーザ、ナレッジ、情報量はAzureよりも優位性があります
ビジネスのモデル
AzureというよりマイクロソフトとAWSに大きな違いとして
マイクロソフトはライセンスビジネスを軸にしています
ただ、昨今はクラウドにも注力しAWSを追従しています
CEOがスティブバルマーからサティアナデラに変わって
ビジネスの方向性や風土も変わったと聞いたことがあります
AWSはサービスは幅広く様々な分野で利用可能です
サービス開始から15年以上の運用実績があります
AWSにライセンス販売というものは一切なく、サービスを使ったら使ったけだけ
お金を支払うという課金モデルが基本で、RI(今はSaving plansも)という先払いの形態もあります
(Azureというかクラウドサービス全体が課金モデル)
#Qiita内のキーワード検索数
- Azure 4,317
- AWS 23,486
市場のシェア
- Azure 15%
- AWS 33%
※調査会社によってパーセンテージは多少前後します
コンプライアンス(第三者認証)
どちらもほぼ同等です
準拠法・裁判所比較
Azureは日本法・東京地裁
AWSは準拠法・裁判所いずれも米国だが、日本法・東京地裁に変更可能
リージョン
- Azure 66
- AWS 81
※AzureとAWSではリージョンの概念が異なる
日本国内のリージョン
Azureは東日本/西大阪
AWSは東京のみで、大阪ローカルリージョンの利用は承認制
※2021年AWS大阪リージョンが開設
IaaSのバックアップサービス
どちらもある
※AWSは2019年に「AWS Backup」がローンチ
(以前はAWSにバックアップのサービスが無いことをよく比較された)
コスト
どちらもほぼ同等です
※サービスによっては優位性がどちらかにあることもあります
・価格の競争はいたちごっこで
どちらかが価格を下げると、それに合わせて一方が下げをしています
・価格はオンプレになかったクラウドならではのコスト設計が重要です
使い方次第で、高額になることもありますし、安くできることもあります
最後に
**AzureとAWSどちらがいい?**と言うのは
・トヨタと日産どちらがいいか?
・NTTドコモとauどちらがいいか?
これらの比較と同じようなものだと思います
重要なのは、なぜAzureを使うのか、なぜAWSを使うのかだと思います
「〇〇さんがああいったから、Azureを選択した、AWSを選択した」ではなく
自身で調査して納得した上で、クラウドプロバイダーを選ぶべきだと考えます
究極を言うと、やりたい事が満たせるか+コストだと思います
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