こんにちは、私は某小売店のデリカ部門で働いています。デリカ部門の仕事は、惣菜を作って売るだけではなく、そこで働く人や商品の管理も任されており、私は管理の仕事も担っております。今回は商品管理がテーマです。
今回作成したもの
AppSheetの使い方を少し習ったので、それを使い、実際の在庫がいくらあるのかをスマホで入力して、金額も自動計算してくれる棚卸のアプリを作りました。
https://x.com/yukiyori030523/status/1888763880840872113
なぜこれを作ろうと思ったか?
毎月商品の棚卸という仕事はしているが、理論上の在庫と実際の在庫は金額がズレていることが珍しくありません。
↑の場合、実際の金額が多いので、袋2つ分はお客様にプレゼント!しても良いわけです。(もちろん実際はそんなことしません・・・)。
実際にやるとしたら、袋2つ分の金額の範囲内で、特売をして、集客に繋げていくといったことでしょうか?
棚卸の当日は会社の棚卸システムに入力し、金額も計算してくれますが、システムの都合上棚卸当日以外は入力すらできません。
いざ在庫を数量をカウントしようと思うと、紙とペンを持って寒い寒い冷凍庫に入って長時間作業しないといけません。さらに数え終わってから、今度は金額の計算もしなければならないため、時間がとられます。なので、やりたくてもできないというのが現状です。
どれくらいの金額を使って特売ができるかを素早く把握できれば、販売計画も早く作れますし、何より集客につながっていくと思うので、今回このようなものを作ってみました。
実現したいイメージ図
実際の在庫の数量をその場でスマホに入力し、金額を自動計算してくれるようにしていきたいです。
使用したツール
・Googleスプレッドシート
・ChatGPT
・AppSheet
以上の3つを使いました。ChatGPTにガイドしてもらいながらGoogleスプレッドシートとAppSheetを作り上げていく感じで作成しています。
作成手順
1.とにかくChatGPTと会話する。
何から何まで分からないところからスタートしたため、最初からChatGPTと相談です。
作りたいものをChatGPTに聞いてやり方を教えてもらいました!
作り方の流れを最後まで教えてくれました。素晴らしい👏
ですが、ChatGPTからの回答で疑問に思ったことがあったので、それも質問してみました↓
するとすぐに回答が↓
ユーザーのやりたいようにカスタマイズするのにも対応してますね!
2.Googleスプレッドシートに必要情報を入力
先ほどのChatGPTからの手順に従い、まずはGoogleスプレッドシートに必要情報を入力します。
こんな感じになりました。
3.AppSheetへ入る
いよいよAppSheetに入るんですが、いきなり躓きます💦
緑で囲った部分が見つかりません。
なので、それもChatGPTに聞きました↓
と聞いたら、回答がすぐに来ました↓
しかし、回答のものが見つからなかったので、違う切り口でまた聞きました↓
なぜこの質問をしたかというと、AppSheetを学習した際、このやり方でAppSheetへ入ったことを覚えていたためです。
すると回答がこちら↓
上手くいきそうな回答が来て一安心です。
4.AppSheetの編集
本格的にAppSheetの編集に入るわけですが、ここでもChatGPTの出番です。
ChatGPTへ質問↓
ChatGPTからの回答↓
これは回答の最初の部分なんですが、ここでも「Columns」が見つからず、躓きます。
実際のAppSheet編集画面がこちら↓
見つからないときはChatGPTに聞くというお決まりの流れで進めていくのですが、見つからない状態が続きます。それを繰り返していると、
という案内が回答されたではありませんか!
という訳で、スクリーンショットを送ることにしました。
ここでようやく希望の光が見えた気がしました。
ChatGPTからの回答に沿って編集を本格的に進めていきます。
これで何とか形になりました!
今は試作を作った段階ですので、登録してある商品や金額は実際とは異なるものですが、最終的には現場で使えるものにしていきたいです!
実際に使ってもらいました!
ただ作っただけでは、自己満で終わってしまうので、試作段階ではありますが実際に作ったアプリを同僚に使ってもらいました。
使う前の準備
実際に使ってみるにあたって、スマホに入力できるようにしないといけないです。
AppSheetアプリがあるので、そちらを私のスマホにインストールして私のスマホで入力してもらうことにしました。完成したら、会社スマホにも入れられたらいいなぁと思っています。
今回は、棚卸業務にかかわる同僚に協力してもらい使ってもらいました。
使ってもらう前に、
・棚卸で使えるアプリです。
・紙に数量を書く手間がなくなります。
・金額は自動計算してくれます。
こんな感じで用途とメリットを軽く説明し、一番上の商品の入力の仕方の見本を見せた後、操作してもらいました。
使ってみた感想は・・・
一通り操作した後に、同僚から『どうして作ったの?』と聞かれました。
私は『どれくらいの金額を使って特売ができるかを素早く把握できれば、販売計画も早く作れるし、何より集客につながっていくと思う。』と答えました。すると同僚は続けて
『入力して、実際の棚卸システムと連携できないの?』
という声をいただきました。
実際のスマホ操作に関する感想が出てくると思っていましたが、意外にもその先のことを思っておられたので驚きました。
まとめとアプリの今後
今回は在庫金額を調べるアプリを試作し、実際に使ってもらいました。
アプリを作る段階では、私の頭の中でやりたいと思っていることをChatGPTが少しずつ形にしてくれたのでChatGPT様様です。
アプリを使う側はスマホから操作できるということもありアプリに入る事には抵抗なく入ってもらえたと思います。私の予想していた感想とは異なる感想が出てきたので、使ってみないとわからない部分も多いのだと思いました。
アプリについては、現在は試作段階の投稿ですので、これから商品登録や売価の登録をして、実際に使えるものに進化させていけたらいいなと思っています。感想であった、実際の棚卸システムとの連携は現在の私の権限では不可能に近いですが、アプリの精度が上がれば可能だと思っています。
長くなりましたが、ありがとうございました。