Gitを初めて学ぶ人が、順番に考慮すべきことを並べました。学習を進める際に、この順番で考えるとスムーズに理解できます。
- ステップ ①:Gitを使える環境を整える
- ステップ ②:リポジトリの作成と基本操作を学ぶ
- ステップ ③:リモートリポジトリと接続する
- ステップ ④:ブランチを使って並行開発する
- ステップ ⑤:チーム開発を意識したGitの運用を学ぶ
- ステップ ⑥:履歴の管理と修正を学ぶ
- ステップ ⑦:高度な使い方を学ぶ(必要に応じて)
ステップ ①:Gitを使える環境を整える
✅ Gitのインストール方法を決める
▼選択肢
- 公式サイト
- パッケージマネージャー(Homebrew, apt, etc.)
✅ Gitをどのツールで操作するか決める
▼選択肢
- CLI
- GUIクライアント(GitKraken, Sourcetree)
- IDE統合(VS Code, IntelliJ)
ステップ ②:リポジトリの作成と基本操作を学ぶ
✅ ローカルリポジトリを作る
-
git init
を実行してリポジトリを作成
✅ ファイルの変更を記録する流れを学ぶ
-
git add
→git commit
の基本操作
✅ 変更履歴を確認する
-
git log
,git status
,git diff
で履歴を確認
ステップ ③:リモートリポジトリと接続する
✅ ホスティングサービスを選ぶ(GitHub推奨)
- GitHub / GitLab / Bitbucket など
✅ リモートリポジトリの設定方法を学ぶ
git remote add origin <URL>
✅ リモートへプッシュ & プル
-
git push
/git pull
/git clone
の使い方を理解
ステップ ④:ブランチを使って並行開発する
✅ ブランチの基本を学ぶ
-
git branch
/git checkout -b feature-branch
✅ ブランチを切り替える
-
git switch
/git checkout
✅ ブランチの統合方法を学ぶ
-
git merge
(マージコミットを残す) -
git rebase
(履歴を整理しながら統合)
ステップ ⑤:チーム開発を意識したGitの運用を学ぶ
✅ ブランチ戦略を理解する
- GitHub Flow(基本) / Git Flow(大規模) / Trunk Based Development(モダン)
✅ プルリクエスト(PR)とコードレビューを学ぶ
- GitHubでプルリクを作成・マージする方法
✅ コンフリクト解決を学ぶ
-
<<<<<< HEAD
が出たときの対応方法
ステップ ⑥:履歴の管理と修正を学ぶ
✅ コミットの修正・変更
-
git commit --amend
(直前のコミット修正)
✅ 間違えた変更の取り消し方法
-
git reset
(履歴を巻き戻す) -
git revert
(取り消しコミットを作る)
✅ 過去の履歴を整理する
-
git rebase -i
(履歴の書き換え)
✅ 変更を一時的に退避する
-
git stash
(変更を保存して後で適用)
ステップ ⑦:高度な使い方を学ぶ(必要に応じて)
✅ マージ戦略の選択
- Fast-forward / Squash and merge / Rebase
✅ タグを使ってバージョン管理する
-
git tag
を使って特定のバージョンを記録
✅ CI/CDとの連携
- GitHub Actions / GitLab CI など
まとめ:学習の流れ
1. Gitをインストールし、使うツールを決める
2. 基本のリポジトリ操作を学ぶ(add, commit, log)
3. リモートリポジトリと連携する(push, pull)
4. ブランチを使った開発を学ぶ
5. チーム開発で必要なプルリクエストやレビューを理解する
6. コミット履歴の管理や修正を学ぶ
7. 必要に応じて高度な使い方を学ぶ(タグ、CI/CD)
この順番で進めれば、Gitの基礎から応用までスムーズに学習できます!