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360度写真を撮影してGoogleストリートビューに公開するまでの流れとかコツ。

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360度写真を撮影してGoogleストリートビューに公開するまでの流れとかコツ。

360度カメラのTHETA Sで撮影してGoogleストリートビューに公開をするというのは結構前からかやってたんですが、久しぶりにやってみたらどうも勝手が違って迷ってしまったのでやり方のコツとか手順とかの紹介というていでのメモ。

【撮影時】
まず、撮影時です。
自撮り棒があると撮影しやすいです。
三脚もいいんだけど機動性重視で歩き回って撮影なら自撮り棒がオススメです。
三脚があるとねレンズの反対側に回って二枚撮影しておいて後から一枚に合成するとかそういうテクニックも使えますが、今回は自撮り棒で撮影してくることを前提で書きます。
自撮り棒もいろいろありますが1m前後のものが使いやすいです。

もう少し長い物の方が後で自分の姿を消すときに小さくなるので消しやすいけど持ち歩くのがすこし邪魔よね。
オススメは1メートルくらいあって邪魔にならない程度の長さのものが良いです。
長い物だと意外と面白い使い道があったりもしますけどね。

歩き回って撮影するのに楽な方法はiphone用のBlueToothカメラリモコンボタンで撮影する方法。

あらかじめiphoneアプリとTHETASを無線接続しておきリモコンでシャッターが切れることを確認しておく。
そしてiPhoneをスリープモードにしないままで、ポケットに突っ込んでおく。
こうすると自撮り棒を上に掲げて、リモコンボタンを押すだけで位置情報の付属した360度写真が撮影できる。
この方法がシンプルで良いと思う。

BlueToothカメラリモコンだと、たまに反応しなかったり少しタイムラグがあったりするので
有線リモコンを使うって手もあるけど、やっぱり少し邪魔になるなーという印象。
シャッターを切った後のタイムラグは少ないからアリっちゃーありかな。

もう一つお手軽な撮影方法としてTHETASをセルフタイマーモードで起動しておいて、シャッターボタンを押し、すかさず自撮り棒で上にかざす方法ってのがあって
こっちのほうが楽なんだけど、これだとiPhoneと連携してないので位置情報が記録されないのよね。
なのでGoogleストリートビューに公開時にGPSロガーと連携して後で位置情報を埋め込まないといけなかったりして少し面倒くさいのでおススメはしない。

【撮影場所の選定のコツ】
撮影時の足元が芝生とか、砂利とか、土とか、コンクリート、アスファルトなど模様が目立たない、不定のパターンのような場所を選んでおくと後で自分の姿を消すときに処理しやすい。
逆に石畳とか、地面に描かれた絵の上とかだとあとで辻褄を合わせるのが大変なので、そう言うとこは避けた方が楽です。
自撮り棒もなるべく手をいっぱいに伸ばして撮ろう。ほんの数センチ伸ばして撮るだけで、写真に写りこむ自分の姿は小さくなるので加工しやすくなります。

【撮影データのPCへの取り込み】
そんで、撮影し終えたデータは一旦PCに取り込む。
THETAで写真を撮るとどうしても自分の姿が入り込んでしまうのでスマホアプリでぼかしを入れたりすることもできるけれど、どうせならきれいに姿を消してから公開したい。
THETAからデータを転送するパソコンはWindowsPCがいい。
MACでデータを転送するとなぜか位置情報が削除されてしまうみたい(ぐぬぬ)
ということでPCに写真データをコピー転送しておく。

そして撮影データの加工。
写りこんだ自分の姿を消すにはフリーソフトのGIMPが良い。ネットで探してインストールしてくれ。
それで撮影した写真データをGIMPで開く。
そうすると画面下の方に自分の姿が引き延ばされた形で写っていると思う。
このまま画像を加工して消してもいいんだけど
360度写真としてみた場合に画像の上下端は横方向にすごく引き伸ばされて、よっぽどうまくやらないと360度表示した時に破綻してしまうので加工前にひと工夫すると良い。

ひと工夫の方法は
GIMPのメニューのフィルタ→変形→極座標を選ぶ。
すると表示していた画像が丸く奈多ハズだ。
ここでさらに「map from top」というチェックを外す。
そうすると中心付近に自分、外周方向に空という形の円形の画像になったと思う。
ここで「ok」を押して確定

こうするとTHETAで撮影したときの足元方向が中心付近に集まっている
後は、その中心付近をスタンプツールで周辺をコピーしつつ自分の姿を消していく。
このとき使用するブラシは周辺がぼけている、少し大きめのもの(ブラシサイズ30ー80ピクセルくらいかな)を使うとやりやすい。

そして自分の姿を消し終わったら。

またGIMPのメニューのフィルタ→変形→極座標を選ぶ
ここで今度は「top polar」というチェックを外す。
すると写真が元の形に戻るはず。

こうやって加工しておくと360度写真として表示したときにも破綻がないものにできる。

そして、THETAで撮影した写真はピントの眠い写真になりがちなので
ほんのすこしフィルタでシャープにしておくと見栄えがする。

後は明るさをいじったり、色味をいじったり好きにすると良い。

そんで、気が済んだら書き込みだ。

GIMPのメニュー→ファイル→エクスポートで書き出す。

エクスポートで書き出すと、元の画像に上書きしてしまうので注意。
上書きしたくない場合、別名でエクスポートしてください。

それでエクスポートする際に「XMPデータの保存」にチェックが入っていることを確認する。
ここに位置情報が格納されているのでチェックを外すと、位置情報を設定し直さないとならないので注意。

これでGoogleストリートビューに投稿する360度写真の準備はオッケー。

【Googleストリートビューに写真を登録する】
Googleストリートビューに写真を登録する方法なんだけど
以前はパソコンからGooglePhotoにアップロードして公開ってのができたハズなんだけど、最近はできなくなったみたい。

なので、こういう手順でやるとできますよってことを公開します。
まず、iPhoneでGooglePhotoとGoogleストリートビューのアプリを入れて使えるようにしておきます。

そしてPC側でGooglePhotoのサイトを開いて
先ほど作成したTHETAの写真を加工したものをドラッグ&ドロップで登録します。

その後、Googleストリートビューを開いて、360度写真のインポート→Googleフォトと選ぶと
先ほどGooglePhotoに登録した写真が出てくるので、選んでインポートします。

そんで公開する画像を選んで公開する。

すると「登録しています」とか「公開しています」とか表示が出るので
これでGoogleストリートビューに公開できたことになります。

自分が登録した写真はすぐに確認できるけど、他の人にも見れる一般公開されるには少し時間がかかるみたい。

短いときには30分くらい、長いときには数時間くらいかかるっぽいので
登録した翌日くらいには見れると思って気長に待ってみましょう。

360度写真を撮影してGoogleストリートビューに公開するまでの流れとかコツの公開でした。

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