はじめに
ここでは、R初心者向けに、「変数」について解説します。
変数の定義
変数を定義する際には「変数名 <- 値」という書き方をします。
真ん中の記号は、右辺を左辺に代入するという意味を持った矢印だと考えても良いでしょう。
他の多くのプログラミング言語と同様に、「変数名 = 値」という書き方もできます。
var.str = "Hello, World!"
var.int = 123
var.bool = TRUE
変数名には、半角英数字、ピリオド(.)、アンダースコア(_)が使えます。
変数名が2単語以上になる場合は、ピリオドでつなぐのが一般的です。
どんな値が格納されているのか、誰が見てもすぐに分かるような変数名をつけるようにします。
詳しくは下に書きますが、変数は値を更新することができます。
一方で、値を更新しないことを前提として変数(定数)を定義する場合は、変数名を全て大文字にしておくと、値の更新がない定数であることが分かりやすくなります。
CONST <- "定数" # 仕様上値を更新することはできる。
変数の値の参照
変数名をprint関数の引数に指定することで、値を参照することができます。
var.str = "Hello, World!"
print(var.str)
var.int = 123
print(var.int)
var.bool = TRUE
print(var.bool)
print("var.str") # 「var.str」と出力される。
変数名をクォーテーションで囲んでしまうと、変数の値ではなく、変数名そのものの文字列として出力されてしまうので、注意が必要です。
変数の値の更新
既に定義されている変数に対して、「変数名 <- 値」または「変数名 = 値」とすることで、変数の値を更新することができます。
var <- "Hello, World!"
print(var) # 定義
var <- "Hello, R!"
print(var) # 更新
まとめ
ここでは、Rにおける変数について解説しました。
色々な場面で使うものなので、実際にスクリプトを書きながら理解を深めると良いと思います。