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OCI ブート・ボリュームを置換えてみた

Last updated at Posted at 2025-03-19

今回やりたいこと

以下の構成図を参考に、VM1にアタッチしているブート・ボリュームのバックアップをリストアし、VM2のブート・ボリュームとして置き換えます。
スクリーンショット 2025-03-19 16.39.35.png

事前準備

比較用として、VM1にはtest.txtというサンプルファイルを作成・格納しておきます。
スクリーンショット 2025-03-19 16.50.40.png

手順

1.ブート・ボリュームのバックアップを手動作成

最初にブート・ボリュームのバックアップを手動で作成します。
OCIコンソール画面左上のナビゲーションメニューから「コンピュート」→「インスタンス」を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 16.59.10.png

ブート・ボリュームのバックアップを行うインスタンス(ここでは「VM1」)を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.00.19.png

左下にある「ブート・ボリューム」からブート・ボリューム(ここでは「VM1(Boot Volume)」)を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.03.42.png

左下にある「ブート・ボリュームのバックアップ」から「ブート・ボリュームのバックアップの作成」を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.04.28.png

任意の名前(ここでは「VM1-FullBK」)を入力、バックアップ・タイプを「完全バックアップ」にして「ブート・ボリュームのバックアップの作成」を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.06.27.png

1分程度で作成完了となります。
スクリーンショット 2025-03-19 17.13.31.png

2.バックアップしたブート・ボリュームをリストア

次にバックアップしたブート・ボリュームを使用できる状態にリストアを行います。

バックアップしたブート・ボリュームの3点リーダーから「ブート・ボリュームのリストア」を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.15.28.png

任意のブート・ボリューム名(ここでは「VM1-CL」)を入力、他の項目は必要であれば変更を行う、「ブート・ボリュームのリストア」を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.18.20.png

こちらは10秒程度で作成完了となります。
スクリーンショット 2025-03-19 17.21.37.png

以上でブート・ボリュームのリストアは全て完了となります。

3.ブート・ボリュームの置換え

リストアしたブート・ボリュームを使用して、別インスタンス(ここではVM2)の置換えを行います。
置換え先のインスタンスの詳細画面の「More actions」から「**ブート・ボリュームの置換え」を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.24.29.png

ここではブート・ボリュームの保持を有効化して、以前のボリュームを保存します。
またブート・ボリュームをリストアしたものに置き換えて「保存」を選択します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.26.59.png

ブート・ボリュームの状態が「デタッチ中」と遷移して既存ブート・ボリュームがデタッチされます。
スクリーンショット 2025-03-19 17.30.24.png

デタッチに伴い、インスタンスの状態も「停止済」となり、再起動中となります。
スクリーンショット 2025-03-19 17.31.25.png

デタッチ後、ブート・ボリュームの状態が「アタッチ中」と遷移してリストアしたブート・ボリュームがアタッチされます。
スクリーンショット 2025-03-19 17.31.12.png

状態が「アタッチ済」と表示され、ブート・ボリュームの置換えが完了となります。
スクリーンショット 2025-03-19 17.31.42.png

インスタンスの詳細画面を確認すると、「実行中」の状態に戻っております。
スクリーンショット 2025-03-19 17.31.50.png

作業リクエストを確認すると、約1分半で完了します。
スクリーンショット 2025-03-19 17.38.26.png

4.動作確認

VM2のOSにログインして、サンプルファイルtest.txtが配置されているか確認を行います。
スクリーンショット 2025-03-19 17.44.55.png

ご覧のようにVM1と同じタイムスタンプでサンプルファイルtest.txtが格納されており、置換えは成功となります。

まとめ

ブート・ボリュームの置換えについてのポイント:

  • ブート・ボリュームを置き換えるだけで、インスタンスのリストア不要で復元可能
  • マウント設定不要で簡単に置換え可能
  • ただし、再起動が発生するため、影響の少ない時間帯に実施する

以上で、ブート・ボリュームの置換え手順は完了です。

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