まえがき
新卒でシステムエンジニアになってから1年が経ちました。
この記事では1年目に心掛けていたことや、後輩くん達に意識して欲しいことを簡単にまとめます。
コミュニケーション
当たり前ですが、仕事関係でコミュニケーションが上手いと交友関係が広がり、結果働きやすくなります。
私は、外面を外交的に固めていたのですが、内心は人と話すのに消極的でした。
そんな私が1年目をやり過ごした方法をご紹介します。
できるだけ相手に興味を持つ
相手に興味を持つことを意識しました。これが当たり前のようでやってみるとなかなか疲れる、、、
具体的にはどんなこと???ということで例を2つ挙げてご紹介します。
例えば社内で趣味の話になったとしましょう。私(趣味:テニス)とAさん(趣味:サイクリング)が話しています。
例1
私「Aさんの趣味は何ですか?」
Aさん「サイクリングです!」
私「そうなんですね!(私と趣味違うな、、残念、、、)」
例2
私「Aさんの趣味は何ですか?」
Aさん「サイクリングです!」
私「そうなんですね!(サイクリングが趣味なんだ!)」
例1の場合、「私」は「Aさん」のことを「私と趣味が違う人」として認識します。
「私と趣味が違う人」なので、サイクリングの情報が薄くなってしまいがちです。そうなってしまうと、同じことを二度三度聞いてしまったり、会話のチャンスを逃してしまったりしてしまいます。
例2の場合、「私」は「Aさん」のことを「サイクリングが趣味の人」として認識します。
このように認識していれば、「昨日はいいお天気でしたね。サイクリングされましたか?」など、相手が話しやすい話題を提供することができます。
聞き上手を意識する
私の考える「聞き上手」とは、話し相手に気持ちよく話してもらうことです。
仕事を教えてもらっている時でも、雑談をしている時でも、相槌や質問・感想などで話を盛り上げるよう意識しました。
先輩は後輩から質問されると嬉しくてついつい話し過ぎてしまうものです。(私も含め)
話すのが消極的な私でも、お話中の気になった点をいくつか質問するだけで2時間以上もお話してしまったこともあります。(もちろん仕事の話←重要)
特に技術者のお話は深掘るほど核心的なお話を聞けるので、大きな学びに繋がりました。
また、仕事の時間をお話の時間にできるので、程よい サボり 気分転換になりました。
仕事の姿勢
ほぼ未経験でシステムエンジニア職に就いたので、入社時点で周りの方(同期含め)との知識差は大きく開いていました。
少しでも早く周りに追い着こうと意識したことをご紹介します。
暇な時間を作らない
仕事中とはいえ、どうしてもスキマ時間はできてしまいます。そんな時にすることを決めておくと時間を効率的に使えます。
例えば、先輩に「何か知っておいた方が良いことってありますか?」と尋ね、その回答をスキマ時間に調べたり、「スキマ時間ができたらこれをやろう」と自分で決めておいたことをやったりです。私は主に基本情報処理者試験とAWS関連の学習をしていました。
調べ物や学習で得た知識は、業務を行う上で大きな自信につながります。
また、業務時間中にスキマ時間をみつけて自己研鑽する習慣はとても重要だと考えます。
1日5分程度でも1年(365日)続けたら30時間ほどにまで積み重なります。
この30時間になるかもしれない毎日のスキマ時間をただぽけ〜っと過ごすのか、コツコツ積み重ねるのか、どちらが効率的な時間の使い方かはいうまでもないですね。まさにちりつもです。
ただ、「休憩せずに勉強しろ!!」と言っているわけではないです。休憩時間はスキマ時間ではありません。しっかりと脳を休ませ、できる限り良い状態で仕事を行えるようにしましょう。
自己研鑽も休憩も「仕事を効率的に行える」ようになるので長期的にみて「仕事を楽にこなせる・時間に余裕ができる」ようになります。
詰まるところ、自己投資です。
やりとりの証拠を残す
メモをひたすらとりました。当たり前のことですが、とても大事なことだと再認識したので記述します。
研修の内容、会議の内容、仕事のやり取りなどを記録し、振り返れる状態にしておくことで「言った・言ってない問題」の対策や、仕事忘れの防止ができます。
ホウレンソウを細かくする
言わずと知れたホウレンソウです。ホウレンソウを行うことで、方向性が合っているかの確認と、詰まっているところのアドバイスをもらうことができます。私が思う最大のメリットは、「ホウレンソウを行うことで相手と責任を共有できる」ということです。ホウレンソウを行う相手というのは、ほとんどの場合上司です。上司と進捗を共有し、上司がGOを出したのであれば、万が一失敗しても上司が肩代わりしてくれます(まともな上司であれば、、、)。
仕事以外
仕事以外の私生活であれこれ言うのはナンセンスだとは思いますが、
「休日何したら良いんですか?」
と後輩に質問されたことがあるため、私が大事にしていることをご紹介します。
依存先を増やす
趣味を増やしてみましょう。
多くの場合、仕事は週5日8時間行います。これは社会人にとって多くの時間を割くことになります。必然的に、会社・仕事への依存性は高まります。
会社・仕事が全てだ!という人がいたとします。仕事がうまくいっている時はいいのですが、仕事が不調な時は他の趣味(依存先)がないため何をやっても気分が落ち込むでしょう(極端な例)。
趣味が一つでもあれば、仕事がうまくいかなくても趣味で気分を上げることができます。
趣味の数は多ければ多いほど良いです(私調べ)。
エンジニアっぽいことを言うと「メンタルの冗長構成」とでも言いましょうか。
要するに、何か嫌なことがあった時にそれを忘れられるほどのめり込めるものを用意しよう!ってことです。
あとがき
初投稿でした。
新卒で入社して一年。後輩もでき、この一年どんなことしたっけなーという振り返りでこの記事を書きました。
ほぼ未経験からのスタートでしたが、今では自社製品の副開発責任者として試行錯誤の毎日を送っています。
知識もそれなりに着いてきて、他部署の先輩や直属の後輩くんから技術的な質問を受けることも珍しく無くなってきました。
この記事を書いたのは自己満ですが、どなたかの目に留まっていただけたら幸いです。