使用目的
ローカルでWeb GUIを備えたDBサーバー、いわゆるWebアプリケーション構築目的。常時起動させるので耐久性と性能を考慮してrock5bを選択した。RSの日本公式サイトから購入。
ssdからubuntuを起動させるのに苦戦したので備忘録としてメモ。HDMI入力を備えたrock5b+ってのが新しく出てるっぽい。
組み立て
適当なファンとヒートシンクを購入。ここが一番大変かも。
ヒートシンクは2.3cm角くらいまでは干渉なく貼り付けできそう。20mm * 21mm * 15mm
の熱伝導両面テープ付きを購入。ファンは40mm * 40mm * 10mm
を購入。40mm幅なら取り付け穴2コをそのまま利用できる。ただし取り付けには工夫が必要。
ボルトネジ(2.5M)40mm、ナイロンワッシャー(2.5M)、ナット(2.5M)をアマゾンで検索して購入。100コ入りとかなのでほぼ余る。
ボルトのグラつきを抑えるために、基盤をナイロンワッシャーで挟んでボルトの根本をナットで固定している。ワッシャーは絶縁目的も兼ねている。
電源はUSB-Cのラズパイ5用のものを購入。電源は相性などもあるらしく、5A出力が必要らしい。
無線のモジュールはインテル製のAX210NGW
を購入。接続するだけでドライバインストールなどしなくても動作した。
ssdはキオクシアのEXCERIA G2 SSD-CK500N3G2/N
。片面実装のもので部品干渉をできるだけ避けた方が良いと思うけど、アマゾンの購入ページだけでは確認できない。
本体含め全て揃えて5万円程度。これでアプリケーションサーバーが構築できるなんてとんでもない時代になったもんだ...(遠
ケースどうするか悩みどころ。7インチくらいのディスプレイを付けて運用するので何かを加工して自作する予定。
m.2 SSDから起動できるようにする
RKdevToolでROMを焼き直す。
以下のサイトのAdvanced (external) method
の項目を実行した。Windows11から行ったので、Option 2: Flash with Windows PC
のところ。Additional: erase the SPI NOR flash
は消去する方法なので実行しない。
OSをダウンロード
他サイト等で紹介されているリンクでダウンロードしたubuntuイメージでは起動しなかった。起動時にFailed to start Light Display Manager
のエラーとなり起動しない。
どうやって探し当てたか忘れたが、以下のサイトのデスクトップイメージをインストールしたところ無事起動できた。
ダウンロード後解凍してimgファイルを生成、balenaEtcherでssdへOSを焼いて接続。
使用したUSB-CのSSDケースはアマゾンで3,000円くらい。
初期設定
マウス、キーボード、ディスプレイを接続して電源を入れる。
無事起動すればユーザーの初期設定などの画面となる。
ネットワークを設定してネットに接続する。
Rootを有効化して昇格。
sudo passwd root
su -
vi をまともに使えるようにする。
echo "set nocompatible" >> ~/.vimrc
不要アプリケーション削除。
apt autoremove libreoffice*
apt autoremove rhythmbox
apt autoremove remmina
apt autoremove transmission*
アップデート。少し時間がかかる。
apt update
apt upgrade
sshdを有効化。今回はインターネットへ公開せずLANで使うので設定は特に変えずにそのまま使用。
systemctl enable ssh
systemctl start ssh
利用予定のものをインストール。
apt install apache2 mb-string
apt install samba
apt install postgresql
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_22.x | sudo -E bash -
apt install nodejs
Rock5Bを再起動。起動が確認出来たらマウスやキーボードなしで起動しても問題なく起動できる。これでSSHで接続できる。
mkdir MyApp
cd MyApp
npm init
npm install express --save