はじめに
エンジニアになると色んな言葉がでてきます。
しかし、最低限の言葉は知っている前提で説明がされるため、意味は記載されません。
今回はそのエンジニアの最低限を取り上げてみようと思います。
まずは
エンジニアになると、沢山のソフトをパソコンにインストール(導入)します。
Excelも表計算のソフトですし、ChromeやSafariはウェブ検索できるソフトですが、
特にエンジニアの開発では、プログラミングを書いて実行するための「統合開発環境(IDE)」と呼ばれるソフトをインストールして使います。
また、様々なソフトをインストールして、開発のできる状態に整えることを「環境構築」と呼びます。
エンジニアの基礎として、ソフトインストールの流れや、環境構築する際によく出てくる言葉を紹介します。
ソフトインストールの流れ
ソフトをインストールして使えるようにするまでの大体の流れは以下です。
- インストールしたいソフトを検索する
↓ - ダウンロードページから、ソフトのバージョンなどを選び、ダウンロードする。
↓ - ダウンロードしたソフトを、パソコンにインストールする。
ダウンロードはソフトのデータをPCに持ってくること。インストールはPCに適用して使えるようにすることです。スマホなどでは言葉の区別がされていないことが多いです。
ダウンロードページからソフトを選ぶ
ダウンロードできるページには、公式サイトや第三者が用意したダウンロードページなどがあります。
そしてその中には、色んなバージョンや選択肢があります。ここでは、よくある選択肢を紹介します。
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バージョンを選ぶ:ソフトは絶えずアップデートがされていています(例えば年ごとに2022年版、2023年版など)。適当なバージョンを選んでダウンロードします
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エディションを選ぶ:エディション=版です。無料版と有料版、普通版や拡張版などがソフトによって存在します
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自身のPC対応版を選ぶ:Windows版やMac版と記載があります
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「32bit版」か「64bit版」を選ぶ:選択肢がある場合は、64bit版を選んでおけば問題ないです。(64bit版の方が高性能)
実際の開発現場のメンバーは、開発に使用するソフトのバージョンやエディションを揃えます。これは、バージョンの違いによって、予期せぬ不具合がでることを避けるためです。
ダウンロードするバージョンの指示がある場合は、それに従います。
よく出てくる用語
- 実行ファイル(.exe)
- ファイル名の末尾が.exeで終わるものを実行ファイルと呼びます(Executable file)。ファイル名の末尾の例でいうとExcelでは.xlsxだったり、写真は.pngだったりします。.exeのファイルはダブルクリックすると、中の処理が開始されます。環境構築では、ソフトをPCにインストールするための実行ファイルをダウンロードします。これらは特にインストーラーと呼ばれます。
- 圧縮する・解凍する
- データのサイズを小さくすること、またそれを元に戻すことです。PCでは様々なファイルやソフトがやりとりされますが、通信するデータ量はそのファイルやソフトの大きさで決まります。できるだけ小さい方がデータ通信量は少なくなるので、一定のルールでデータを小さく圧縮する技術が使われます。
流れとしては「データを圧縮」→「データが移動(ダウンロードなど)」→「データの解凍」です。データ圧縮の解除は「解凍」と呼ばれます - Zip形式、Zipファイル
- Zipはデータを圧縮・解凍する技術のことです。zipファイルやzip形式と言われたら圧縮されたファイルのことを指します。7-Zipというソフトを使うことで、ファイルをzip形式へ圧縮や、解凍ができます
- パッケージ
- 色んなソフトや要素を一まとまりにしたものをパッケージと呼んでいます
- プラグイン・アドイン
- ソフトに入れる追加機能をプラグインやアドインと呼びます。ソフトをインストールした後に、プラグインを追加することがよくあります。(英語スペルチェックなどのプラグインもあります)
おわりに
エンジニア界隈では、環境構築こそが最難関と言われることがあります。
実際には環境構築手順のようなマニュアルが用意されて、それ通りに進めていくことが多いです。
あまり考えず、手順通りに進めるのも一つですが、この記事を呼んで、少しでも自分が今していることの理解が進み、楽しさを感じてもらえれば嬉しいです。