はじめに
2022年11月に認定Kubernetesクラウドネイティブアソシエイト (KCNA-JP) に合格しました。
この記事では、受験した感想やAWSなどの試験でおなじみのPearsonVUEで提供されている試験との違いなどをご紹介できればと思います。
認定Kubernetesクラウドネイティブアソシエイト (KCNA-JP)
認定Kubernetesクラウドネイティブアソシエイト (KCNA-JP) は、2021年11月にリリースされたKubernetes and Cloud Native Associate(KCNA)の日本語版として、2022年7月にリリースされました。
試験概要
- 問題数: 60問(多肢選択式)
- 合格ライン: 75% (45問正解)
- 試験時間: 90分
- 対応言語: 日本語
- 受験料: $275
- 実施形式: オンライン受験
試験対策
- 正直エントリー資格だし、そんなに難しくないだろうと思ったため、バンドル(認定試験+トレーニングコースのセット)についてきたトレーニングコースの内容を一通り眺めたくらいでした。
Kubernetes and Cloud Native Essentials (LFS250)
- クラウドネイティブとは?コンテナとは?Kubernetesとは?といった初歩的な内容について解説しているコースです。
- 章ごとにクイズが用意されており、類似した問題も本番試験で出題されましたので、内容は細かいところまで一通り抑えておくとよいと思いました。
受験方法
- 試験はオンライン形式です。
- 30分前から試験が開始できるようになっています。初見だとかなりワタワタすると思いますので、早めに開始することをおすすめします。
- PearsonVUEで提供されている試験と比較すると、プロクターによるチェックがそこそこ厳しめだったように感じました。
- カメラ越しにチェックされた内容は下記の通りです。ノートPCに備え付けカメラでもできなくはないと思いますが、普通に大変なので外付けカメラを使用されることをおすすめします。
- 部屋を360度見せてください
- 天井と床、机の上を見せてください
- キーボードやラップトップの下に何も置いていないか見せてください
- 腕時計などをしていないか、腕を見せてください
- イヤホンなどをしていないか、耳を見せてください
- スマホをカメラに映しながら試験中は手が届かないところに置いてください
- コップの水や透明なペットボトルを持ち込む場合は見せてください
受験した感想
- 日本語訳が非常にわかりにくいという点もあり、思っていたよりは難しかった印象です。
- ひどいことに日本語で書かれた内容と英語の原文で書かれた内容が全く違う問題もありましたので、日本語の問題文だけではなく、英語の問題文も念のため参照することをおすすめします(同じ文章の問題が2問連続で出てこなかったらたぶん気づかなかった。。)
- クラウドやKubernetesに関する経験をお持ちの方であれば、LFS250の内容を一通り抑えておけば問題なく合格できると思います。
- 個人的な体感としては、LFS250で取り上げられている内容の問題が7割くらい、それ以外の問題 or LFS250で取り上げられているものの詳しい説明などがない問題が残り3割くらいかな、という印象ですので、残りの3割くらいの部分をいかにカバーするかが合格の鍵になると思いました。