IBM Cloud Professional Developer v5について
IBM Cloud Professional Developer v5は、Developerを対象としたIBM Cloudの中級レベルの認定試験です。
筆者の前提スペック
- IBM Cloudは普段の業務でOpenShift, Watson, DBを使っている程度のライトユーザー
- 英語があまり得意ではない
学習教材
模擬試験
有料の模擬試験です。試験勉強前に腕試しも兼ねて受験し、なんとか合格できました(ちなみにこの時点での印象は、あれ?そんなに難しくない??でした)
試験終了後にスコアと合わせて、各出題分野における正答率が表示されるため、自分が理解できていない分野を把握するのにもちょうどよいのではないかと思います。
ラーニングパス
ラーニングパスが公開されており、こちらに沿って学習を進めていけば問題なく合格できると思います。
2022年6月現在、残念ながら、本試験ではStudy Guideがリリースされていないため、今回はラーニングパスを一通り眺めてから試験に臨みました。
試験結果
残念ながら1回目はギリギリ不合格(あと1問で合格だったのに。。)で、1回目の受験で正答率が低かった分野(私の場合は、Modern IntegrationとData Services)の教材を見直したうえで2回目を受験し、なんとか合格することができました。
受験した感想
- 個人的な体感ですが、IBM Cloudの中級レベルの認定試験の中で一番難しいと思いました。
- 私の英語力が貧弱なのもあると思いますが、試験の難易度が高いというよりは対策がしづらいという印象で、そんなのどこかに書いてました?!?!という問題がこれまでより多かったように感じました。
- CLIやコマンドの使い方など、実際に使っていないとわからないような問題もいくつか出題されたので、触れるサービスについてはハンズオンなどを通して実際に触っておいたほうがよいと思いました。
個人的に抑えておいたほうがよいと思った範囲
メモ書き程度ですが、以下のあたりは特に抑えておくとよいと思いました。
当然ですが、これらが試験に必ず出るという意図ではありませんので、ご注意ください。
- コンテナ(コンテナの概要やメリット、Dockerの使い方など)
- IBM Cloud Kubernetes Service(超重要、細かい部分まで抑えておくと◎)
- Red Hat OpenShift on IBM Cloud(全体的に抑えておくと◎)
- API Connect(特に認証まわり)
- Object Storage(Endpoint Type, Storage Class, SDKの使い方など)
- DB(特にDb2, PostgreSQL, Cloudant, Redis, etcdあたり)
- Watson(特にAssistant, Text to Speech, Speech to Textあたり)
- DevOps関連サービス(Continuous Delivery, DevOps Insights, Schematicsなど)
- Auto Scaling(Cluster Autoscalerの特徴やScaling Policyの種類など)
参考文献
- IBM Cloudの新認定試験IBM Cloud Professional Developer v5を受けてみた