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GitHubで動く💩Emojiを使えるChrome拡張を作った

Last updated at Posted at 2020-12-22

Custom Emojiは好きですか?SlackやDiscordにあるこういうEmojiのことです。

custom_emoji.gif

僕はSlackでもDiscordでもMattermostでもCustom Emojiが大好きです。GitHubやGitlabでSlackと同じEmojiが使えたら・・・と考えたことありませんか?

それ**「Chrome拡張なら実現できるんじゃね?」**と思って開発を始めました。

想定したユースケース

GitHub/Gitlabでもでも画像をアップロードすることで、Emojiっぽいことができます。が、文章にインライン表示されないし何より面倒です。あくまでSlackのように:EMOJI:として入力したいと思いました。

こんにちは :thumbsupparrot:と入力したら、以下のように文章に表示されるようにしたいです。
ezgif.com-gif-maker.gif

できたもの

GitHubのissueページでうんちのアニメーションEmojiを使えるようになりました。GitHub以外にも基本的にどのページでも使えます。作ってQiita書いたら力尽きてしまったのでまだChrome Web Storeにはアプリ提出できていません。気になる方はInstallationを参照してみてください。

demo3.gif

機能①: Emojiアップロード

ローカルのファイルシステムからEmojiファイルを複数まとめてアップロードできます。
一度アップロードしたらブラウザのローカルストレージに保存されるので、以降ブラウザを再起動してもそのまま使えます。

demo-upload.gif

機能②: 動かすWebサイトを限定する

ページ全体をスキャンしてEmojiに変換する処理は割と重たいので指定されたURLパターンにマッチするページのみ動かせるようにしました。

demo-url.gif

機能③: タグの種類によって非表示orサイズ変更

demo-size.gif

技術的な詳細

動き的にはかなりシンプルです。単純に表示しているページ全体をスキャンして:EMOJI:の文字列をimg要素に書き換えるだけです。が、単純に実装するとブラウザのレンダリングをブロックして使いづらいものになるので以下のチューニングを入れてユーザーエクスペリエンスを損なわないようにしています。

チューニング

  • 機能②により、限定したサイトのみで動かす
  • Emojiのデータをブラウザのメモリにキャッシュ
  • Chrome拡張のdocument_idleという指定をして、ブラウザがページをロードし終わった後にコードを実行する
  • requestIdCallback APIを使ってブラウザがIdleになるべく実行する
    • ページをスキャンし終わってEmojiの文字列をimgに置き換えていく処理を1タスクとしてキューに追加していく
    • requestIdCallbackに登録したハンドラから一つづつタスクをとって処理する

使用したライブラリ/サービス/データ

Installation

ParrotifyはまだプロトタイプでChrome Web Storeに出していないので、ソースからビルドする必要があります。


※クリックするとGitHubへ遷移します。

  • GitHubからソースをcloneする
$ git clone git@github.com:yukinarit/parrotify.git
  • ビルド
$ cd option-app
$ npm i
$ npm run build
  • Parrotifyをブラウザにロード
    • Chromeを開く
    • アドレスバーにchrome://extensionsと入力する
    • Load unpackedをクリックする
    • Parrotifyのディレクトリを指定する

おわりに

作者は普段はバックエンド開発者で、Chrome拡張やフロントエンドに関しては素人です。このアプリを面白いと思っていただいた方は、

  • LGTM
  • 機能追加やBugfix
  • フィードバック
  • タイポ修正やドキュメント

等いただけたら大変嬉しいです!

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