-
年収アップの為にエンジニアに転職したいけど、IT未経験だから相手にされるか不安
-
専門スキルが高められるIT職を目指したいけど、最初に何をすればいいのかわからない
こういった不安を持つ方に向けて記事を書いていきます。
これを書いている僕は初めてコードを書いてお金を貰ったのが2018年の夏です。
当時は全くのIT未経験で、エンジニアの皆さんが頻繁に開いている黒い画面に恐怖心を覚えているレベルでした(ターミナルのことです笑)。
気づけばそれから3年経ちましたが、今もプログラミングで金を稼いで生きているのは感慨深いものがあります。
そんな僕が断言しますが、未経験からエンジニアに転職することは普通に可能です。
(特に20代などの若者であれば、後述する理由により、さほど苦労はしないと思います。)
今回の記事で書いたのは、
- 完全未経験からエンジニアになるのは難しくない
- 超初心者がエンジニア職に就く為に具体的にすべきこと
の2点です。
未経験からのエンジニア転職者は無数にいる
まず大前提として、完全な異業種からエンジニアになる人はたくさんいます。
僕が今フリーランスとして参画している職場でも、リーダー的な立ち位置のエンジニアは
文系卒⇒営業⇒エンジニア
という経歴を辿ってきた人です。
大学の専門も情報系では全くなかったらしいですが、今では元気にReactを書いています。
かくいう僕自身も大学は文系学部を卒業しましたが、
2018年の夏頃にスタートアップのインターン生(フリーター)という肩書きでPythonのAIプログラミングを始めました。
その上で思うのですが、学ぶ意欲が普通にあれば
- フリーター ⇒ エンジニア
- 第二新卒でエンジニア
というルートは全然可能です。
というのも、ほとんどの案件では別にコンピューターサイエンスのガチの知識は不要だからです。
エンジニア界のガチ勢の技術力は本当に異常ですが、ガチ勢でなければ対応できない業務というのはそう多くありません。
そういった高度な知識基盤が要求されるのは、特殊OSやコンパイラなどを作ったり、ライブラリやフレームワーク自体を作るといった低レイヤーの実装が多いです(少し主観も入ります)。
現実に大半のエンジニアが担当している、
- PHP,Ruby,JSなどを駆使してWebサービスを作る
- KotlinやSwiftでスマホアプリを作る
- Pythonでデータ処理 AI を作る
- Javaで社内用管理システムを作る
と言ったタイプの通常案件では、ガチガチのコンピューターサイエンスの知識はあまり要求されないのです。
もし仮にデータベース設計などでアルゴリズムの深い知識が要求される場面があったとしても、乱暴に言ってしまえばそういう業務は新人には回ってこないのでOKです。
もちろん難しい内容も知らないよりは知っている方が良いです。
が、実際の現場ではgitやDockerなどの集団開発のツールを使いこなしたり、既存のライブラリをうまく組み合わせて効率的に開発を進める能力が重要です。
そして、そういった能力は、未経験者でも死ぬ気で頑張れば普通に習得できるものなのです。
初めはもちろん大変だと思いますが、そこはもう**……頑張れ!**という話ですね。
開発現場でむしろ経験が裏目に出ることもある
余談ですが開発現場ではむしろ経験が裏目に出ることもあると最近感じています。
たとえば僕が昔いた現場では、PM的なポジションにいる人が40代のおじさんでした。
彼は、自分が使い慣れた技術に固執していて職場全体に弊害をもたらしていたんですね。
例えば正当な理由もないのに**「gitではなく絶対にSVNを使え!」と言っていて**、レガシー環境を嫌う若手は萎えていたのです。
大前提として、エンジニアの世界は技術の移り変わりが激しいです。
それもあって単純に経験年数が多ければいいというものでもないのです。
**「ベテランを採るよりも若くて最新の技術に抵抗がないエンジニアの卵を育てていきたい」**と考えている企業は思いの他多いです。
これが冒頭で「20代であればエンジニア転職は難しくない」といった理由でもあります。
IT未経験でもエンジニアになる具体的方法
さて、ここからは未経験からエンジニアになるための具体的な方法を述べていきます。
結論から言うと、「とにかく今すぐ求人に応募して現場に飛び込む」という方法が一番おすすめです。
未経験者がいきなり現場に放り込まれるメリット
- 給料を貰える
- 早い段階で実績を作れる
- 何を習得すべきか明確になる
- 業務で必要に迫られれば、嫌でも覚える
昨今は就職斡旋型のプログラミングスクールなんかも出てきています。
が、そういったスクールは費用がトータルで数十万円もするのが相場になっています。
僕は、お金を払ってスクールに通うのも否定しませんが、逆にお金を貰いながら勉強する方を強くオススメします。
つまり、とにかく何か企業に入るなり、案件を獲得するなりして逆にお金をもらいながらエンジニアリングを学んでいくのです。
「そもそも未経験者が採用されるのかどうかが不安なのに、答えになっていなくない?」というツッコミが聞こえてきそうですが、ぶっちゃけ心配ないです。
最近では↓のように未経験者OKの求人だけを集めたサイトも出てきたからです。
こういったサイトを使えば、完全未経験でも自分に合った案件を探してエンジニアリングを実践で学ぶことが可能です(しかも給料つき)。
現場に放り込まれれば、プロとして何が必要化を一瞬で把握できる上、仕事として作業することで圧倒的に覚えられます。
そもそも、僕の経験則ではウダウダ考えて思い悩むタイプよりも、
どんどん行動して手を動かしていく人が最終的にエンジニアとして成長していきます。
エンジニアになるための方法が「まずエンジニアになること」というのは一見矛盾しているようにも思いますが、これは真理です。
英語を一番早く習得する方法が、とにかく海外で英語を使いまくることであるのと似ていますね。
とにかくエンジニアとして実績を積みポートフォリオを作れ
そしてとにかく一社目に入ってしまえば、その案件で担当したことは実績になります。
その後の転職やフリーランス活動で有利になりますし、案件によっては書いたコードをポートフォリオとして外部に公開可能かもしれません。
例えば、先ほどリンクを貼った、未経験専門のIT求人ナビですが、
これは完全未経験専門の求人サイトであるにも関わらず参画先企業には
- Cyber Agent
- グノシー
- リクルートテクノロジーズ
- バンダイナムコ
といった大手どころも名を連ねています。
こういったところを経由すれば経歴もかなり見栄えの良いものになるでしょう。
(逆に規模の小さい所に参画してコアな業務を担当することで爆速の成長を狙うのも超アリです。)
当然、登録に一切お金はかかりません。
登録しておくだけで案件の情報がどんどん流れてくるので、どんな案件が世の中に存在しているかを把握するのに使うこともできます。
案件に応募しながら世の中が求めているスキルをガリガリ勉強していくと良いです。
(デメリットは、四国地方など一部未対応地域があることです)
まとめ
長々と書いてきましたが、今回の記事の主張は非常にシンプルです。
- 未経験でも普通にエンジニアになれる
- とにかくまず仕事としてコードを書いてみろ
言っていることは、この2点だけです。
他のあらゆる業種でもそうですが、誰でも最初は未経験者です。
エンジニアは比較的優しい人が多いので、初心者OKの会社であればやる気がある若者を無下に扱ったりはしないです。
必要なのは、これまでの知識よりも技術を学んで自分と会社の将来を良くしていきたいと言う熱意です(クサイのでちょっと言ってて恥ずかしい)。
※ちなみに類似の求人サービスもあります(全て無料登録可能です)。
・IT求人ナビ新卒 …… 新卒に特化したIT求人サイト
・レバテックキャリア …… 大手総合エンジニア求人サイト
・GEEK JOB …… 転職支援+学習支援サービス(無料)。転職成功率97.8%
関連記事)
・【断言】エンジニアを辞めたい人へ。後悔する前にすべきことを経験者が解説