Power Apps キャンバスアプリをテナント外のユーザーを共有してみて、気が付いたことをメモします。尚、本件に関してはより正確な情報は公式アカウントに委ねます。
・テナント外のユーザーとアプリを共有する (B2B)
・ゲストと共有する
スマホアプリで、共有されたキャンバスアプリが見つからない場合がある
Power Appsの共有でテナント外のユーザーに共有しても、Power Apps内の「すべてのアプリ」「マイアプリ」で見えない場合がある。おそらくですが、これはゲストユーザーには、「ユーザーロール」しか割り当てられないことが影響していると思います。ただし、同じテナント内であれば、「共同所有者」になっていなくても、アプリケーションは一覧に現れるので、直接的な説明にはなっていないと思っています。
では、テナント外のユーザーと共有できていないかというとそういう訳ではなく、Webリンクを共有することで確かにアプリを使用することが可能になります。更に、私の環境の場合は、一度Webリンクでアプリを開いた後に、スマホアプリのPower Appsを開くと、以前までは見えなかったテナント外から共有されたアプリが確認することが出来ます。この辺り、まだ納得は出来ていないですが、現状では、テナント外のユーザーとキャンバスアプリを共有した時のちょっとした困りごとぐらいに考えています。
スマホにプッシュ通知を送ることが出来ない
Power Apps キャンバスアプリを決まったタイミングで使用して欲しいと考えていて、Power Automateを使って定刻に「Send push notification」を通知する処理を検討していました。
ただし、ここにも困ったことが発生して、Power Automateの「Send push notification」の宛先でテナント外のユーザーを設定しても、実際にテナント外のユーザーにプッシュ通知を送ることが出来ませんでした。
こちらも、
・Power Apps でプッシュ通知を送信する
により正確な情報が記載されていると思いますが、「開始する前」の項目で、「共同作成者のアクセス許可」に言及されています。上記の内容でも記載したとおり、テナント外で共有されたアプリは「ユーザーロール」しか割り当てられていません。なので、「共同作成者のアクセス許可」を与えることは事実上不可能である為、その為にテナント外のユーザーにアプリを共有しても「Send push notification」を使って、スマホアプリに通知を送ることは出来ません。しかし、スマホアプリで共有されたアプリが見えない現象との関連も確認が出来ていて、Webリンクでアプリを開いた後で、「すべてのアプリ」の中で共有されたアプリが見えている状態になっていると、プッシュ通知が受け取れることもありました。ただ、いずれにせよ、挙動が不安定な為、安心して利用できる状態ではないような気がします。
*回避策としては「ユーザーロール」であっても、Webリンクからアプリを開いて使うことは出来るので、Teamsにメンションを付けて、Webリンクを一緒にメッセージを送るという手法で、それなりに回避することは可能です。ただし、Power Appsのスマホアプリのみで完結したいと思うとちょっと難しくなります。
まとめ
とりあえず、上記の2点が試してみた情報になります(2020/10/17現在)。
そもそも、Power Apps自体が同一テナント内で使用することを想定した思想であるような気はしていますが、ちょっとテナント外のユーザーを共有して仕事をしたいを考えても、少しばかり制限事項が出てくるので、そのメモ程度に読んでもらえたらと思います。
*尚、上記の挙動の解釈に関しては個人的な考えも含まれていますが、Power Appsの挙動としては確認できていますので、もしテナント外のユーザーとの共有を検討している場合は、参考にして貰えたらと思います。
この記事を書いている時点(2020/10/17)で、ちょっと前にはなかったプッシュ通知のV2の情報が確認できました。なので、こちらが使用できるようになると少し変わるのかもしれません。
Power Apps Notification V2 (Preview)