最初に
私はWordPressを使って既存の静的サイトを動的サイトに改修する学習をしていました。
その過程で遭遇したエラーについて、対処法を備忘録として残したいと思います。
ツール・言語
ツール:VSCode(拡張機能”intelephense”)
環境:Local
言語:PHP
事象
WordPress標準関数wp_head()
を入力後、以下のエラーが表示されました。
※wp_head()
⇒HTMLのheaderを部品化する関数
▼エラー
Undefined function 'wp_head'.intelephense(P1010)
▼意味
wp_head()
は未定義の関数
調べた結果
”PHP拡張機能”intelephense”はWordPressオリジナル関数をサポートしていない。”
”intelephense”はコード補完やエラーチェックなどをしてくれるPHP拡張機能。
”intelephense”の初期設定では、WordPress関数をサポートしていないとの事。それが原因でエラーチェックに引っ掛かり、”wp_head()
は未定義の関数ですよ”とエラーが発生していました。
対処法
”intelephenseがWordPress関連の機能やライブラリをサポートできるように設定する”
▼手順
1.intelephense拡張機能を開く
VSCode左の拡張機能アイコンを押下
2.拡張機能の検索
左側の拡張機能検索フォームに”Intelephense”と入力して、表示されたIntelephenseの設定を開く
3.設定項目を検索
設定画面検索フォームで”Environment:Include Paths”と入力して検索
”項目の追加”ボタン押下
4.設定の追加
”項目の追加”ボタンを押下して、ワードプレスの関数が格納されているフォルダパスを入力。問題なければ”OK”ボタン押下
※”wp-includes”フォルダに関数が格納されている
筆者の場合、ローカル環境で”Local ”を使って作業していたので以下のようなパスになりました。
C:\Users\○○○○\Local Sites\作業中フォルダ\app\public\wp-includes
5.完了
パスを追加後、エラーが消えていれば成功です。
最後に
今回のエラーは、拡張機能”Intelephense”がWordPress関数をサポートしていないために起きたエラーになります。
wp_head()
関数で発生しましたが、他のWordPress関数を使っても発生します。
ですが、実際の所は”Intelephense”がエラーを出しているだけで、プログラムに影響はありません。そのまま使おうと思えば使えます。筆者も最初は無視して書いていましたが、最終的に10件以上のエラーが表示されてとても見ずらい状況になっていました。
これは良くないですね。
関係ないエラーが表示されていると、本来気づかないといけないエラーに気づけないこともあると思いますのでしっかり直しましょう。
”Intelephense”を使って快適にコードを書きたい方は是非こちらの記事を参考にしてみてください。